ある世界を救うまで
タッ、タッ、タッ。
俺たちは今、路地裏を全速力で駆け抜けている。
現在、見張りは気絶し、そのため門が開けっ放しの状態。
あれほどの大きさの門だ。気づかれるのは時間の問題だろう。
しかし幸いなことに、まだ詳細な情報は出回っていないようだ。
あくまで侵入者がいる、というだけでそれは誰か、分からない。
今はとにかく、いい隠れ家を見つけ、そこで作戦を練るのが上策だろう。
「@*<>::!‘‘‘*?!」
まずい!見つかった!
そう思っていると、路地の先の通りにいた化け物数体が俺たちに気づき、追ってきた。
「っ!?」
そのうちの1体がぐんぐん俺たちに接近する。
ものすごいスピードだ。
「=~^^!」
化け物が俺に突撃してくる。
あのスピードの攻撃を食らえば、かなりのダメージが入る。
だが、そうはいかない。
ドッ!
「!?」
俺は壁を蹴り、化け物の攻撃をかわす。
「===!」
化け物が勢い余り、ユウナの方へ。
それをテッショウさんが受け止め、俺へ跳ね返す。
まるで玉投げ(キャッチボール)だ。
俺は迫ってくる化け物と一緒に、それを殴りつける。
「==‘!」
スピードを出した化け物が倒れこむ。
気絶したらしい。
後方の化け物たちはふらふらとしているが、まだやるようだ。
1体が俺に剣を向けてくる。
「ブレイブさん!」
ブレイブがウビョ(秒)単位で俺の元へ飛んでくる。
俺はそれを掴み、化け物を斬りつける。
「+**・・・」
化け物が銀色の液体を流し、倒れこむ。
「>?!‘‘‘!」
残りの化け物たちは、逃げて行った・・・
「ふう・・・行きましたね。もうこれで・・・」
「大丈夫ではないぞ、青年」
俺の言葉にブレイブが割り込む。
「恐らくだが、やつらは勝てないと悟り、報告をしに行ったのだろう。だとすれば訓練された集団の可能性が高い。リーダーは頭が切れるやつだろうな・・・」
成程。もっともだ。
「こいつ、何かの専技持ちですかね?」
俺はとびきり速かった1体を見て、そう言う。
「いや、見てみろ。これを」
見ると腰に何やら羽飾りのようなものがついている。
「これは・・・?」
「知ってる」
ユウナが突然口を開く。
「これ、アルマクスの羽飾り。高いんだよ」
「アルマクス・・・あのモンスターか」
アルマクス・・・?
聞いたことがない名前だ。
「モンスターだ。その羽と脚力でとんでもない速さで走ることができる。この飾りはその羽でできているのだろう。1種の加護だと思えばいいさ」
「成程、じゃあ・・・」
ブレイブは化け物の腰から飾りをちぎる。
「お前が持つのがいいだろう。ほら」
ブレイブはテッショウさんに飾りを渡す。
「ああ・・・じゃがわしでいいのか?」
「ああ。お前が一番足が遅い」
テッショウさんは肩をすくめる。
「悔しいが、そうじゃな。わしが持つのがいいじゃろ。にしても・・・」
テッショウさんは化け物たちを見る。
「なんじゃ?こやつらは」
こいつらの肌は灰色で、光が反射している。
そして全身に黒い模様が見られる。
「恐らく、新たな兵士だろう。地兵や雷兵のような・・・そうだな、『戦兵』とでも呼ぼうか。戦に長けているだろうしな」
戦兵・・・
一体何種類いるんだ。兵士は・・・
「とにかく先を急ぐぞ」
「はいっ!」
~しばらく走って~
「よし。ここがいいだろう」
着いたのは少し錆びた金属の建物。
看板には『アルン歯科医院』と書いてある。
歯科・・・トゥーバイグの話を聞いた後じゃ、イメージが全然違う場所だ。
「入るぞ」
テッショウさんが銃を構え、拳を握り締める。
俺はブレイブを握り、ユウナは人形を取り出す。
戦闘態勢だ。
青年、入れ。
カチャ・・・ドンッ!
俺たちは各方面に武器を向ける。
誰もいない。
俺は注意しながら奥へ進む。
中は綺麗で、扉から差し込んだ光が金属の壁を照らしている。
俺は手でテッショウさんに向こうの部屋を調べるように指示する。
テッショウさんは軽く頷く。
ガチャ。
俺は扉を開けるが、何もいない。
どうやらあちらも同じようだ。
俺は入ってきた扉を閉め、2階へ上がる。
ブレイブを構え、扉を開ける。
やはり誰もいない。
逃げたのか、殺されたのか・・・
血痕が見当たらない限り、逃げたのだろう。
いや、それを祈る。
青年、窓の扉を下ろせ。
「はい」
俺はブレイブに言われた通り、シャッターを下ろす。
テッショウさんは1階へ降りていった。
少ししてテッショウさんが戻ってくる。
「全て閉めたぞ」
「ありがとうございます」
俺も丁度、今全部、終わったところだ。
ブレイブが俺の手から抜け出す。
「じゃ、とりあえず力を抜いていいぞ」
俺は深く息を吐いて、近くの椅子に座った。
俺たちは今、路地裏を全速力で駆け抜けている。
現在、見張りは気絶し、そのため門が開けっ放しの状態。
あれほどの大きさの門だ。気づかれるのは時間の問題だろう。
しかし幸いなことに、まだ詳細な情報は出回っていないようだ。
あくまで侵入者がいる、というだけでそれは誰か、分からない。
今はとにかく、いい隠れ家を見つけ、そこで作戦を練るのが上策だろう。
「@*<>::!‘‘‘*?!」
まずい!見つかった!
