天の神様の言う通り
今日も人は息をする。
息をするシステムを創ったのは[太字]神様[/太字]で、生きている喜びに感謝するのが[太字]人間で[/太字]。
命の芽生えがあれば、人は喜びその命に全力を注ぐ。
いつか、壊れることも知らずに。
[水平線]
『3番線に列車が参ります。
黄色い線の内側に立ってお待ち下さい。』
プシューッ…
午前7時。
通勤ラッシュ真っ只中のホームに列車が停まる。
スーツを来た人、酷くクマができている人。
これから始まる仕事へと向かうために、重い足を運んで踏み入れる。
今日も満員だ。いつもと変わらず―――。
[小文字][小文字][小文字]「ね、ねぇ……」
「ん?」
「あそこ、燃えてね………?」
「え、火事じゃね?w」
「職場の近くなんだけど…マジで最悪……」
「うっそ、燃えてるじゃん…」[/小文字][/小文字][/小文字]
次第に騒がしくなる電車内。
「っせぇんだよ!黙っとけよ…」
それに苛ついたのか、喋っている声よりも遥かに大きい声で叫ぶ人。
電車内が混乱し、慌てた様子でアナウンスがされる。
『えーー、この電車は、火事により駒場東大駅に停車します。乗客の皆様は、安全第一に行動してください。』
キーッ…
「押すなよ!落ちるだろうが!!」
「ちょっ、どいてください!死ぬ!」
改札には人が押し寄せる。
焦ってカードを落とし、それを探す人。
そんなことそっちのけで前の人を突き飛ばす人。
[太字]たった一人の異能で、ここまで混乱を招いてしまう。[/太字]
その混乱を終わらせる人は、居るだろうか――。
「困ったね。また異能かいな」
茶髪の男が、頬を爪で引っかく。
すると、垂れてきた血がぐにゃりと変形し、ナイフに変わる。
「[太字]霙、お前は観察してろよ[/太字]」
霙、と呼ばれた男は目で応えると、茶髪の男はそのナイフを火事の方向に向かって投げた。
霙「[太字]楸!お前もなんか情報提供しろよ![/太字]」
楸、と呼ばれた男は振り返り応え、炎に突っ込んでいく。
炎からは爆発音、金属と金属が擦れる音。
焦げたような臭いと異臭。
そして―――
[太字]普段の異能からは感じられない、能力の強さ。[/太字]
霙「やっぱか…。」
驚き、よりも呆れが勝った表情で見据える。
やがて炎の威力は弱まり、楸が出てくる。
楸「……だろうねってとこ。これは[太字]盃[/太字]に言った方が良い感じかな。」
霙「そうか。ま、これも情報の一種。」
霙「[太字]神を殺す為には、都合がいいくらいだ。[/太字]」
[太字][明朝体]普段の異能よりも遥かに強い異能を、殲滅異能と呼ぶ。
殲滅異能とは、情緒不安定や、強いストレスによって発生する異能者のごく一部が使える異能。
別名、神からの祟り。
日本政府は、殲滅異能の増加を止めるためにカウンセリングや電話で対応できる部署を立ち上げた。
だが増加は止まらず右肩上がりで、政府も対応に追われていた。
そんな中、希望の光が一つ。
神様から、[漢字]能力[/漢字][ふりがな]贈り物[/ふりがな]が届けられた。
12月25日、クリスマスプレゼントとなって。[/明朝体][/太字]
[太字]……誰も知らないんだ。
本当はね―――、[/太字]
息をするシステムを創ったのは[太字]神様[/太字]で、生きている喜びに感謝するのが[太字]人間で[/太字]。
命の芽生えがあれば、人は喜びその命に全力を注ぐ。
いつか、壊れることも知らずに。
[水平線]
『3番線に列車が参ります。
黄色い線の内側に立ってお待ち下さい。』
プシューッ…
午前7時。
通勤ラッシュ真っ只中のホームに列車が停まる。
スーツを来た人、酷くクマができている人。
これから始まる仕事へと向かうために、重い足を運んで踏み入れる。
今日も満員だ。いつもと変わらず―――。
[小文字][小文字][小文字]「ね、ねぇ……」
「ん?」
「あそこ、燃えてね………?」
「え、火事じゃね?w」
「職場の近くなんだけど…マジで最悪……」
「うっそ、燃えてるじゃん…」[/小文字][/小文字][/小文字]
次第に騒がしくなる電車内。
「っせぇんだよ!黙っとけよ…」
それに苛ついたのか、喋っている声よりも遥かに大きい声で叫ぶ人。
電車内が混乱し、慌てた様子でアナウンスがされる。
『えーー、この電車は、火事により駒場東大駅に停車します。乗客の皆様は、安全第一に行動してください。』
キーッ…
「押すなよ!落ちるだろうが!!」
「ちょっ、どいてください!死ぬ!」
改札には人が押し寄せる。
焦ってカードを落とし、それを探す人。
そんなことそっちのけで前の人を突き飛ばす人。
[太字]たった一人の異能で、ここまで混乱を招いてしまう。[/太字]
その混乱を終わらせる人は、居るだろうか――。
「困ったね。また異能かいな」
茶髪の男が、頬を爪で引っかく。
すると、垂れてきた血がぐにゃりと変形し、ナイフに変わる。
「[太字]霙、お前は観察してろよ[/太字]」
霙、と呼ばれた男は目で応えると、茶髪の男はそのナイフを火事の方向に向かって投げた。
霙「[太字]楸!お前もなんか情報提供しろよ![/太字]」
楸、と呼ばれた男は振り返り応え、炎に突っ込んでいく。
炎からは爆発音、金属と金属が擦れる音。
焦げたような臭いと異臭。
そして―――
[太字]普段の異能からは感じられない、能力の強さ。[/太字]
霙「やっぱか…。」
驚き、よりも呆れが勝った表情で見据える。
やがて炎の威力は弱まり、楸が出てくる。
楸「……だろうねってとこ。これは[太字]盃[/太字]に言った方が良い感じかな。」
霙「そうか。ま、これも情報の一種。」
霙「[太字]神を殺す為には、都合がいいくらいだ。[/太字]」
[太字][明朝体]普段の異能よりも遥かに強い異能を、殲滅異能と呼ぶ。
殲滅異能とは、情緒不安定や、強いストレスによって発生する異能者のごく一部が使える異能。
別名、神からの祟り。
日本政府は、殲滅異能の増加を止めるためにカウンセリングや電話で対応できる部署を立ち上げた。
だが増加は止まらず右肩上がりで、政府も対応に追われていた。
そんな中、希望の光が一つ。
神様から、[漢字]能力[/漢字][ふりがな]贈り物[/ふりがな]が届けられた。
12月25日、クリスマスプレゼントとなって。[/明朝体][/太字]
[太字]……誰も知らないんだ。
本当はね―――、[/太字]
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