- 閲覧前にご確認ください -

これは二次創作です!
地雷等がある方はここで引き返してください。
(原作と異なる点も注意していますがあるかもです)

文字サイズ変更

二次創作
或る日の太宰

#5

或る日の太宰と

しばらく空を眺めていると気付いた時には[漢字]既[/漢字][ふりがな]すで[/ふりがな]に日はどっぷり暮れていた。

太宰:「…そう云えば、これから君はどうするのだい?」

霊導師:「そうですね…まだ幽霊さんたちを導く旅の途中ですし、そちらに行きますかね」

太宰:「そうかい、気をつけて」

霊導師:「あぁ、そうそう、私ってあんまり忠誠心とかないんですよ」

太宰:「うん?それがどうかしたのかい?」

霊導師:「だから云っちゃいますけど、私を[漢字]ヨコハマ[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に呼んで織田さんに会わせたのは坂口さんと云うお方です」

太宰:「…へぇ……安吾が…」
一瞬でその周辺の気温が一気に下がった気がした。
けれどその娘は意外と肝が座っているらしく、気にせずに続ける。

霊導師:「あなたと話したそうでしたよ」

太宰:「まぁ、判っているのだけどね…」

霊導師:「では、私はこれで」
その言葉を合図に私たちはそれぞれの場所へ帰っていった。

[水平線]

太宰:「ただいま帰りましたぁ〜っと」

鏡花:「お帰りなさい」
敦:「あ、太宰さん、お帰りなさ…って、どうしたんですか!?」

太宰:「??」

敦:「いや、そんなに目を腫らしているのを見たことがなかったので…ほら、鏡見てみてください」
敦くんに促されて鏡を見るとそこには少し目を腫らした自分が映っていた。

太宰:「あ、本当だ。…敦くんって意外と敏感なのだね」

鏡花:「…大丈夫?」

太宰:「あぁ、大丈夫だよ」

国木田:「ーーーー何ださっきから…って太宰じゃないか。お前にしては遅かったな」

太宰:「……まぁね。古い友人に会ったんだよ」
大切な友人に、ね。
国木田くん何かを察したような顔をした。

国木田:「…そうか、報告書は後ででいいから先に顔を洗ってこい」

太宰:「わ〜、やっさし〜なぁ〜♪」

国木田:「…やっぱり今すぐにやれ」

太宰:「はいは〜い」
…と云いつつ別室へ行き、携帯電話を取り出す。

プルル…プルル…

太宰:「あぁ、もしもし安吾?うん、勤務中に掛けてくるなって?まぁまぁ落ち着いて…」
[水平線]
安吾:『で、なんですかいきなり…』

太宰:「いや、とりあえずお礼を云っておこうと思ってね。…ありがとう、安吾」

安吾:『…何のことですか?』
すぐにたぶらかすんだから。

太宰:「…織田作、会いたがっていたよ。『安吾も居ればよかったのに』って」

安吾:『……私はあの人には会えませんから』

太宰:「そうかなぁ……お礼云ったし、もう切るね。それじゃあ残業がんばってね〜!」

ツーツーツー…

本当にいきなり切れた。
でもまぁ、、
安吾:「…こちらこそありがとうございます」

[水平線]

太宰:「うぅーむ、敦くん。私の代わりにこの報告書ーーーーーーーーーー

敦:「やりません。というか太宰さんしか行ってないじゃないですか!」

太宰:「それもそうだねぇ〜」

太宰:「……」

織田作、やはり君の言葉は正しかったよ。

『人を救う側になれ』
『そのほうが、幾分かは素敵だ』

死ぬまでの暇つぶしにはとても[漢字]勿体[/漢字][ふりがな]もったい[/ふりがな]ないものがあったよ。

太宰:「さぁ〜て、もうひと頑張りするかな〜」

気合いを入れて私は(珍しく)パソコンへ再び向かっていった。

作者メッセージ

はい、今回もお読みいただきありがとうございます!
なんか夢中で書いて(打って)いたらとんでもなく長くなってしまっていました…
約1200文字、読んでください本当にありがとうございます!
気が向いたら番外編も出す予定ですのでよければお楽しみに〜
あと、気づいたら観閲数が100を超えてました!
ありがとうございます!!

2025/06/15 13:10

あんこもっち ID:≫ 4iN38NjxfYlTo
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 5

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL