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夢幻の世界の勇者様

#11

命の重み

「そうだ。俺は魔王に、この世界に飛ばされた。そして、ちょうど、弟が家出したってわめいていた姉上が、嗚呼弟が帰ってきたって言ったら、俺違いますなんて言えねえだろ?」
「…まあねえ、でも現実世界でも姉弟なんだよね?」
「ああ、姉上はな、現実世界で死んだよ。百姓の家の餓鬼守ろうとして死んだ。そん餓鬼も死んじまった次第だけどな〜」
惨い。惨すぎる。
しかし、戦いの世で、これは世の常だ。

「……でも、姉上、ずっと言ってたんだよな。命の重みは一国の主も一国の民草も同じだって。民1人でも死ねば、自分の生活は成り立たないと。体の構造は何一つ変わらないと。…ま、俺は普通の人間とちょっと違うけどな」
強いらしいしね。あは…
「なんで強くなりたいと思ったの? アゲハ様関連?」
「そう。姉上を守りたかったんだ。死んでも。でも、やっぱり姉上は、俺をわざと逃がした。姉上は未来を読めるんだ」
その時、屋敷の外から、男が駆けてきた。
「スサ様!! 魔物が攻めてきた!」
「魔物? 嘘でしょう?」
アルが震える。
「いや、この国で冗談を言うのは許されていない」
にいっ
スサの口角が上がる。
にやっと笑みを浮かべる。
[太字][大文字][大文字]「魔物? 上等だ! 望むところだぜ! 行くぞ、アポロン、アル!」[/大文字][/大文字][/太字]

2025/06/01 16:39

晴友真弥花 ID:≫ 1rO9Bbo/Mf5vI
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