そう思っていると、路地の先の通りにいた化け物数体が俺たちに気づき、追ってきた。
「っ!?」
そのうちの1体がぐんぐん俺たちに接近する。
ものすごいスピードだ。
「=~^^!」
化け物が俺に突撃してくる。
あのスピードの攻撃を食らえば、かなりのダメージが入る。
だが、そうはいかない。
ドッ!
「!?」
俺は壁を蹴り、化け物の攻撃をかわす。
「===!」
化け物が勢い余り、ユウナの方へ。
それをテッショウさんが受け止め、俺へ跳ね返す。
まるで玉投げ(キャッチボール)だ。
俺は迫ってくる化け物と一緒に、それを殴りつける。
「==‘!」
スピードを出した化け物が倒れこむ。
気絶したらしい。
後方の化け物たちはふらふらとしているが、まだやるようだ。
1体が俺に剣を向けてくる。
「ブレイブさん!」
ブレイブがウビョ(秒)単位で俺の元へ飛んでくる。
俺はそれを掴み、化け物を斬りつける。
「+**・・・」
化け物が銀色の液体を流し、倒れこむ。
「>?!‘‘‘!」
残りの化け物たちは、逃げて行った・・・
「ふう・・・行きましたね。もうこれで・・・」
「大丈夫ではないぞ、青年」
俺の言葉にブレイブが割り込む。
「恐らくだが、やつらは勝てないと悟り、報告をしに行ったのだろう。だとすれば訓練された集団の可能性が高い。リーダーは頭が切れるやつだろうな・・・」
成程。もっともだ。
「こいつ、何かの専技持ちですかね?」
俺はとびきり速かった1体を見て、そう言う。
「いや、見てみろ。これを」
見ると腰に何やら羽飾りのようなものがついている。
「これは・・・?」
「知ってる」
ユウナが突然口を開く。
「これ、アルマクスの羽飾り。高いんだよ」
「アルマクス・・・あのモンスターか」
アルマクス・・・?
聞いたことがない名前だ。
「モンスターだ。その羽と脚力でとんでもない速さで走ることができる。この飾りはその羽でできているのだろう。1種の加護だと思えばいいさ」
「成程、じゃあ・・・」
ブレイブは化け物の腰から飾りをちぎる。
「お前が持つのがいいだろう。ほら」
ブレイブはテッショウさんに飾りを渡す。
「ああ・・・じゃがわしでいいのか?」
「ああ。お前が一番足が遅い」
テッショウさんは肩をすくめる。
「悔しいが、そうじゃな。わしが持つのがいいじゃろ。にしても・・・」
テッショウさんは化け物たちを見る。
「なんじゃ?こやつらは」
こいつらの肌は灰色で、光が反射している。
そして全身に黒い模様が見られる。
「恐らく、新たな兵士だろう。地兵や雷兵のような・・・そうだな、『戦兵』とでも呼ぼうか。戦に長けているだろうしな」
戦兵・・・
一体何種類いるんだ。兵士は・・・
「とにかく先を急ぐぞ」
「はいっ!」
~しばらく走って~
「よし。ここがいいだろう」
着いたのは少し錆びた金属の建物。
看板には『アルン歯科医院』と書いてある。
歯科・・・トゥーバイグの話を聞いた後じゃ、イメージが全然違う場所だ。
「入るぞ」
テッショウさんが銃を構え、拳を握り締める。
俺はブレイブを握り、ユウナは人形を取り出す。
戦闘態勢だ。
青年、入れ。
カチャ・・・ドンッ!
俺たちは各方面に武器を向ける。
誰もいない。
俺は注意しながら奥へ進む。
中は綺麗で、扉から差し込んだ光が金属の壁を照らしている。
俺は手でテッショウさんに向こうの部屋を調べるように指示する。
テッショウさんは軽く頷く。
ガチャ。
俺は扉を開けるが、何もいない。
どうやらあちらも同じようだ。
俺は入ってきた扉を閉め、2階へ上がる。
ブレイブを構え、扉を開ける。
やはり誰もいない。
逃げたのか、殺されたのか・・・
血痕が見当たらない限り、逃げたのだろう。
いや、それを祈る。
青年、窓の扉を下ろせ。
「はい」
俺はブレイブに言われた通り、シャッターを下ろす。
テッショウさんは1階へ降りていった。
少ししてテッショウさんが戻ってくる。
「全て閉めたぞ」
「ありがとうございます」
俺も丁度、今全部、終わったところだ。
ブレイブが俺の手から抜け出す。
「じゃ、とりあえず力を抜いていいぞ」
俺は深く息を吐いて、近くの椅子に座った。