失恋からの恋
彩羅side
「……はぁ、」
「私の片思いだったんだな、」
初めて[漢字]君[/漢字][ふりがな]優[/ふりがな]を見たときから恋をしていた。
カッコいい姿、可愛らしい声、誰にでも優しく接しているとこ__
そんな君が私は大好きなんだ。
でも、今日片思いなんだって知った_。
優は明奈が好きと…、
私はこんなに優のことが好きなのに優には何一つ届いていない、
「片思いって辛いなっ…」
そう思いつつ家へ帰っていく道に優がいた
遠目で分からなかったが優は泣いているように見えたから私はすぐ駆け寄った
「......(ポロポロッ」
やっぱり泣いていた。
私は少しビックリしてうまく対応できなかった。
「えっ、優だ、大丈夫?」
「…彩羅ぁぁ(ポロポロッ」
何故優は泣いているのかは理解できなかった_
いや、まだ理解したくなかったからなのかも知れない。
「……(なでなで
[小文字]私だったら幸せに出来るのになぁ~…[/小文字]」
明奈ちゃんより絶対私の方が幸せに出来るのにっ…
「んぇ...?」
この時思った言葉が口に出てるとは知らず
少しだけ聞かれてたことを知るのはまだ先の話でしょう__。