ある世界を救うまで
俺は呆然と立ち尽くした。
俺に腹を斬られたとはいえ、こんなにすぐ死んでしまうとは思っていなかったからだ。
「タツヤ、大丈夫か?」
テッショウさんが俺に聞いてくる。
「はい。でも、こいつが…」
俺は倒れている地兵のことを見てそう言う。
「うむ。こやつが死んでしまった理由はわしにも分からんが、今はそんなことを言ってる場合ではない。こやつの専技を会得するのが先じゃ。こやつは専技を発動してからおかしくなった。専技を会得すれば原因が分かるかもしれんしな」
「は、はい…」
俺はテッショウさんを見てそう言い、軽くうなずく。
「では行くぞ。フゥン!」
テッショウの手が光り始める。
「クッ!ハアアア!」
なんだかテッショウさん、いつもより苦しそうだ。
「よし!体をこちらに向けい!」
俺はテッショウさんのほうに体を向ける。
「ヌゥゥゥン!」
俺の体の中に光が入った。
その瞬間、
「あ゛あ゛あ゛あ゛!」
俺の体に強い痛みが襲ってきた。
明らかにいつもの専技を会得するときとは違う。
「うわああああああああああああああ!」
「タツヤ!タツヤ!起きろ!」
この声は…テッショウさん?
「ああ…良かった。起きたか」
テッショウがほっとしてため息をつく。
「お、俺は?」
「ああ、少しの間気絶しておったんじゃよ。専技を会得するときの副作用かのう…」
そういうことか…
あの地兵が使っていた専技、相当危険なものだったに違いない。
だから体が耐え切れずに地兵は死んだのだろう。
さて、専技は会得できただろうか。
専技名・過剰投厄(オーバードーズ)
能力、周りの悪しき厄を集め、自分の力にする。しかし得た力は長くは続かず、かなりの肉体的、精神的ダメージを負う。
切り替え型。修専技。
闇魔法にも属する。
やはり地兵は体が耐え切れなかったのだろう。
しかし意外だな。
地兵という名なのに闇系の専技を覚えているとは…
「どうじゃった?」
テッショウさんが俺にそう聞いてくる。
「はい。やっぱりこいつが死んだのは専技のせいっぽいです。」
俺はそう答える。
「そうか…よし。城内に急ごう」
「はい」
そう言って俺はテッショウさんと城の中に急いだ。
俺に腹を斬られたとはいえ、こんなにすぐ死んでしまうとは思っていなかったからだ。
「タツヤ、大丈夫か?」
テッショウさんが俺に聞いてくる。
「はい。でも、こいつが…」
俺は倒れている地兵のことを見てそう言う。
「うむ。こやつが死んでしまった理由はわしにも分からんが、今はそんなことを言ってる場合ではない。こやつの専技を会得するのが先じゃ。こやつは専技を発動してからおかしくなった。専技を会得すれば原因が分かるかもしれんしな」
「は、はい…」
俺はテッショウさんを見てそう言い、軽くうなずく。
「では行くぞ。フゥン!」
テッショウの手が光り始める。
「クッ!ハアアア!」
なんだかテッショウさん、いつもより苦しそうだ。
「よし!体をこちらに向けい!」
俺はテッショウさんのほうに体を向ける。
「ヌゥゥゥン!」
俺の体の中に光が入った。
その瞬間、
「あ゛あ゛あ゛あ゛!」
俺の体に強い痛みが襲ってきた。
明らかにいつもの専技を会得するときとは違う。
「うわああああああああああああああ!」
「タツヤ!タツヤ!起きろ!」
この声は…テッショウさん?
「ああ…良かった。起きたか」
テッショウがほっとしてため息をつく。
「お、俺は?」
「ああ、少しの間気絶しておったんじゃよ。専技を会得するときの副作用かのう…」
そういうことか…
あの地兵が使っていた専技、相当危険なものだったに違いない。
だから体が耐え切れずに地兵は死んだのだろう。
さて、専技は会得できただろうか。
専技名・過剰投厄(オーバードーズ)
能力、周りの悪しき厄を集め、自分の力にする。しかし得た力は長くは続かず、かなりの肉体的、精神的ダメージを負う。
切り替え型。修専技。
闇魔法にも属する。
やはり地兵は体が耐え切れなかったのだろう。
しかし意外だな。
地兵という名なのに闇系の専技を覚えているとは…
「どうじゃった?」
テッショウさんが俺にそう聞いてくる。
「はい。やっぱりこいつが死んだのは専技のせいっぽいです。」
俺はそう答える。
「そうか…よし。城内に急ごう」
「はい」
そう言って俺はテッショウさんと城の中に急いだ。