天の神様の言う通り
太一「……あー、生きた心地しねぇ…」
太一が俺の横でぷるぷる震えている。
チワワかな?()
まぁ、そりゃそうだよな。
5年目の節目に、隅田川花火大会。
最古の花火大会で歴史があるし、しかも二万発以上の花火が打ち上げられる。
そんなん、俺たちにとってはめっちゃ大きい仕事だ。
震える気持ちはめっちゃ分かる。
澪「……そろそろか、」
数十分ほど、無言が続く。
そして。
夜梨「…………準備はいいな?」
夜梨さんの一言で、周りの人たちの気持ちが団結する。
夜梨「……成功させるぞっ!」
『おー!』
[水平線]
カグヅチ「みんな一致団結してんねぇ。これから壊されることも知らずにさ。」
シナトベ「異能はいつも通りですか?」
カグヅチ「よ。級長戸辺命。いつも通り。」
天空の向こう、遥か彼方。
燃え盛る炎の中、平然とした姿で立っている神、二人。
炎の神である軻遇突智と、風の神である級長戸辺命だ。
軻遇突智は真下、東京都と思われる場所を見据える。
すると。
周りに広がっていた炎が割かれていき、地上が見える。
カグヅチ「…そろそろ行きますか。」
軻遇突智の言葉で、炎の足場が消える。
そのまま二人は落ちていく。
[水平線]
その頃、人間界では。
花火大会の真っ最中だ。
屋台で食べ物を買う人、縁日コーナーで遊ぶ人。
そんな人々を止めるようにアナウンスがされる。
花火が打ち上げられる合図のアナウンスだ。
花火師が集まるテントでは、澪たちが不安そうな、だけど楽しそうな顔で打ち上げる時を待っていた。
―――そして。
数十分後、柚月と澪が花火を、花火師たち、そして観客が打ち上げられる時を待つ――。
ヒュー……
ド、
[太字]バンッ![/太字]
そんな空気を切り裂くような音、一つ、二つ。
数え切れないほどの破裂音が、隅田川に響く。
澪「…まさか失敗した?けど、こんな多く――」
澪が絶望した顔で花火を見上げる。
――だが花火は、綺麗と言うには程遠い爆発物になっていた。
爆発して塵となった破片に火が付き、観客を襲う。
無論、澪にも柚月にも襲いかかる可能性はある。
…というか。
もう、襲いかかっているのだが。
澪「…!?なんだよ、何が起こってる!?……もしかして異能か!?」
澪は柚月の手を引いて走り出す。
その一方で。
逃げ惑う観客の波の中、四人、観察している者が。
楸「やっぱりか………んで、軻遇突智と」
やはり、楸たちである。
楸は頬を引っ掻き、出血させる。
血とは思えない歪み方をしてナイフに変わる。
霙「…陰陽師、そしてお前ら。死ぬなよ、絶対にな」
そう言うと、霙は神に向かって走り出す。
盃「さぁな。死ぬかどうかは知らん。」
盃も杯を持って霙の後を追う。
残された陰陽師と楸は火の玉を壊していく。
―――観客の恐怖は、最高に達していた。
…それは、澪も同じで。
澪の後ろには、倒れている女性が一人。
勿論柚月である。
背中は焼け、皮膚が爛れている。
澪「ハァッ…、[太字]『残機1』[/太字]」―――、」
澪がそう唱えた、はずだが。
もうその身体は動かなくなっていた。
太一が俺の横でぷるぷる震えている。
チワワかな?()
まぁ、そりゃそうだよな。
5年目の節目に、隅田川花火大会。
最古の花火大会で歴史があるし、しかも二万発以上の花火が打ち上げられる。
そんなん、俺たちにとってはめっちゃ大きい仕事だ。
震える気持ちはめっちゃ分かる。
澪「……そろそろか、」
数十分ほど、無言が続く。
そして。
夜梨「…………準備はいいな?」
夜梨さんの一言で、周りの人たちの気持ちが団結する。
夜梨「……成功させるぞっ!」
『おー!』
[水平線]
カグヅチ「みんな一致団結してんねぇ。これから壊されることも知らずにさ。」
シナトベ「異能はいつも通りですか?」
カグヅチ「よ。級長戸辺命。いつも通り。」
天空の向こう、遥か彼方。
燃え盛る炎の中、平然とした姿で立っている神、二人。
炎の神である軻遇突智と、風の神である級長戸辺命だ。
軻遇突智は真下、東京都と思われる場所を見据える。
すると。
周りに広がっていた炎が割かれていき、地上が見える。
カグヅチ「…そろそろ行きますか。」
軻遇突智の言葉で、炎の足場が消える。
そのまま二人は落ちていく。
[水平線]
その頃、人間界では。
花火大会の真っ最中だ。
屋台で食べ物を買う人、縁日コーナーで遊ぶ人。
そんな人々を止めるようにアナウンスがされる。
花火が打ち上げられる合図のアナウンスだ。
花火師が集まるテントでは、澪たちが不安そうな、だけど楽しそうな顔で打ち上げる時を待っていた。
―――そして。
数十分後、柚月と澪が花火を、花火師たち、そして観客が打ち上げられる時を待つ――。
ヒュー……
ド、
[太字]バンッ![/太字]
そんな空気を切り裂くような音、一つ、二つ。
数え切れないほどの破裂音が、隅田川に響く。
澪「…まさか失敗した?けど、こんな多く――」
澪が絶望した顔で花火を見上げる。
――だが花火は、綺麗と言うには程遠い爆発物になっていた。
爆発して塵となった破片に火が付き、観客を襲う。
無論、澪にも柚月にも襲いかかる可能性はある。
…というか。
もう、襲いかかっているのだが。
澪「…!?なんだよ、何が起こってる!?……もしかして異能か!?」
澪は柚月の手を引いて走り出す。
その一方で。
逃げ惑う観客の波の中、四人、観察している者が。
楸「やっぱりか………んで、軻遇突智と」
やはり、楸たちである。
楸は頬を引っ掻き、出血させる。
血とは思えない歪み方をしてナイフに変わる。
霙「…陰陽師、そしてお前ら。死ぬなよ、絶対にな」
そう言うと、霙は神に向かって走り出す。
盃「さぁな。死ぬかどうかは知らん。」
盃も杯を持って霙の後を追う。
残された陰陽師と楸は火の玉を壊していく。
―――観客の恐怖は、最高に達していた。
…それは、澪も同じで。
澪の後ろには、倒れている女性が一人。
勿論柚月である。
背中は焼け、皮膚が爛れている。
澪「ハァッ…、[太字]『残機1』[/太字]」―――、」
澪がそう唱えた、はずだが。
もうその身体は動かなくなっていた。
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