ある世界を救うまで
「何をしている?」
「いや、私も手伝いをしようと・・・」
「言ったはずだ。お前はここに座っていろ」
ブレイブは自分の剣先で床を指す。
アリマさんは渋々そこに座り込む。
ブレイブは少し厳しすぎる。
疑うにもほどがあるってもんだ。アリマさんはもう敵じゃないって分かったはずなのに・・・
「タツヤ、アリマをあまり信用するな」
「何でですか?もうアリマさんは敵じゃないって分かったでしょう?」
「万が一のこともあるからだ。それに私たちの居場所がばれたのもあいつのせいかもしれん」
「考えすぎですよ。失礼です!」
「しかし・・・」
という感じで、ブレイブは一向に警戒を解かないのだ。
そんなに張りつめていたら身が持たないぞ。
「用意、できた」
そう考えていると、ユウナが俺を呼びに来る。
俺は見張り役だ。
扉の覗き穴から外を監視し、戦兵たちが来ないかどうかじっと見ている。
正直暇だが、これも必要な役割だ。
食事中に急襲を受ければひとたまりもないからな。
「タツヤ、かわるぞ」
「あ、ありがとうございます」
俺に代わり、そう言ったテッショウさんが扉の前に立つ。
手には干しパンパと水。
俺は背を向けて、ブレイブたちのいる居間へユウナと一緒に向かった。
~食事~
「ユウナ、温かいぞ。スープだ、急ごしらえだが」
「ありがと」
ふー、ふー・・・
こく、こく・・・
「温まる、ブレイブお姉さん」
「お、おね!?」
ブレイブの驚く姿なんて初めて見た。
恥ずかしがる姿は見たことあるが・・・あれは思い出さないほうがいいかな。
すっかりユウナはブレイブになついたようだ。
俺にはあんまり心を許してくれないのに、ブレイブとはぴったりくっついている。
ブレイブの方も嬉しそうだ。
似たような境遇なのかもな。
「俺の分、あります?」
「ああ、あるぞ」
そう聞くと、俺に温かいスープが差し出される。
ズズズ。
美味い。
身体が芯から温まる感じだ。
なんだろう、懐かしい味がする。
思い出した、ニンニークが入ってるんだ。
よく母さんが入れてたっけ・・・
ポロ、ポロ。
「どうした?タツヤ」
「あ、な、なんでもないです・・・」
どうも最近涙もろい気がする。
悲しいことがたくさんあるのは分かるが、少し泣きすぎだ。
涙はそんなに軽く流すものじゃない。
でも・・・母さん、、、!
なんであんなことになってしまったのだろうか。
仕方がないことなのかもしれない、運命なのか?
だとしたら運命なんて大嫌いだ。
「タツヤさん?」
ハッ!
いけない、自分に浸りすぎていた。
「大丈夫です。なんでもないですよ」
俺は心配するアリマさんの手を握り、そう答える。
「そうですか?何かあるなら聞かせてください。話くらいならできますから」
大変心強いことである。
ブレイブの言う事にも間違いはあるのだ。
アリマさん・・・いや、ハナさんはやっぱり人間だ。
しかも良い人間、真人間だ。
なんだか肩が軽くなった気がした。
これからの予定はこうだ。
まずは闇市場に潜入する。
そこで武器の手入れや、物資の調達を済ませたい。
ただ、占領されていることもあり得る。
十分気を付けなければならないだろう。
その後はどこかで寝泊まりだな。
いずれにしろ金銭面は問題ない。
国王が託してくれたからな。
「あれが闇市場・・・?」
「ああ、そうらしい」
俺たちは今、闇市場を見渡せる建物の屋上にいる。
辺りを見るに、闇市場は戦兵たちに放置されている。
ただやつらが少しずつ見回りをしていて、完全に手つかずというわけではなさそうだ。
「あの店なんてどうじゃ?」
テッショウさんが角っこにある1軒の店を指で指す。
「よし、ばれないように気を付けろよ?」
「わかってます・・・」
タタタ・・・
俺はそう言って、階段を下り始める。
刹那。。。
「;+><!」
見つかった!
5体ほどの戦兵が下から上がってきている。
「‘‘!」
バキュンッッ!
カキンッ。
「タツヤ、あいつらを早く片付けるぞ」
ブレイブが飛んできた銃弾を弾き、そう言う。
「はい!あ、そうだ・・・」
俺はポケットから砂の入った小さな革袋を取り出す。
そして下に向けてそれをばらまいた。
「オオオ・・・!」
「”#!?」
みるみるうちに、砂が人間に近しい姿に変わっていく。
そう、「砂の指揮官」を使ってみたのだ。
ただ、初めてだからまだ順応してないようだ。
兵士の姿がゆらゆらとしている。
「**!」
バキュン!
戦兵は動揺しながらも兵士を打ち抜く。
が・・・
「オオオ・・・」
兵士は砂でできているため、効いていない。
流石俺が手こずった専技なだけある、強い。
「タツヤ!」
「はいっ!」
俺は飛んできたブレイブを握り締める。
そして・・・
『弧斬』!
