ある世界を救うまで
ガタゴトガタ…
「起きろ」
?
俺は誰かの言葉に気が付き、目を開ける。
「ふぁぁ…」
テッショウさんやザンギ国王も俺と同じく、目が覚めたようだ。
「どうしたんですかぁ?」
ザンギ国王があくびが混じった声で独り言のように言う。
「そろそろ起きろ」
どうやら声の主はブレイブだったようだ。
「何で起こしたんですか?」
俺はブレイブにそう聞く。
「逆に眠くなり起きられなくなることを防ぐためだ。短く寝て起きるより、長く寝て途中で起こされる方が疲れるからな」
「成程…」
ブレイブの言葉にも一利あるが、やはりまだ疲れは取れ切っていない。
いつかはゆっくり寝たいな…
「さて、そろそろつくぞ」
俺はそんな考えを捨て、前方を見る。
「おお…」
大きな建物が見えてきた。
あれはバッガラ連合国のシンボルでもある「バッガラ城」だろう。
城が見えるという事はもうバッガラには着く。
フィナンシェ女王は無事だろうか…
ギギギギギ…
魔動車の動きが止まる。
目の前には大きな門があった。
この門は「守国門」(しゅこくもん)。
100年ほど前に他国がバッガラに攻めてきた時、この門のおかげで国を守ることができたという事からこの名がつけられた歴史ある門である。
「さあ、入るぞ」
ブレイブはそう言って魔動車から降りる。
俺たちもそれに続き、荷台から降りる。
その瞬間…
バリバリッ!
背後で電気のような大きな音がする。
「青年!離れろ!」
俺はブレイブの言葉に従い、すぐに魔動車から離れる。
背後を振り返ると、そこにはごうごうと燃える魔動車があった。
「あそこを見てください!」
ザンギ国王がそう言って城を囲む塀の上を指さす。
「●▽◆@!」
あれは、、、地兵か?
だが少し見た目が違う。
とりあえず唄輪我流を使ってみるか…
唄輪我流、発動!
「アタッタゾ!ヤッタ!」
どうやら魔動車を壊したのはあいつらしい。
だが地兵よりは言葉が流暢だ。
俺がそう思っていると、地兵のようなやつが何かを構える。
「ハアッ!」
バリッ!
その瞬間、やつが構えていた物から電気のようなものが飛び出す。
「うわっ!」
俺はその攻撃を避ける。
「チッ」
何だ?あの攻撃は…
何かは分からないが、魔動車を壊したのもこの攻撃だろう。
「ここは一旦逃げるぞ!」
ブレイブはそう言うと門の格子を斬り、中へ入る。
「はい!」
俺は斬られた格子の隙間から国の中に入った。
「起きろ」
?
俺は誰かの言葉に気が付き、目を開ける。
「ふぁぁ…」
テッショウさんやザンギ国王も俺と同じく、目が覚めたようだ。
「どうしたんですかぁ?」
ザンギ国王があくびが混じった声で独り言のように言う。
「そろそろ起きろ」
どうやら声の主はブレイブだったようだ。
「何で起こしたんですか?」
俺はブレイブにそう聞く。
「逆に眠くなり起きられなくなることを防ぐためだ。短く寝て起きるより、長く寝て途中で起こされる方が疲れるからな」
「成程…」
ブレイブの言葉にも一利あるが、やはりまだ疲れは取れ切っていない。
いつかはゆっくり寝たいな…
「さて、そろそろつくぞ」
俺はそんな考えを捨て、前方を見る。
「おお…」
大きな建物が見えてきた。
あれはバッガラ連合国のシンボルでもある「バッガラ城」だろう。
城が見えるという事はもうバッガラには着く。
フィナンシェ女王は無事だろうか…
ギギギギギ…
魔動車の動きが止まる。
目の前には大きな門があった。
この門は「守国門」(しゅこくもん)。
100年ほど前に他国がバッガラに攻めてきた時、この門のおかげで国を守ることができたという事からこの名がつけられた歴史ある門である。
「さあ、入るぞ」
ブレイブはそう言って魔動車から降りる。
俺たちもそれに続き、荷台から降りる。
その瞬間…
バリバリッ!
背後で電気のような大きな音がする。
「青年!離れろ!」
俺はブレイブの言葉に従い、すぐに魔動車から離れる。
背後を振り返ると、そこにはごうごうと燃える魔動車があった。
「あそこを見てください!」
ザンギ国王がそう言って城を囲む塀の上を指さす。
「●▽◆@!」
あれは、、、地兵か?
だが少し見た目が違う。
とりあえず唄輪我流を使ってみるか…
唄輪我流、発動!
「アタッタゾ!ヤッタ!」
どうやら魔動車を壊したのはあいつらしい。
だが地兵よりは言葉が流暢だ。
俺がそう思っていると、地兵のようなやつが何かを構える。
「ハアッ!」
バリッ!
その瞬間、やつが構えていた物から電気のようなものが飛び出す。
「うわっ!」
俺はその攻撃を避ける。
「チッ」
何だ?あの攻撃は…
何かは分からないが、魔動車を壊したのもこの攻撃だろう。
「ここは一旦逃げるぞ!」
ブレイブはそう言うと門の格子を斬り、中へ入る。
「はい!」
俺は斬られた格子の隙間から国の中に入った。