この街は、悪人が居なきゃ平和な街だ。
だけど、悪人が来れば壊される。
その悪人を街の人に触れさせないよう、街を護るのが俺たちの仕事。
極楽名峰、それはこの街の護り神と言われているチームだ。
俺はその一員で、街を守っている。
誰一人、悪人以外、不幸にならないように。


？？｢遥斗！そっちは大丈夫か？｣
遥斗｢おう、夏鈴もサンキュ｣
俺、南遥斗は、街に入ってきた悪人と戦っていた。
量も普通の人にとっては半端じゃないが、俺たちにとっては普通。
50人居たって、5人くらいで片付ける。
ま、そんだけ強いって事だよな。
悪人A｢そんなによそ見してっと足取られんぞこの野郎！！｣
ブンッ！
遥斗｢おーおー、十分余裕があるんだね。つか、後ろ気にしたら？｣
俺が煽っている間に、夏鈴がそいつの後ろに行く。
後ろに気を取られた悪人は、俺の事なんて眼中に無い。
そこを狙って────、
ガンッ！
！？あっぶね…バットは無しだろ…
しかもせっかく夏鈴が後ろ取ってくれたのに……
ま、2人まとめてやっちゃいますか！
バックサイド1260
バシッ！
悪人A&C｢がはっ！？｣
夏鈴｢おーナイス！かっくぃー！｣
遥斗｢サンキュー。…！？おい夏鈴！後ろ！｣
夏鈴の後ろに、ナイフを持って刺そうとしている悪人がいる！？
夏鈴｢大丈夫。任せな｣
バルディーズ
悪人B｢がふっ……｣
遥斗｢すっげぇ！お前そんなん出来んのか！｣
吹っ飛んでいく悪人を見ながら、俺はふと思った。
遥斗｢お前、キック力強すぎじゃね？｣
そう思ったのは、さっきのバルディーズを見た時。
明らかに吹っ飛びすぎてんだよなぁ…
しかも巻き添え食らってる悪人が6人くらい居るし。
夏鈴｢そりゃあ、私はキック極めたからね｣
いやそんなドヤ顔で言われても…いや関心できるけど！
遥斗｢ま、俺らはB専門だしなぁ。｣
そう、極楽名峰には、専門がある。
A専門は、殴打や手刀など、主に手を使う専門。
B専門は、蹴りなどの、主に足を使う専門。
C専門は、全て使う専門。
まぁ、いざとなったら殴ることは出来る。
そう思っていた矢先、目の前でバットを振りかざす悪人が。
俺は咄嗟に避けようとしたが、悪人の方が早かった。
遥斗「やべっ…！」
その時。
ブンッ！
？？「うっし、間に合ったみたいやな！」
遥斗「陽介！」
陽介は、A専門で一番強い人。
陽介はどんどん悪人を倒していく。
陽介のおかげで、割と早く片付いた。
陽介「お疲れー！…なんや、お前らだけでも良かったやないか」
いや、お前が強すぎただけだがな。
遥斗「ふー…とりあえず、一件落着かな。」
夏鈴「ほい、おつおつ。」
陽介「お疲れ。」
そうして俺達は、夜の街を駆けていった。