- 閲覧前にご確認ください -

nmmn

この小説は夢小説です。
下のフォームに作者さんの指定した語句を入力してお読みください。

お名前設定

お名前変更フォーム

下記フォームに必要事項を入力し「登録」ボタンを押してください

名前

文字サイズ変更

二次創作
死ねばいいのに

#2


   俺のすべてを奪ってった
   彼女との出会いは
   誘拐事件の任務でのこと。


   いつのかも分からない
   俺が映ったニュースが
   部屋の中に充満して。


   救助対象の女性の隣
   寝ているだけに見えていた
   男性は刺し殺されていた。


   思わずデバイスを落とし
   その音に振り向いた彼女は
   涙を流して目を赤くした。




『...あなたを悪く言ったから』




   独り言を呟く程度。
   どうでもいいと言わんばかりに
   死体をぐ、と押す。


   小さなテレビに映る俺は
   たしか1年くらい前のもので、
   罵詈雑言を浴びていた。



 ”ヒーローなんて名前ばっかだ”

 ”いざ死にそうになったら人助けなんて言えない”

 ”自分に酔ってる偽善者め”



   任務を終えて
   何回も死んだあとの俺。


   人々のために命を賭した
   ヒーローに対してとは思えない声が
   ひどく記憶を支配する。




「...あ」




   よく、覚えている。


   悲しそうにするマナくんが
   見たくなくて叫んだ記憶を。




 ”「どんなんでも絶対助けてやるから
   助けられたときは泣いて謝れよ!
   ひどいこと言ってごめんなさいって!」”

 ”「ちょ、テツええんやって!」”




   液晶の中の俺は
   誰から見てもたしかに
   ヒーローだった。


   暴走する俺をマナくんが
   止めに入って映像は切れる。


   また冒頭部分に戻っていく。
   何でもない機能なのに
   妙に引き込まれた。


   リセットリピートを繰り返す様は
   俺の戦闘スタイルに酷似している。


   死んで、生き返って、死んで。

   
   息が詰まるのを感じて
   サッと目を逸らした。




『ずっと待ってた』
『助けてくれてありがとう』
『ヒーロー』




   ヒーローの存在が飽和して
   感謝もされなくなってきた
   当たり前の日常。


   そんな俺の世界に
   儚くて綺麗なありがとうが
   落とされた。

2025/08/10 06:00

むたです ID:≫ 13U0WLjJcZw1g
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 3

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL