ある世界を救うまで
俺がサンダに斬りかかる。
サンダも槍を構える。
だが俺の方が一瞬早い。
ガキッ!
俺はまずサンダの槍に強くブレイブをぶつける。
サンダが少しよろける。
「!」
俺はその隙にサンダの体により強い一撃を叩き込む。
ガシャン!
サンダが体勢を崩す。
俺は追撃をしようとする。
青年!避けろ!
ビュッ!
俺がブレイブの言葉通り避けた瞬間、サンダの槍が目の前に突き出される。
さすが9王の一人…
一筋縄ではいかないか…
[明朝体]「くっ…」[/明朝体]
サンダがゆっくりと立ち上がる。
青年…
「はい?」
俺は小声でブレイブに答える。
私が思うに、奴は先ほどの技で体力をかなり消費しているのではないか?
技…さっきのやつか。
「確かに…」
さっきのサンダの大技、壁が跡形もなく壊れていた。
あれほどの技、何の代償もないのは不自然だ。
それにさっきより動きにキレがない。
疲れている、という推測は恐らく合っているだろう。
だとしたらこれはチャンスだ。
短い間に勝負を済ませよう。
ならば…
『超直感』発動!
怖いけど…
『過剰投厄』発動!
あれ?『過剰投厄』が発動しない?
と思ったら目の前に文章が出てきたぞ…?
『呪文を詠唱しないとこの専技は発動できません』
はあ?
そういえばこの専技の持ち主の地兵、なんか言ってたような…
『発動しない、発動する』
そりゃあやるだろ!
発動、する!
ピュン。
『病、災、心、傷、苦、悪、労、貧、飢。発動』
これを読めばいいのか…
「病…」
ブオッ!
「わっ!」
あぶねえ…
サンダがいきなり槍を俺に向けてきた。
まあこれほどの間、待ってくれるわけもないのだが…
青年?何をしている?
ブレイブが聞いてくるが俺は黙り込む。
ブレイブの質問に答えている暇はない。
とにかくここは専技の『超直感』を信じるしかない!
「病…」
ビュッ!
サンダが槍をまた振るが、俺はそれをギリギリで避ける。
「災…」
サンダの槍が光り出す。
これは…電撃だ!
相手の行動パターンは覚えたからな!
俺はサンダから距離をとるため、後ろに走る。
ヒュゥゥゥ…
「!?」
俺の体が反射的に動く。
俺が後ろを見ると、そこに壁はなかった。
「っ…」
俺は思わず声を出しそうになるがこらえる。
さっきの攻撃で壁が壊れていたんだった…
危ない危ない…
俺が前を向く。
[明朝体]「ぬっ!」[/明朝体]
その瞬間、槍の先端から電流が飛び出す。
バチッ!
俺の腕に攻撃がかする。
「…!」
さっきよりも電撃の威力が弱い。
やはり相手は体力を消費しているのだろう。
だが罠の可能性もある…
疲れているふりをしているだけかも…
いや、ここでやらずにどこでやる!
「心、傷…」
サンダが攻撃を仕掛けてくるが、俺はその攻撃を必死にかわす。
「苦、悪、労!」
俺の足に槍の先端が触れる。
ブシュッ!
赤い血が飛び出す。
しかし俺は止まらない。
いや、止まれない。
「貧、飢!発動!」
よし!
言い切ってやったぞ!
「うっ!」
その時、俺の体に妙な感覚が走った。
サンダも槍を構える。
だが俺の方が一瞬早い。
ガキッ!
俺はまずサンダの槍に強くブレイブをぶつける。
サンダが少しよろける。
「!」
俺はその隙にサンダの体により強い一撃を叩き込む。
ガシャン!
サンダが体勢を崩す。
俺は追撃をしようとする。
青年!避けろ!
ビュッ!
俺がブレイブの言葉通り避けた瞬間、サンダの槍が目の前に突き出される。
さすが9王の一人…
一筋縄ではいかないか…
[明朝体]「くっ…」[/明朝体]
サンダがゆっくりと立ち上がる。
青年…
「はい?」
俺は小声でブレイブに答える。
私が思うに、奴は先ほどの技で体力をかなり消費しているのではないか?
技…さっきのやつか。
「確かに…」
さっきのサンダの大技、壁が跡形もなく壊れていた。
あれほどの技、何の代償もないのは不自然だ。
それにさっきより動きにキレがない。
疲れている、という推測は恐らく合っているだろう。
だとしたらこれはチャンスだ。
短い間に勝負を済ませよう。
ならば…
『超直感』発動!
怖いけど…
『過剰投厄』発動!
あれ?『過剰投厄』が発動しない?
と思ったら目の前に文章が出てきたぞ…?
『呪文を詠唱しないとこの専技は発動できません』
はあ?
そういえばこの専技の持ち主の地兵、なんか言ってたような…
『発動しない、発動する』
そりゃあやるだろ!
発動、する!
ピュン。
『病、災、心、傷、苦、悪、労、貧、飢。発動』
これを読めばいいのか…
「病…」
ブオッ!
「わっ!」
あぶねえ…
サンダがいきなり槍を俺に向けてきた。
まあこれほどの間、待ってくれるわけもないのだが…
青年?何をしている?
ブレイブが聞いてくるが俺は黙り込む。
ブレイブの質問に答えている暇はない。
とにかくここは専技の『超直感』を信じるしかない!
「病…」
ビュッ!
サンダが槍をまた振るが、俺はそれをギリギリで避ける。
「災…」
サンダの槍が光り出す。
これは…電撃だ!
相手の行動パターンは覚えたからな!
俺はサンダから距離をとるため、後ろに走る。
ヒュゥゥゥ…
「!?」
俺の体が反射的に動く。
俺が後ろを見ると、そこに壁はなかった。
「っ…」
俺は思わず声を出しそうになるがこらえる。
さっきの攻撃で壁が壊れていたんだった…
危ない危ない…
俺が前を向く。
[明朝体]「ぬっ!」[/明朝体]
その瞬間、槍の先端から電流が飛び出す。
バチッ!
俺の腕に攻撃がかする。
「…!」
さっきよりも電撃の威力が弱い。
やはり相手は体力を消費しているのだろう。
だが罠の可能性もある…
疲れているふりをしているだけかも…
いや、ここでやらずにどこでやる!
「心、傷…」
サンダが攻撃を仕掛けてくるが、俺はその攻撃を必死にかわす。
「苦、悪、労!」
俺の足に槍の先端が触れる。
ブシュッ!
赤い血が飛び出す。
しかし俺は止まらない。
いや、止まれない。
「貧、飢!発動!」
よし!
言い切ってやったぞ!
「うっ!」
その時、俺の体に妙な感覚が走った。