「・＊＋～♨●▽？」
機械音のような音が聞こえてくる。
「また奴らか！タツヤはここにいろ！」
父さんは地下室から出る。
「俺も行くよ！父さん！」
俺はそう言って父さんを追いかける。
地下室から出ると鉄がぶつかり合う音がした。
「はっ！」
父さんが剣を振り下ろすのが見える。
「そりゃっ！」
俺はこんな状況なのに父さんの剣を振る姿に見とれた。
「タツヤ！何をしとる！家の中にいろ！」
父さんが剣を振りながら言う。
「＠＾￥？＜｝！」
「ふんっ！」
俺が剣を振る。
「驚いたな…タツヤ…こんなに強くなって。」
「俺だって練習してたんだよ。」
俺はさっき切った生き物の残骸を見ながら言う。
「とにかくここから離れるぞ！」
父さんは走り出した。

俺と父さんは門に向かって走っている。
「あれ見て父さん！もう門がすぐそこだよ！」
俺が門を指さす。
「そうだな…」
俺と父さんはこれから門を通り抜けて違う国に避難する予定だ。
「きゃあっ、やめてえ！」
甲高い声を聴き俺と父さんは思わず振り返る。
「あれは…」
そうジョンが好きだったエリシアである。
何やら見たことのない生き物に襲われている。
「やかましい！静かにしろお！」
俺は驚いた。見たことない生き物もだがその生き物が喋れるということにもだ。
「誰か助けてえ！」
エリシアがそう叫ぶ。
「待って父さん！」
俺は父さんを引き留める。
父さんは生き物に向けて走り出した。