彩ノ宮短編図書館
しんしんと、雪が降ったこの季節
寒いとはいた息は、白くて、もわっと曇ってた
ああ、憂鬱だ
この夕暮れはまるで私の気持ちみたい
でも、雪も夕暮れも、ずっと綺麗なものだった
夕暮れは、雪化粧。
まるで迷いもないようで
うらやましい
そう思ってしまう
あれはどれほど綺麗なんだろう
ずっと窓を開けて、外の景色を見ていると、下の階から母の大きな声がした。
「アンタ!宿題終わったの!?」
「はぁ」
机には、まるで雪みたいに、真っ白なノート。
「これだから、憂鬱なんだよなぁ…」
寒いとはいた息は、白くて、もわっと曇ってた
ああ、憂鬱だ
この夕暮れはまるで私の気持ちみたい
でも、雪も夕暮れも、ずっと綺麗なものだった
夕暮れは、雪化粧。
まるで迷いもないようで
うらやましい
そう思ってしまう
あれはどれほど綺麗なんだろう
ずっと窓を開けて、外の景色を見ていると、下の階から母の大きな声がした。
「アンタ!宿題終わったの!?」
「はぁ」
机には、まるで雪みたいに、真っ白なノート。
「これだから、憂鬱なんだよなぁ…」