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黄金色の記憶

#10


[中央寄せ]「智世ちゃんは、“力”が欲しくない?」[/中央寄せ]


バトル が メインの ラノベ の 冒頭に 出て来そう なセリフ を 瀛さんが 言って きた !

せんたくし

 受け流す
▶︎厨二病そろそろ卒業しないと……
 鼻で笑う
 逃げる



突如、脳内に某ゲームの選択画面が思い浮かんだが、直ぐに消した。


そして瀛さんに一言。


「大人の厨二病は中々治らないって聞きますしね……」
「ちょっと、そんな哀れんだ目で俺を見るなよ!」


[漢字]コレ[/漢字][ふりがな]哀れみ[/ふりがな]意外の目って……じゃあ、どんなの向けたら良いんですか。
そんな思いも込めて見つめると、瀛さんは少し悩んでから「俺も、どんな目で見られたらいいんだろ…」と呟いた。

本人が知らないなら私も知らないです……

数秒の間

後に、瀛さんはいつもの不気味な笑顔でこちらを覗きこんだ。
思わず一歩下、ずると下がる。

本人曰く、精一杯の微笑みらしいが、口角やら目の細め方やらが完全に怪しい笑顔だ。
あっ、だからお客様来ないんじゃないの?
どうやら私は「如月書房」のある意味真理に気が付いてしまったようだ……


「マァ、まじめな話。智世ちゃんは武術とかに興味ない?」
「武術?映画ぐらいでしか見たことないので気にはなりますかねー」
「それなら是非一回は本物見てほしいなー」


と、言って瀛さんは「蛇牙流槍術」と書かれた紙を渡してきた。
紙にはどういう心構えの元、槍術を教えているのかなどから、具体的な指導法までも詳細に書かれていた。


「いやさー近所の道場でやってるんど、ちょっと流派が変わってるせいで門下生が結構少ないんだよねー。だから、何がなんでも子供を勧誘して来いって道場主に脅されちゃって」


その道場主さん、ほんとに大丈夫?いや、瀛さんが元気だから大丈夫なんだろうけど。


「だからさ、ちょっと行ってみない?」


瀛さんは相変わらず不気味な笑みを深めた。

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作者メッセージ

次回、道場編!

2024/07/11 17:20

白鯨 ID:≫91YYGRbRUeQ9I
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