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二次創作
黄金色の記憶

#25


ピピピッ


鳴り響く目覚まし時計のボタンを叩いて、音を消す。
すっとベッドから降りて………


「なんか、とんでもない夢を見た気がする」


悪夢じゃないんだけど、なんか重大なことが夢に出た気がするんだけど、マジで何にも覚えてない。
何だっけ。確か、パイナップルの夢だった気がする……

まぁどうせ夢だし、忘れて当然当然。
モヤモヤするけど忘れて、お母さんの朝ごはんを食べよう。なんだか甘い匂いがするなー今日はパンケーキだろうか?
せっかくだし、苺ジャムも付けてもらおう。



[中央寄せ]✂︎- - - - - - - - - - -✂︎[/中央寄せ]


[小文字]「[小文字]白蘭に続き「69番」って………お前なんでそんなに変な縁が出来てんだよ[/小文字]」[/小文字]
「「69番」が何ですか?」
「いや、独り言」


ぼそりと聞こえた瀛さんの言葉に反応をしても、また曖昧にされた。

しっかし「69番」が何だって?今にところ、エストラーネオファミリーの被験体とは一切関わりがないし、関わったら一般人としての経歴が傷つくので是非とも遠慮したいのだが。

まぁそんな事を言っても、瀛さんは強引に連れ回すんだけどね。
……何で私って、この人と関わっているんだろうか?そんなことを思いながらポイポイと本に埋まっている瀛さんを発掘する。
これで43回目だ。

なんでこの人はこんなにもよく本に埋まるのだろうか…………
この議題については脳内円卓会議にて何度も取り上げたが、40回目でとうとう考えるのを辞めた。諦めたともいう。


「そういえばお前ってどこの中学校受験するんだっけ?」
「第一志望が松ノ川学院で、第二が凱旋時です」
「国立が第二志望だなんて流石俺の弟子だねぇ。まぁ、校則が緩い松ノ川の方がお前に向いてるか」
「それは思います」


凱旋時は校則ガッチガッチで堅苦しそうなのに対し、松ノ川は制服は一応あるが、通学時は自由な服装で来ていいことや髪型も自由。

私は縛られるのは苦手なので松ノ川を第一志望にした。学費の方は父が仕事を頑張ってくれるから問題ないらしい……と、母が言っていた。
つまり、もっとマフィアの仕事を頑張る、という解釈で大丈夫そうですかねぇ。

不穏な感じがして、ぶるりと背筋が震えた。考えるのは辞めにしよう…………

というか、恭弥もそうだけどなんでみんな私の進路について聞いてくるんだろうか。別にどうでもいいけど。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

これで更新終了とさせて頂きます。ご閲覧、ありがとうございました。

2024/07/20 19:50

白鯨 ID:≫91YYGRbRUeQ9I
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