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ある世界を救うまで

#8

仇討ち

「人間よ…その剣を使って何をする気だ?まさか我を倒そうというのか?」
「ああ、そうだよ。父さんを殺したお前を俺が許すわけないだろ!」
俺は父さんを家の壁に大切に横たわらせて言った。
俺の中からとてつもない怒りがあふれだすのがわかる。
「青年…その怒りを力に変えろ…やつを斬れ…刺せ…殺せ…」
剣から声が聞こえる。
いつもならそんな事は気が進まないが今は大賛成だ。
俺は奴を殺す。
父さんがされたように。
「笑止!」
ガイアが襲ってきた。
俺はそれをひらりとかわす。
ズシュッ
俺は万力を込めて奴を斬った。
「うああああっ!」
ガイアが悲鳴を上げる。
「我の皮膚がこんなにあっさりと・・・ありえん!貴様人間ではないのか?!」
ガイアが俺に聞く。
「人間だよ。お前は人間に殺されるんだ」
俺はガイアに怒りを向けてそう言った。
「調子にのりおって…ほざけ!」
ガイアが殴りかかってくる。
俺は殴りかかってきた腕を斬った。
「ぎゃっ!」
ガイアが甲高い声を出した。
俺はガイアが逃げられないように足を切り落とす。
ガイアは痛みがすごすぎて声すら出なくなったようだ。
「お前を今から殺してやる。俺が思いつくかぎりの残酷な方法で」
ガイアの顔が恐れでいっぱいになる。
俺はまず腕をもう一本切り落とそうと剣を振り上げた。
しかし…
「待て!タツヤ!」
父さんの声がした。びっくりしてとっさに振り返ってみるが父さんは横たわっている。
「体で話しているのではない。お前の心に話しているのだ」
「父さん!」
「やかましい!」
父さんの声に怒りを感じる。
俺に怒ってるのか?
「タツヤよ…わしの死に怒ってくれるのはうれしいが、ガイアに対する仕打ちは違う。いくらわしを殺したからと言って残酷な方法で殺すのは違う。それではお前もガイアと同じだ。殺すならば苦しみを与えず一気にやれい!恥ずかしくないのか!タツヤよ…怒りに感情を左右されるな。いついかなる時も自分を見失うな。わしが言いたいことはこれだけじゃ。そろそろ話せる時間も少なくなってきたのう…さらばじゃタツヤ。どうか生きてくれ…」
そうして父さんの声は聞こえなくなった。
俺は地面に崩れ落ちた。
俺はなんてことを…
父さんの言うとおりだ。
これじゃガイアと同じじゃないか。
その瞬間俺は決めた。
俺は自分の道を行くと。
怒りに自分を支配されないと。
俺はガイアの首を切った。
「あ…」
ガイアが地面に崩れ落ちる。
すまなかったな…
俺はそうガイアに謝り歩き出した。[/明朝体]

作者メッセージ

どうでしたでしょうか?
文章表現のおかしいところや感想などコメントで書いてくれると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2025/06/10 17:42

柴T ID:≫ 73uaQYEMLJl4k
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