俺とテッショウさんはシャルド城の門に着いた。
ここはいつもなら、城に入るためのただ一つだけの入り口として使われている。
だが今は違う。
門には地兵たちが10体ほどおり、その中には１体大きな地兵もいる。
ここを突破しなければ中には入れない…
俺は覚悟を決めた。
「よし。行きましょう。テッショウさん」
「うむ。行くとしよう」
俺はそう言い、門に近づく。
唄輪我流、発動！
またあの違和感が襲う。
この違和感、前よりは体になじんだ気がする。
逆に心地よいまである。
ただ今はそんなことはどうでもいい。
今は相手を倒すことだけを考えればいいのだ。
「シンニュウシャ！シンニュウシャ！コロセ！コロセ！」
地兵が俺に斬りかかってきた。
俺はその攻撃をひらりとよける。
ズバッ！
俺は地兵の腹を斬りつける。
「ギャアッ！」
地兵が叫ぶ。
「ナカマ！コロシタ！ユルサナイ！」
すぐ近くの地兵がそう言って俺に銃のようなものを向けた。
バシュッ！
銃のようなものから何かが飛び出す。
俺はその何かを剣で真っ二つにした。
ボゴォン！
俺の背後で軽い爆発音が聞こえた。
「ふんっ！」
俺はさっき俺に銃を向けた地兵を斬りつける。
「ヨクモ！ナカマ！コロシタナ！」
俺はまた地兵を斬りつけた。

「あとはあのデカいのだけか…」
俺はそう言って地兵の中でも一番デカい地兵を見て言った。
「オマエ…ヨクモ…」
デカい地兵はそう言って俺に近づいてくる。
「ハアッ！」
地兵は俺とテッショウさんに向けて持っていた大槍をふるってきた。
「うおっ！」
俺は咄嗟にその攻撃をよけた。
「大丈夫ですか！テッショウさん！」
「大丈夫じゃ！それより戦いに集中せい！」
テッショウがそう言う。
今はテッショウさんの言う通り、戦いに集中しよう。
俺はそう思いながら地兵に剣を向けた。