彩ノ実短編図書館
すーすー
薄い壁一つ隔てた部屋で寝ている弟の小さな寝息が聞こえている。けれど私は、眠れない。
9時にはもう布団に入ったはずなのに、今はもう10時を過ぎている。
「ねっ寝れない。」
明日も学校があるし、ちゃんと寝ないと!早く!早く!
焦り始める。そんな時に少し明るい光が見えた気がした。
ベッドが高いので、窓に手が届いたので、カーテンを開けてみた。そうすると、まんまるで綺麗な満月が見えた。
薄黄色のほんのり見える光が美しかった。
「綺麗。」
「彩!起きなさい!」
「あ、もう朝?」
ありがとう。満月様。
薄い壁一つ隔てた部屋で寝ている弟の小さな寝息が聞こえている。けれど私は、眠れない。
9時にはもう布団に入ったはずなのに、今はもう10時を過ぎている。
「ねっ寝れない。」
明日も学校があるし、ちゃんと寝ないと!早く!早く!
焦り始める。そんな時に少し明るい光が見えた気がした。
ベッドが高いので、窓に手が届いたので、カーテンを開けてみた。そうすると、まんまるで綺麗な満月が見えた。
薄黄色のほんのり見える光が美しかった。
「綺麗。」
「彩!起きなさい!」
「あ、もう朝?」
ありがとう。満月様。