ある世界を救うまで
「といっても、連合国へどう行きますかね…」
ザンギ国王は頭を抱える。
「う~ん。どうしたものか…」
テッショウさんも悩んでいるようだ。
そんな時にブレイブが口を開く。
「そんなの徒歩に決まっているだろう」
「やっぱりそうなりますかね…」
ザンギ国王はその言葉に軽くうなずく。
「ああ。バッガラはここからさほど遠くないだろう?」
バッガラ連合国のことなら俺も少しは知っている。
バッガラ連合国は「サンジャ王国」と「デイリアン帝国」が合併した連合国だ。
この国の王妃フィナンシェ女王の出身地であり、実はザンギ国王とフィナンシェ女王の結婚は国二つが同盟を結ぶときに契約とした政略結婚なのだ。
時々バッガラ連合国の人たちがこの国に市場や道化小屋を開くこともあるのでほぼ全国民にその名前は知りわたっている。
特産品は鉄鋼。
これに関してはこの王国も大変お世話になっている。
隣国なのでここから大体10ロッキで行ける。
※ロッキ=キロメートル
だが流石に徒歩ではきついのでは?
それにテッショウさんの体力が持つかどうか…
「距離に関しては問題ない。いざとなれば私の『フライ・アウェイ』を使えばいいしな。それにこちらには食糧がある」
ブレイブはそう説明する。
「まあ、それなら…」
ザンギ国王は顎に手を当てる。
「わしもそれがいいと思いますぞ」
テッショウさんはもう納得したようだ。
「私も賛成です」
ザンギ国王も考え終わったらしい。
「じゃあ俺も…」
「よし、決まりだな。早速行くとするか」
ブレイブは民家を出ようとする。
「ちょっといいですか…?」
俺はブレイブに聞く。
「何だ?」
ブレイブがこちらを振り返る。
「その~…ちょっと用を足したいです…」
そう、俺はずっと用を足していない。
ちょくちょく行ってはいたが、忙しすぎて我慢していからだ。
それがさっきの食事とブレイブが魔法で出してくれた水で我慢の限界に達してしまった。
「わしも!」
「私も!」
即賛成…
テッショウさんもザンギ国王もやっぱり人間なのか…
「仕方がない…済ませてこい」
ブレイブは面倒そうな声で言う。
「よっしゃ!」
俺は思わずガッツポーズを作る。
「どこでしましょうか…」
ザンギ国王が俺に聞く。
「そんなの外に決まっているだろう」
ブレイブが俺たちに言う。
俺たちはその言葉を聞いた瞬間何も言わずバラバラになり外に走った。
ザンギ国王は頭を抱える。
「う~ん。どうしたものか…」
テッショウさんも悩んでいるようだ。
そんな時にブレイブが口を開く。
「そんなの徒歩に決まっているだろう」
「やっぱりそうなりますかね…」
ザンギ国王はその言葉に軽くうなずく。
「ああ。バッガラはここからさほど遠くないだろう?」
バッガラ連合国のことなら俺も少しは知っている。
バッガラ連合国は「サンジャ王国」と「デイリアン帝国」が合併した連合国だ。
この国の王妃フィナンシェ女王の出身地であり、実はザンギ国王とフィナンシェ女王の結婚は国二つが同盟を結ぶときに契約とした政略結婚なのだ。
時々バッガラ連合国の人たちがこの国に市場や道化小屋を開くこともあるのでほぼ全国民にその名前は知りわたっている。
特産品は鉄鋼。
これに関してはこの王国も大変お世話になっている。
隣国なのでここから大体10ロッキで行ける。
※ロッキ=キロメートル
だが流石に徒歩ではきついのでは?
それにテッショウさんの体力が持つかどうか…
「距離に関しては問題ない。いざとなれば私の『フライ・アウェイ』を使えばいいしな。それにこちらには食糧がある」
ブレイブはそう説明する。
「まあ、それなら…」
ザンギ国王は顎に手を当てる。
「わしもそれがいいと思いますぞ」
テッショウさんはもう納得したようだ。
「私も賛成です」
ザンギ国王も考え終わったらしい。
「じゃあ俺も…」
「よし、決まりだな。早速行くとするか」
ブレイブは民家を出ようとする。
「ちょっといいですか…?」
俺はブレイブに聞く。
「何だ?」
ブレイブがこちらを振り返る。
「その~…ちょっと用を足したいです…」
そう、俺はずっと用を足していない。
ちょくちょく行ってはいたが、忙しすぎて我慢していからだ。
それがさっきの食事とブレイブが魔法で出してくれた水で我慢の限界に達してしまった。
「わしも!」
「私も!」
即賛成…
テッショウさんもザンギ国王もやっぱり人間なのか…
「仕方がない…済ませてこい」
ブレイブは面倒そうな声で言う。
「よっしゃ!」
俺は思わずガッツポーズを作る。
「どこでしましょうか…」
ザンギ国王が俺に聞く。
「そんなの外に決まっているだろう」
ブレイブが俺たちに言う。
俺たちはその言葉を聞いた瞬間何も言わずバラバラになり外に走った。