麻実の短編集! リクエストオッケー!
──『願い星』。それは、願いを叶える流星。
──『願い星』。それは、希望をもたらす水星。
──『願い星』。それは、終わりを告げる火球。この設定どう?
「ゲホッゲホッ、うぅ」
私は星野灯。生まれつき病弱で、病院のベットから動けない生活を送っている。咳をし始めた私を、両親が心配そうな顔で覗き込んでいる。
「灯! 大丈夫? 苦しいの?」
「ゲホッ、だ、大丈夫だよゲホッゴホッ」
「まぁ、大変! お医者さん呼んでくるわね」
「だから大丈夫だってゴッホゴホッ」
見ての通り、両親は過保護だ。どうせすぐ命尽きるのに、なんでここまで愛情が大きいの……? 私には、重いよ……。
「うぅ、ゴッホゴホッ! ガハッ」
ピャッ!
やば、血反吐が出ちゃったし。どうしよ、咳も収まらないし……。
──『願い星』。それは、希望をもたらす水星。
──『願い星』。それは、終わりを告げる火球。この設定どう?
「ゲホッゲホッ、うぅ」
私は星野灯。生まれつき病弱で、病院のベットから動けない生活を送っている。咳をし始めた私を、両親が心配そうな顔で覗き込んでいる。
「灯! 大丈夫? 苦しいの?」
「ゲホッ、だ、大丈夫だよゲホッゴホッ」
「まぁ、大変! お医者さん呼んでくるわね」
「だから大丈夫だってゴッホゴホッ」
見ての通り、両親は過保護だ。どうせすぐ命尽きるのに、なんでここまで愛情が大きいの……? 私には、重いよ……。
「うぅ、ゴッホゴホッ! ガハッ」
ピャッ!
やば、血反吐が出ちゃったし。どうしよ、咳も収まらないし……。