ある世界を救うまで
「ふう…」
「終わったか」
俺は床に座り込む。
今俺はまさに天にも昇る気持ちだ。
こんな時に思うのもなんだが、生理現象だ。仕方ない。
「終わりましたよ…」
ザンギ国王も俺に続き床に座る。
「どっこいしょっと」
テッショウさんもザンギ国王のすぐ後に腰をさすりながら半ば寝っ転がるような姿勢で床に座った。
「よし。全員揃ったな。では計画を立てよう」
ブレイブは俺たちが来たのを確認し、紙を広げる。
「これを見ろ」
「おお!」
紙には細かく文字や記号が書いてあった。
「これはこの国からバッガラ連合国までの地図だ。あったほうが分かりやすいと思ってな。先ほど落ちていた物ですぐ作った」
「すごいですねぇ」
「褒めるほどの事ではない」
ブレイブは地図の端を自身の先端で示す。
「ここがバッガラで…」
ブレイブはもう片方の端に先端を移動させる。
「ここがシャルドだ」
成程、分かりやすい地図だ。
バッガラとシャルドの位置関係が正確に書かれている。
しかも途中にある建築物などもきちんと書いてある。
これをすぐに作れるブレイブにはいつも驚かされるな…
「ここからバッガラまでは10ロッキ。この距離を歩くのはかなり体力を消耗してしまう。そこでこれを使う」
ブレイブはそう言うと後ろにあった乗り物のようなものをそばに引き寄せる。
「これは?」
俺はブレイブにそう聞く。
「これは魔動車という乗り物の一種だ。最近開発されたもので、魔力を込めればかなりのスピードで走ることができる。そして…」
ガラララ…
ブレイブは魔動車の近くにあった荷台を引き寄せる。
「この荷台を魔動車につなげば全員を効率よく運べるだろう」
「成程。それなら私も賛成です」
ザンギ国王はそう言って軽く頷く。
「わしも賛成」
テッショウさんも賛成のようだ。
「青年、お前は?」
ブレイブが俺にそう聞く。
「勿論です」
俺はそう答えた。
「よし。これでいいだろう」
どうやら準備が終わったらしい。
ほほう…
魔動車に荷台がそのまま取り付けられている。
これで本当にいけるのか…?
「強度に関しては問題ない。かなり強く固定したからな」
ブレイブは自慢げに言う。
「よし。早速乗りましょう」
ザンギ国王は魔動車に手をかける。
「まあ、待て」
ブレイブはそう言うとザンギ国王の手を下ろさせる。
「どうしたんです?」
ザンギ国王がブレイブに聞く。
「ああ。このまま行っても敵に見つかるだろうと思ってな。だから一番見つかりにくい道で行くことにした」
ブレイブは自身の先端で後ろの小道を示す。
「この道から出れば人目につかん。ここから行こう」
ザンギ国王は少し考え、
「いいですね。行きましょう」
と言った。
「おお!」
どうやらシャルド王国から出られたようだ。
俺の視線に広がるのは広大な草原。
こんなことが起こっているのに、空は信じられないほど綺麗だ。
「さて、荷台に乗れ」
ブレイブは俺たちにそう促す。
「はい」
俺たち3人はブレイブの言葉に従い荷台に乗る。
「魔力はどうするんです?」
ザンギ国王がブレイブにそう聞く。
「私がどうにかしよう。この中でも私が一番魔力量が多いしな」
そう言うとブレイブは荷台の前の魔動車に自身の体を預ける。
「よし。では出発だ。お前たちは体力温存のために寝ておけ」
「ありがとうございます…」
思えば俺は全然寝れていない。
このままでは体力が尽きる。
ここは素直にいう事に従おう。
俺はそうして荷台の上で目を瞑った。
「終わったか」
俺は床に座り込む。
今俺はまさに天にも昇る気持ちだ。
こんな時に思うのもなんだが、生理現象だ。仕方ない。
「終わりましたよ…」
ザンギ国王も俺に続き床に座る。
「どっこいしょっと」
テッショウさんもザンギ国王のすぐ後に腰をさすりながら半ば寝っ転がるような姿勢で床に座った。
「よし。全員揃ったな。では計画を立てよう」
ブレイブは俺たちが来たのを確認し、紙を広げる。
「これを見ろ」
「おお!」
紙には細かく文字や記号が書いてあった。
「これはこの国からバッガラ連合国までの地図だ。あったほうが分かりやすいと思ってな。先ほど落ちていた物ですぐ作った」
「すごいですねぇ」
「褒めるほどの事ではない」
ブレイブは地図の端を自身の先端で示す。
「ここがバッガラで…」
ブレイブはもう片方の端に先端を移動させる。
「ここがシャルドだ」
成程、分かりやすい地図だ。
バッガラとシャルドの位置関係が正確に書かれている。
しかも途中にある建築物などもきちんと書いてある。
これをすぐに作れるブレイブにはいつも驚かされるな…
「ここからバッガラまでは10ロッキ。この距離を歩くのはかなり体力を消耗してしまう。そこでこれを使う」
ブレイブはそう言うと後ろにあった乗り物のようなものをそばに引き寄せる。
「これは?」
俺はブレイブにそう聞く。
「これは魔動車という乗り物の一種だ。最近開発されたもので、魔力を込めればかなりのスピードで走ることができる。そして…」
ガラララ…
ブレイブは魔動車の近くにあった荷台を引き寄せる。
「この荷台を魔動車につなげば全員を効率よく運べるだろう」
「成程。それなら私も賛成です」
ザンギ国王はそう言って軽く頷く。
「わしも賛成」
テッショウさんも賛成のようだ。
「青年、お前は?」
ブレイブが俺にそう聞く。
「勿論です」
俺はそう答えた。
「よし。これでいいだろう」
どうやら準備が終わったらしい。
ほほう…
魔動車に荷台がそのまま取り付けられている。
これで本当にいけるのか…?
「強度に関しては問題ない。かなり強く固定したからな」
ブレイブは自慢げに言う。
「よし。早速乗りましょう」
ザンギ国王は魔動車に手をかける。
「まあ、待て」
ブレイブはそう言うとザンギ国王の手を下ろさせる。
「どうしたんです?」
ザンギ国王がブレイブに聞く。
「ああ。このまま行っても敵に見つかるだろうと思ってな。だから一番見つかりにくい道で行くことにした」
ブレイブは自身の先端で後ろの小道を示す。
「この道から出れば人目につかん。ここから行こう」
ザンギ国王は少し考え、
「いいですね。行きましょう」
と言った。
「おお!」
どうやらシャルド王国から出られたようだ。
俺の視線に広がるのは広大な草原。
こんなことが起こっているのに、空は信じられないほど綺麗だ。
「さて、荷台に乗れ」
ブレイブは俺たちにそう促す。
「はい」
俺たち3人はブレイブの言葉に従い荷台に乗る。
「魔力はどうするんです?」
ザンギ国王がブレイブにそう聞く。
「私がどうにかしよう。この中でも私が一番魔力量が多いしな」
そう言うとブレイブは荷台の前の魔動車に自身の体を預ける。
「よし。では出発だ。お前たちは体力温存のために寝ておけ」
「ありがとうございます…」
思えば俺は全然寝れていない。
このままでは体力が尽きる。
ここは素直にいう事に従おう。
俺はそうして荷台の上で目を瞑った。