二次創作
黄金色の記憶
なにやら考え込む厨二病()の少年を観察しているとふと、気づいてしまった。
あっ、こいつエストラーネオファミリーの「69番」じゃね?っと。
エストラーネオファミリーとは、つい先月壊滅した外道集団のことだ。
なんでも過去の栄光を取り戻そうと特殊兵器を開発しようとして、人体実験から最っっ高にハイになれる白い粉、その他エトセトラ…を、取り扱っていたらしい。
思わず「滅びてもいいんじゃね?」と呟いてしまったそんな外道集団・エストラーネオファミリーを滅ぼした人物こそ、人体実験の被験体「69番」である。
幻術を主に使う中々のやり手で、瀛さんから貰った「関わったらめんどくさいやつランキング1000(最新版)」の第621位に入ってた。
ランキングの詳細欄には「人体実験の被験体として扱われていた経験からマフィアへの嫌悪感を抱いている」って書いてあったし、極力ボンゴレ関係者ってのはバレないようにしないとなー
えっ、詳しすぎる?ストーカー?
はいはい。うるさいよー裏社会で生き残るには情報収集は必須スキルだし、この前の裏社会新聞(全文暗号)でも特集やってたんだから知ってて当然デショ。
あんまり見すぎるのも不審かと、そろそろ目を逸らす。
いやー、めんどくさいことになって来た。
何とかしてこの「69番」に出ていって貰わないと。一応マフィア関係者だし、バレたら即敵認定さる。
夜道を安心して出歩きたいので出来る限り敵は作りたくない。
どうしよっかなー
あっ、そういえばさっき「69番」ってここ私の精神世界って言って無かった?絶対、言ってたよねぇ?
「あーえっと、質問なんだけど、ここって夢じゃなくて精神世界っていうんでしたよね?」
「ええ。そうですが」
私の突然の質問に「69番」君は無視せず答えてくれた。
その答えを聞いて私も顎に手を当てる。うん、いいこと思いついた。
「私の知り合いに古本屋さんが居てね。その人から素敵な本を貰ったんですよ」
「はあ。どんな本なんですか」
一体なんだと言いたげな「96番」くんだが、私が馬鹿でかい本棚から手に取った本を見て目の色を変えた。
本は「もし、精神世界に他人が入ってきたら?」という、可愛らしいイラストから大分イメージがかけ離れたタイトルだ。
私も読んだときは「んなはずねぇだろ」と思っていたが、まさか本当に他人が精神世界に入ってくるなんてなー
人生分からないもんである。
「その本は……!」
「精神科医兼思想家のタチアナ・ギッピウス:著、和田 洋一:訳の「もし、精神世界に他人が入ってきたら?」ちなみにHallow社出版で、1982年に絶版されてる幻の本」
ツラツラと出てくる本の情報を「69番」くんに説明しつつ、本の32ページを開く。
そこには精神世界に他人が入ってきたときの対処法が書かれていた。
『1、相手を拘束します』
足元に転がっていた服や文房具、机などが「69番」君を取り囲んで、まとわりつく。
みるみるうちに「69番」君の姿は見えなくなっていく。
『2、拘束できたら精神世界の外に通じる道を想像してください」
片手に三叉槍を持った「69番」君が拘束から逃れてこっちに向かってくる。精神世界で武器って持てるんだ……
でもまぁ、意味ないか。
「69番」くんがこっちに向かう途中の地面に真っ黒い穴が出現する。
『3、相手をそこに叩きこめっ!』
真っ黒い穴を避けようとした「69番」君だが、転がっていたガラクタに邪魔をされて穴の方に蹌踉めく。
そしてそのまま「69番」君の背中をおして、穴に落っことさせる。
はい。これで対処完了。
段々と小さくなっていくと「69番」君をみると、どうしても髪型の方に目がいってしまう。
いや……だってさっ……もう、パイナップルじゃん……
言わないけどさ。
あっ、こいつエストラーネオファミリーの「69番」じゃね?っと。
エストラーネオファミリーとは、つい先月壊滅した外道集団のことだ。
なんでも過去の栄光を取り戻そうと特殊兵器を開発しようとして、人体実験から最っっ高にハイになれる白い粉、その他エトセトラ…を、取り扱っていたらしい。
思わず「滅びてもいいんじゃね?」と呟いてしまったそんな外道集団・エストラーネオファミリーを滅ぼした人物こそ、人体実験の被験体「69番」である。
幻術を主に使う中々のやり手で、瀛さんから貰った「関わったらめんどくさいやつランキング1000(最新版)」の第621位に入ってた。
ランキングの詳細欄には「人体実験の被験体として扱われていた経験からマフィアへの嫌悪感を抱いている」って書いてあったし、極力ボンゴレ関係者ってのはバレないようにしないとなー
えっ、詳しすぎる?ストーカー?
はいはい。うるさいよー裏社会で生き残るには情報収集は必須スキルだし、この前の裏社会新聞(全文暗号)でも特集やってたんだから知ってて当然デショ。
あんまり見すぎるのも不審かと、そろそろ目を逸らす。
いやー、めんどくさいことになって来た。
何とかしてこの「69番」に出ていって貰わないと。一応マフィア関係者だし、バレたら即敵認定さる。
夜道を安心して出歩きたいので出来る限り敵は作りたくない。
どうしよっかなー
あっ、そういえばさっき「69番」ってここ私の精神世界って言って無かった?絶対、言ってたよねぇ?
「あーえっと、質問なんだけど、ここって夢じゃなくて精神世界っていうんでしたよね?」
「ええ。そうですが」
私の突然の質問に「69番」君は無視せず答えてくれた。
その答えを聞いて私も顎に手を当てる。うん、いいこと思いついた。
「私の知り合いに古本屋さんが居てね。その人から素敵な本を貰ったんですよ」
「はあ。どんな本なんですか」
一体なんだと言いたげな「96番」くんだが、私が馬鹿でかい本棚から手に取った本を見て目の色を変えた。
本は「もし、精神世界に他人が入ってきたら?」という、可愛らしいイラストから大分イメージがかけ離れたタイトルだ。
私も読んだときは「んなはずねぇだろ」と思っていたが、まさか本当に他人が精神世界に入ってくるなんてなー
人生分からないもんである。
「その本は……!」
「精神科医兼思想家のタチアナ・ギッピウス:著、和田 洋一:訳の「もし、精神世界に他人が入ってきたら?」ちなみにHallow社出版で、1982年に絶版されてる幻の本」
ツラツラと出てくる本の情報を「69番」くんに説明しつつ、本の32ページを開く。
そこには精神世界に他人が入ってきたときの対処法が書かれていた。
『1、相手を拘束します』
足元に転がっていた服や文房具、机などが「69番」君を取り囲んで、まとわりつく。
みるみるうちに「69番」君の姿は見えなくなっていく。
『2、拘束できたら精神世界の外に通じる道を想像してください」
片手に三叉槍を持った「69番」君が拘束から逃れてこっちに向かってくる。精神世界で武器って持てるんだ……
でもまぁ、意味ないか。
「69番」くんがこっちに向かう途中の地面に真っ黒い穴が出現する。
『3、相手をそこに叩きこめっ!』
真っ黒い穴を避けようとした「69番」君だが、転がっていたガラクタに邪魔をされて穴の方に蹌踉めく。
そしてそのまま「69番」君の背中をおして、穴に落っことさせる。
はい。これで対処完了。
段々と小さくなっていくと「69番」君をみると、どうしても髪型の方に目がいってしまう。
いや……だってさっ……もう、パイナップルじゃん……
言わないけどさ。
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