- 閲覧前にご確認ください -

この小説には一部過激な表現が含まれている場合があります。ご覧になるときは注意してご覧になってください。

文字サイズ変更

ある世界を救うまで

#42

出会い

見つかった!
これはまずい…
バリバリッ!
「うわっ!」
俺のすぐ横にすさまじい威力の雷が落ちる。
「あっぶねぇ…」
俺は思わずそう言ってしまう。
「青年!こっちだ!」
右の路地からブレイブの声がする。
俺はその路地に迷わず入った。

「ふう…」
どうやら雷兵たちは撒けたようだ。
見張りがあんなにいるとは思っていなかったな…
冗談抜きに死ぬかと思った…
「青年、この民家に隠れよう」
ブレイブはそう言って目の前のドアを自身の剣先で開けようとする。
俺も賛成だ。
今はとりあえず隠れないと…
カチャ。
「!?」
「動くんじゃねぇ。動いたら撃つぞ」
低い声だ。
扉の隙間から俺たちに何かが向いている。
「それを下ろせ。私たちは敵ではない」
「本当か?」
「ああ、本当だ」
スッ。
ガチャガチャ。
扉が開く。
「入れ」
俺たちは家の中に入る。
中には女、子供、男…
「あんたたちは?」
男が手に持っているものをこちらに向けながらブレイブに聞く。
「私たちはこの国からフィナンシェ女王を取り戻すために来た。私はブレイブ、こっちは右からテッショウ、タツヤ、ザンギ国王だ」
ブレイブがそう男に説明する。
「国王?あ…」
男の顔がみるみる青ざめていく。
「あ、あなたはザンギ国王でしたか!申し訳ありません!なんなりと…」
「大丈夫ですよ…」
ザンギ国王が申し訳なさそうな顔で言う。
「で、お前たちは?」
ブレイブが男に聞く。
「あ、ああ。俺はゴドル。こっちは女房のアゼル。子供のケスカとベスカだ」
どうやらこの集団は男の家族のようだ。
「俺たちは家族全員で出かけててよ…そしたら、いきなり化け物どもが襲ってきたんだ…俺たちは命からがら逃げれたが、他のやつらは全員…」
ゴドルが悔しそうに唇を噛む。
「それで俺たちはこの家に隠れてんだ。すまねえ、こんなもん向けちまって。俺、てっきりお前らが化け物の仲間だと思っちまってよ…」
ゴドルは握っていた武器を見て言う。
「それは?」
テッショウがゴドルに聞く。
「これはピストル。本当の名前はフリントロック式小型火薬銃っつうんだが、俺は長いからピストルって呼んでる。ちょっと見てくれ」
ゴドルはそう言うと、ピストルをテッショウに見せる。
「ここに弾を込めて、そんでここを少し起こす。んで、ここを開けて火薬を入れる。そして閉じて、起こして引き金を引けば…」
ゴドルはピストルの銃口を壁に向ける。
「バン!ってわけさ」
「成程…便利なものじゃな…」
「ああ。かなり珍しいぜ」
ゴドルが自慢げに言う。
「ちょっとあんた!そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
アゼルがゴドルを小突く。
「いけね!すまねぇな…俺、こういうことになるとつい夢中になっちまって…」
「アハハ!父ちゃんおっかしい!」
ケスカとベスカが大きく口を開けて笑う。
ゴドルは頭をポリポリかいている。
俺はその様子を見ていて何だか胸が温かくなった。

作者メッセージ

どうでしたでしょうか?
みなさんは銃お好きでしょうか?
このフリントロック式小型火薬銃のモデルはフリントロック式拳銃です。
〇ンピースとかでよく出てくるやつですね。
外国の銃だと私、トップレベルで好きです。
特にあのフォルムと弾の込め方が…
文章表現のおかしい所や感想などコメントで書いてくれると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
あと一生分の愛の投稿は明日になるかもです。すみません。

2025/09/06 10:46

柴T ID:≫ 73uaQYEMLJl4k
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 45

コメント
[6]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL