「見ろ。タツヤ。この丸がついている場所はこの国の中心。シャルド城じゃ。これは憶測じゃが、シャルド城はもう地兵とかいうやつらに制圧されてしまったんじゃないか？とりあえずタツヤよ、シャルド城を目指そう」
テッショウがそう言って紙の丸がついている部分を指さす。
「分かりました。テッショウさん。ここに向かいましょう」
俺はそう言ってテッショウさんとシャルド城に向かって走り始めた。

「はっ、はっ」
さすがにシャルド城は遠い。
走ってきたがかなり体力を使ってしまった。
しかしそのおかげでシャルド城にはかなり早く着いた。
俺がシャルド城に近づく。
その瞬間…
「＠～｜！」
上から化け物が襲ってきた。
俺はその気配に気づき剣で振り払う。
今こそ専技「唄輪我流」を使ってみる時だ。
「よし。唄輪我流発動！」
俺がそう言うと耳に違和感が襲う。
「うわっ！」
触手のようなものが絡みつくような感覚。
気持ち悪いようで心地いい。
そんな違和感。
違和感は少しして収まった。
俺は化け物の言葉に耳を傾けてみる。
「シンニュウシャ！シンニュウシャ！」
これが唄輪我流の力…
やはりこの専技は使える。
だが今はそんなことを考えている暇はない。
「コロス！コロス！」
そう言って化け物は襲ってきた。
俺はその攻撃をよけ、化け物を剣で斬りつけた。
「ギャアッ！」
化け物が叫ぶ。
俺はその後も化け物を斬っていった。

「ふう。これで最後か…」
俺がそう言う。
「やはり城は制圧されておったか…多分城の中も地兵とかいうやつらに制圧されておることじゃろう」
「そうですね…すぐに城の中の敵を倒しましょう！」
俺はそう言ってテッショウさんと城の門に急いだ。