僕らが初めて会った場所は大学だった。
僕が大学に入学するというときに丁度親が倒れてしまって、
僕は出席日数が足りなくって。
留年することになったんだっけ。
メンタルがボロボロになってしまって、
そんな時に彼女に出会った。

「大丈夫？」
「ぇ　あ、えと、」
彼女が急に話しかけてくるもんだから、僕は吃驚してまともに話せなかった。
「ご、ごめんなさい！なんだか元気がないように見えてしまって。迷惑ですよね...」
「いえ。大丈夫です。あ、ありがとうございます。」
彼女の出会いは少し気まずくて。
でも、優しくて元気な人だな。と、素直に思った。
この時から僕は既に彼女に惹かれていたかもしれない。

ある日友達から合コンに誘われて、
そんな時、彼女がいたんだ。
「お久し振りですね。同じ学部だったんですね！」
「は、はい。」
久し振りにあった彼女は前と同じようにいつも通り元気いっぱいだった。