斬撃が弧を描くように戦兵を斬りつける。
「¥・・・」
バタバタ、ドサ。
戦兵たちは全員倒れた。
急所を狙ったため、恐らく死んだのだろう。
「行きましょう!」
俺たちは出口から店へ急いだ。
ドロ、ドロドロ・・・
「タツヤか・・・」
「いや、私も手伝いをしようと・・・」
「言ったはずだ。お前はここに座っていろ」
ブレイブは自分の剣先で床を指す。
アリマさんは渋々そこに座り込む。
ブレイブは少し厳しすぎる。
疑うにもほどがあるってもんだ。アリマさんはもう敵じゃないって分かったはずなのに・・・
「タツヤ、アリマをあまり信用するな」
「何でですか?もうアリマさんは敵じゃないって分かったでしょう?」
「万が一のこともあるからだ。それに私たちの居場所がばれたのもあいつのせいかもしれん」
「考えすぎですよ。失礼です!」
「しかし・・・」
という感じで、ブレイブは一向に警戒を解かないのだ。
そんなに張りつめていたら身が持たないぞ。
「用意、できた」
そう考えていると、ユウナが俺を呼びに来る。
俺は見張り役だ。
扉の覗き穴から外を監視し、戦兵たちが来ないかどうかじっと見ている。
正直暇だが、これも必要な役割だ。
食事中に急襲を受ければひとたまりもないからな。
「タツヤ、かわるぞ」
「あ、ありがとうございます」
俺に代わり、そう言ったテッショウさんが扉の前に立つ。
手には干しパンパと水。
俺は背を向けて、ブレイブたちのいる居間へユウナと一緒に向かった。
~食事~
「ユウナ、温かいぞ。スープだ、急ごしらえだが」
「ありがと」
ふー、ふー・・・
こく、こく・・・
「温まる、ブレイブお姉さん」
「お、おね!?」
ブレイブの驚く姿なんて初めて見た。
恥ずかしがる姿は見たことあるが・・・あれは思い出さないほうがいいかな。
すっかりユウナはブレイブになついたようだ。
俺にはあんまり心を許してくれないのに、ブレイブとはぴったりくっついている。
ブレイブの方も嬉しそうだ。
似たような境遇なのかもな。
「俺の分、あります?」
「ああ、あるぞ」
そう聞くと、俺に温かいスープが差し出される。
ズズズ。
美味い。
身体が芯から温まる感じだ。
なんだろう、懐かしい味がする。
思い出した、ニンニークが入ってるんだ。
よく母さんが入れてたっけ・・・
ポロ、ポロ。
「どうした?タツヤ」
「あ、な、なんでもないです・・・」
どうも最近涙もろい気がする。
悲しいことがたくさんあるのは分かるが、少し泣きすぎだ。
涙はそんなに軽く流すものじゃない。
でも・・・母さん、、、!
なんであんなことになってしまったのだろうか。
仕方がないことなのかもしれない、運命なのか?
だとしたら運命なんて大嫌いだ。
「タツヤさん?」
ハッ!
いけない、自分に浸りすぎていた。
「大丈夫です。なんでもないですよ」
俺は心配するアリマさんの手を握り、そう答える。
「そうですか?何かあるなら聞かせてください。話くらいならできますから」
大変心強いことである。
ブレイブの言う事にも間違いはあるのだ。
アリマさん・・・いや、ハナさんはやっぱり人間だ。
しかも良い人間、真人間だ。
なんだか肩が軽くなった気がした。
これからの予定はこうだ。
まずは闇市場に潜入する。
そこで武器の手入れや、物資の調達を済ませたい。
ただ、占領されていることもあり得る。
十分気を付けなければならないだろう。
その後はどこかで寝泊まりだな。
いずれにしろ金銭面は問題ない。
国王が託してくれたからな。
「あれが闇市場・・・?」
「ああ、そうらしい」
俺たちは今、闇市場を見渡せる建物の屋上にいる。
辺りを見るに、闇市場は戦兵たちに放置されている。
ただやつらが少しずつ見回りをしていて、完全に手つかずというわけではなさそうだ。
「あの店なんてどうじゃ?」
テッショウさんが角っこにある1軒の店を指で指す。
「よし、ばれないように気を付けろよ?」
「わかってます・・・」
タタタ・・・
俺はそう言って、階段を下り始める。
刹那。。。
「;+><!」
見つかった!
5体ほどの戦兵が下から上がってきている。
「‘‘!」
バキュンッッ!
カキンッ。
「タツヤ、あいつらを早く片付けるぞ」
ブレイブが飛んできた銃弾を弾き、そう言う。
「はい!あ、そうだ・・・」
俺はポケットから砂の入った小さな革袋を取り出す。
そして下に向けてそれをばらまいた。
「オオオ・・・!」
「”#!?」
みるみるうちに、砂が人間に近しい姿に変わっていく。
そう、「砂の指揮官」を使ってみたのだ。
ただ、初めてだからまだ順応してないようだ。
兵士の姿がゆらゆらとしている。
「**!」
バキュン!
戦兵は動揺しながらも兵士を打ち抜く。
が・・・
「オオオ・・・」
兵士は砂でできているため、効いていない。
流石俺が手こずった専技なだけある、強い。
「タツヤ!」
「はいっ!」
俺は飛んできたブレイブを握り締める。
そして・・・
『弧斬』!
斬撃が弧を描くように戦兵を斬りつける。
「¥・・・」
バタバタ、ドサ。
戦兵たちは全員倒れた。
急所を狙ったため、恐らく死んだのだろう。
「行きましょう!」
俺たちは出口から店へ急いだ。
ドロ、ドロドロ・・・
「タツヤか・・・」