ある世界を救うまで
「はぁ…はぁ…」
俺は国の塀に手をつく。
「ここまで来ればいいんじゃないですか?」
ザンギ国王はそう言って地面に座り込む。
「ああ。いいだろう」
ブレイブもそう言い、塀に寄りかかる。
「それにしても、さっきの化け物。一体何だったんでしょうか?」
「うーむ…」
俺が聞くと、ブレイブは少し考えこむ。
「恐らく、この国を支配しているという雷王ザンダの手下だろう。地王ガルドの手下は地兵という名で皮膚が固いのが特徴だっただろう?今度の敵は持っている武器から電気のようなものを発射していた。このことから察するに、9王の手下はそれぞれ違う特性を持っていると考えたほうがいい。名を付けるとすれば…『雷兵』と言ったところか…」
雷兵…
ブレイブが言っていることは多分当たっている。
だとすれば、雷兵の持っている武器はかなり驚異的だ。
さっきの雷兵が攻撃してきたのは塀の上からだった。
その距離は大体…10トーメルくらいか。
※トーメル=メートル
その距離から攻撃をしたにも関わらず、正確に魔動車に攻撃を当てることができるという事は、かなり遠くからしかも正確に攻撃を当てることができるという事だ。
そうなれば、奇襲や狙撃などの攻撃もできることができるということだ。
しかも攻撃にはスピードもかなりあった。
俺の専技「超直感」を使えば避けることはできるが、そうすると体力消費が激しい…
一体どうすれば…
「…」
ブレイブはまた考え込んでいる。
俺と同じことを考えているのだろうか…
「よし。これでいこう」
ブレイブは塀から体を離し、こっちへ近づく。
何か思いついたのか?
「私が考えた限り、敵の攻撃はかなり驚異的だという事が分かった。スピードと威力を兼ね備えた攻撃だからだ。しかも私が思うに、かなり遠くからも撃つことができると来ている。狙撃や奇襲をされたら私たちはあっけなくやられてしまうだろう。だから私たちは隠れながら建物の中を目指す。建物の中ならある程度、攻撃される場所は分かるからな。建物に入るまではなるべく物陰に隠れながら移動する。お前たち、この策が私は良いと思うがどうだろうか?」
う~ん…
簡単だが、効果的な策だ。
「俺は賛成です」
俺はブレイブにそう言う。
「分かった。国王とテッショウは?」
ブレイブが二人に聞く。
二人は軽く頷く。
「よし。では早速建物を目指すことにしよう。一番いいのは…あまり知られていない裏路地のような所だろう。行くぞ」
ブレイブはそう言って俺たちの前を早いスピードで移動し始めた。
俺は国の塀に手をつく。
「ここまで来ればいいんじゃないですか?」
ザンギ国王はそう言って地面に座り込む。
「ああ。いいだろう」
ブレイブもそう言い、塀に寄りかかる。
「それにしても、さっきの化け物。一体何だったんでしょうか?」
「うーむ…」
俺が聞くと、ブレイブは少し考えこむ。
「恐らく、この国を支配しているという雷王ザンダの手下だろう。地王ガルドの手下は地兵という名で皮膚が固いのが特徴だっただろう?今度の敵は持っている武器から電気のようなものを発射していた。このことから察するに、9王の手下はそれぞれ違う特性を持っていると考えたほうがいい。名を付けるとすれば…『雷兵』と言ったところか…」
雷兵…
ブレイブが言っていることは多分当たっている。
だとすれば、雷兵の持っている武器はかなり驚異的だ。
さっきの雷兵が攻撃してきたのは塀の上からだった。
その距離は大体…10トーメルくらいか。
※トーメル=メートル
その距離から攻撃をしたにも関わらず、正確に魔動車に攻撃を当てることができるという事は、かなり遠くからしかも正確に攻撃を当てることができるという事だ。
そうなれば、奇襲や狙撃などの攻撃もできることができるということだ。
しかも攻撃にはスピードもかなりあった。
俺の専技「超直感」を使えば避けることはできるが、そうすると体力消費が激しい…
一体どうすれば…
「…」
ブレイブはまた考え込んでいる。
俺と同じことを考えているのだろうか…
「よし。これでいこう」
ブレイブは塀から体を離し、こっちへ近づく。
何か思いついたのか?
「私が考えた限り、敵の攻撃はかなり驚異的だという事が分かった。スピードと威力を兼ね備えた攻撃だからだ。しかも私が思うに、かなり遠くからも撃つことができると来ている。狙撃や奇襲をされたら私たちはあっけなくやられてしまうだろう。だから私たちは隠れながら建物の中を目指す。建物の中ならある程度、攻撃される場所は分かるからな。建物に入るまではなるべく物陰に隠れながら移動する。お前たち、この策が私は良いと思うがどうだろうか?」
う~ん…
簡単だが、効果的な策だ。
「俺は賛成です」
俺はブレイブにそう言う。
「分かった。国王とテッショウは?」
ブレイブが二人に聞く。
二人は軽く頷く。
「よし。では早速建物を目指すことにしよう。一番いいのは…あまり知られていない裏路地のような所だろう。行くぞ」
ブレイブはそう言って俺たちの前を早いスピードで移動し始めた。