傀儡の挽歌
「東京都の小学校で起きた無差別大量殺人事件から、今日で12年が経ちました。小学校では、被害者遺族が献花を捧げています―――。」
?「へぇ、あれから12年も経つんだ。時の流れは早いねぇ〜」
?「今時の警察は何やってんだろーね。私、まだ捕まってないし」
?「[太字]エルラぁ[/太字]、油断大敵だよぉ」
エルラ「そうだね。―――さってと……」
エルラ「[太字]佐都[/太字]のとこ、行ってくる」
?「行ってらっしゃあ〜い」
コツコツと音を立てながら光の方へ歩いていくエルラ。
それとは正反対に、闇の方へ歩いていく何か。
?「毘沙さん、収集完了です」
日向「―――やはり、毘沙さんの予想で会っていました。流石です。……流石なんですけど。」
日向「すっげぇキツいです。早く帰りたい。」
毘沙「あと一日。頑張って。」
日向「ゔぇ………はい…」
[水平線]
エルラ「やっほー久しぶり」
?「久しぶり。簡潔にどうぞ」
エルラ「これ。墓に持ってって」
佐都「……分かった。」
ぐしゃっと、花を握り潰して。
マンションのエレベーターに乗って。
佐都「邪魔するぜー」
?「どーぞー」
桃色の髪がドアの隙間から見える。
握り潰した花は通路に落として。
犯罪者と関わっているなんて隠して。
靴を脱ぎ捨て足を乗せる。
?「へぇ、あれから12年も経つんだ。時の流れは早いねぇ〜」
?「今時の警察は何やってんだろーね。私、まだ捕まってないし」
?「[太字]エルラぁ[/太字]、油断大敵だよぉ」
エルラ「そうだね。―――さってと……」
エルラ「[太字]佐都[/太字]のとこ、行ってくる」
?「行ってらっしゃあ〜い」
コツコツと音を立てながら光の方へ歩いていくエルラ。
それとは正反対に、闇の方へ歩いていく何か。
?「毘沙さん、収集完了です」
日向「―――やはり、毘沙さんの予想で会っていました。流石です。……流石なんですけど。」
日向「すっげぇキツいです。早く帰りたい。」
毘沙「あと一日。頑張って。」
日向「ゔぇ………はい…」
[水平線]
エルラ「やっほー久しぶり」
?「久しぶり。簡潔にどうぞ」
エルラ「これ。墓に持ってって」
佐都「……分かった。」
ぐしゃっと、花を握り潰して。
マンションのエレベーターに乗って。
佐都「邪魔するぜー」
?「どーぞー」
桃色の髪がドアの隙間から見える。
握り潰した花は通路に落として。
犯罪者と関わっているなんて隠して。
靴を脱ぎ捨て足を乗せる。
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