文字サイズ変更

夢幻の世界の勇者様

#2

大樹の精霊

「大樹! 大樹はありますか?」
「ありますよ。ついてきてくださいな」
「はぁい!」
アルがはしゃぐ。
アルの遊び場は、大樹の木陰だったんだよな。
そして、遊び相手は───。
「…こちらになります」
「セル!」
大樹の精霊セルは大樹の前で横たわっていた。
「死した訳ではありませんが、もう生きる力がなくなってきているような感じになります」
「そう…ですか」
「セル! 起きて!」
「…あ、あるてみす…、私、大樹を守ったよ」
「ああ、ああああっ! ありがとう! …でも、あなたは死なないで!」

「…セルを運んだりしないのですか?」
すると女性は力なく首を振った。
「セルは…大樹の陰から出ることはできないのです」
「そうなんですね…」

アルは泣きじゃくった。
セルは、あのまま目を閉じて、死んでいった。
「こんなことって…魔王!魔王!許せない! お父様とお母様と国のみんなとそしてセルを、私の手から奪った!」
うわあああああああ~~~~~~~~んっ!!!!!!
アルの泣き声は、葉のない森に木霊した。

作者メッセージ

セルとは細胞のこと。大樹の一部という意味で名付けました。
名前がどこか、アルと似てますよね。

2025/05/25 12:20

晴友真弥花 ID:≫ 1rO9Bbo/Mf5vI
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 12

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL