ある世界を救うまで
ガキン!
「くっ…」
俺は今、ボルトと戦っている。
このボルト、思っていたより強い。
まず第一に力が強い。
攻撃を受け止めようとすると、体がビリビリと痺れ、倒れそうになってしまう。
だがスピードはあまり速くないため、攻撃を避けることはできる。
しかし問題なのは電気だ。
ボルトは自身の槍に電気をまとわせ、攻撃してくる。
この電気がかなり厄介。
先ほど一度俺の腕に電流が走ったが、明らかに普通の電気ではない。
当たった瞬間、激痛が走り、その痛みがしばらく残り続けるのだ。
当たったのが腕だから良かったが、足なら簡単に歩けなくなってしまうだろう。
『トゥ・アナイアレイト』!
突然後ろからザンギ国王の大声が聞こえる。
「私は…」
ロークの小さな声が聞こえる。
俺が国王の方を見ると、さっきまでロークがいない。
[明朝体]「ローク?」[/明朝体]
ボルトが初めて口を開く。
低く、透き通った綺麗な声だ。
[明朝体]「そうか…」[/明朝体]
ボルトが突然、俺に槍を振るう。
「っ!」
油断していた俺の足に思い切り攻撃が当たる。
俺は床に膝をつく。
[明朝体]「さらば…」[/明朝体]
ボルトが俺に槍を向ける。
青年!立て!
流石に死んだか…
俺は覚悟を決める。
「やめろ!」
「!」
俺が見ると、後ろからテッショウさんとザンギ国王がボルトの体を抑えている。
[明朝体]「離せ…」[/明朝体]
ボルトが俺に槍を再び向ける。
ビリビリッ!
槍に電流が流れ始める。
「国王様!」
コクリ。
国王が小さく首を縦に振る。
国王は剣を構える。
『カット・ダウン』!
国王の攻撃がボルトの鎧に思い切り当たる。
ボルトの鎧がボロボロと砕けだす。
「うああ!」
それと同時にザンギ国王は腕を抑え、床に突っ伏す。
「こ、国王様!」
テッショウがザンギ国王に駆け寄る。
「私は大丈夫です…戦いに戻ってください…」
国王はそう言うが、絶対に大丈夫ではない…
ボルトは生気をなくしたように槍を構え、佇んでいる。
「ボルトは…倒したんでしょうか…」
俺はブレイブに聞く。
「分からん。だがひとまずはあんぜ…」
ブゥゥゥン…
「!?」
突如ボルトの体が光り始め、周りの鎧の破片が集まっていく。
「こ、これは…」
ピカッ!
「うわっ!」
ボルトが強く光る。
シュゥゥゥ…
[明朝体]「ふう…」[/明朝体]
「く…」
俺は眩んでしまった目をゆっくりと開ける。
見ると、ボルトの全身が金色になっている。
さっきまでは金色の鎧をまとっていただけだったのにだ。
鎧はバラバラになり、体の各部に付いている。
槍も金色になり、さらに長くなっている。
「ボ、ボルト…」
俺は驚き、腰が抜けている。
[明朝体]「ボルト?違うな…」[/明朝体]
ボルトが槍を構える。
[明朝体]「私はサンダだ」[/明朝体]
「くっ…」
俺は今、ボルトと戦っている。
このボルト、思っていたより強い。
まず第一に力が強い。
攻撃を受け止めようとすると、体がビリビリと痺れ、倒れそうになってしまう。
だがスピードはあまり速くないため、攻撃を避けることはできる。
しかし問題なのは電気だ。
ボルトは自身の槍に電気をまとわせ、攻撃してくる。
この電気がかなり厄介。
先ほど一度俺の腕に電流が走ったが、明らかに普通の電気ではない。
当たった瞬間、激痛が走り、その痛みがしばらく残り続けるのだ。
当たったのが腕だから良かったが、足なら簡単に歩けなくなってしまうだろう。
『トゥ・アナイアレイト』!
突然後ろからザンギ国王の大声が聞こえる。
「私は…」
ロークの小さな声が聞こえる。
俺が国王の方を見ると、さっきまでロークがいない。
[明朝体]「ローク?」[/明朝体]
ボルトが初めて口を開く。
低く、透き通った綺麗な声だ。
[明朝体]「そうか…」[/明朝体]
ボルトが突然、俺に槍を振るう。
「っ!」
油断していた俺の足に思い切り攻撃が当たる。
俺は床に膝をつく。
[明朝体]「さらば…」[/明朝体]
ボルトが俺に槍を向ける。
青年!立て!
流石に死んだか…
俺は覚悟を決める。
「やめろ!」
「!」
俺が見ると、後ろからテッショウさんとザンギ国王がボルトの体を抑えている。
[明朝体]「離せ…」[/明朝体]
ボルトが俺に槍を再び向ける。
ビリビリッ!
槍に電流が流れ始める。
「国王様!」
コクリ。
国王が小さく首を縦に振る。
国王は剣を構える。
『カット・ダウン』!
国王の攻撃がボルトの鎧に思い切り当たる。
ボルトの鎧がボロボロと砕けだす。
「うああ!」
それと同時にザンギ国王は腕を抑え、床に突っ伏す。
「こ、国王様!」
テッショウがザンギ国王に駆け寄る。
「私は大丈夫です…戦いに戻ってください…」
国王はそう言うが、絶対に大丈夫ではない…
ボルトは生気をなくしたように槍を構え、佇んでいる。
「ボルトは…倒したんでしょうか…」
俺はブレイブに聞く。
「分からん。だがひとまずはあんぜ…」
ブゥゥゥン…
「!?」
突如ボルトの体が光り始め、周りの鎧の破片が集まっていく。
「こ、これは…」
ピカッ!
「うわっ!」
ボルトが強く光る。
シュゥゥゥ…
[明朝体]「ふう…」[/明朝体]
「く…」
俺は眩んでしまった目をゆっくりと開ける。
見ると、ボルトの全身が金色になっている。
さっきまでは金色の鎧をまとっていただけだったのにだ。
鎧はバラバラになり、体の各部に付いている。
槍も金色になり、さらに長くなっている。
「ボ、ボルト…」
俺は驚き、腰が抜けている。
[明朝体]「ボルト?違うな…」[/明朝体]
ボルトが槍を構える。
[明朝体]「私はサンダだ」[/明朝体]