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彩ノ実短編図書館

#2

満月の夜に

すーすー
薄い壁一つ隔てた部屋で寝ている弟の小さな寝息が聞こえている。けれど私は、眠れない。
9時にはもう布団に入ったはずなのに、今はもう10時を過ぎている。
「ねっ寝れない。」
明日も学校があるし、ちゃんと寝ないと!早く!早く!
焦り始める。そんな時に少し明るい光が見えた気がした。
ベッドが高いので、窓に手が届いたので、カーテンを開けてみた。そうすると、まんまるで綺麗な満月が見えた。
薄黄色のほんのり見える光が美しかった。
「綺麗。」

「彩!起きなさい!」
「あ、もう朝?」
ありがとう。満月様。

作者メッセージ

これ自分的に1番思い入れがある小説です!
たったこれだけの文字数だけど、いろいろ想像して読んでいただければと思います。

2025/06/01 12:25

彩ノ実 ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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