ある世界を救うまで
「では行くぞ!ふうん!」
テッショウさんの手から光が俺の体に入っていく。
「うわあっ!」
あの時と同じ痛みが俺の体に走る。
だけど…あの時より…痛くない?
多分俺の体がテッショウさんの専技になれてきているのだろう。
同じ専技を何回も受けるとその専技に耐性がつくというのは聞いたことがある。
「よし。これでおぬしの体に奴の専技が入ったぞい」
どうやら専技の会得が終わったらしい。
早速専技の内容を見てみよう。
え~と…
専技名・唄輪我流
能力、半径5メートル以内の生き物すべての言葉が分かる。
切り替え型。生専技。
そうか…
これは使えるぞ。
つまりもうあの化け物どもの言葉が分かるってことだ。
「テッショウさん。この専技もう使えます。かなり使えますよ」
「おお、それはよかった」
テッショウがそう言う。
「ところでテッショウさん。なんでサイガは…その…あんなことを言って死んでしまったんでしょうか?」
俺はテッショウさんにそう聞いた。
「うむ…わしにもよく分からんが…サイガのやつ、あのお方とか裏切ってしまったとか言っておったじゃろう?それに9王の事はすぐ話したのにあのお方とかいうやつのことは話さなかった。わしが思うに、サイガはあのお方とかいうやつにとてつもない忠誠心があったんじゃないか?だからわしらを刺そうとしたんじゃないか?あのお方とかいうやつの役に立とうとして。じゃがそれに失敗した。だから自分のことを刺したんじゃろうなあ…」
テッショウはそう説明を終えた。
そうか…
サイガが忠誠心でやったことなのか…
だとしてもサイガはかなりおかしすぎた。
絶対に何かある。
「タツヤよ。専技の会得も終わったことじゃし地王ガルドとかいうやつを探そう。まずはそれが先決じゃ」
テッショウはそう言ってサイガの死体の近くにあった紙を拾った。
「見ろ。ここに地図のようなものがある。多分サイガが書いたんじゃろう。言葉は分からんがここに丸がついている。ここに行けば何か分かるかもしれん。とりあえずここに行ってみよう」
「はい。分かりました。じゃあ行きましょう」
俺はそう言ってテッショウさんの持っている紙を見た。
テッショウさんの手から光が俺の体に入っていく。
「うわあっ!」
あの時と同じ痛みが俺の体に走る。
だけど…あの時より…痛くない?
多分俺の体がテッショウさんの専技になれてきているのだろう。
同じ専技を何回も受けるとその専技に耐性がつくというのは聞いたことがある。
「よし。これでおぬしの体に奴の専技が入ったぞい」
どうやら専技の会得が終わったらしい。
早速専技の内容を見てみよう。
え~と…
専技名・唄輪我流
能力、半径5メートル以内の生き物すべての言葉が分かる。
切り替え型。生専技。
そうか…
これは使えるぞ。
つまりもうあの化け物どもの言葉が分かるってことだ。
「テッショウさん。この専技もう使えます。かなり使えますよ」
「おお、それはよかった」
テッショウがそう言う。
「ところでテッショウさん。なんでサイガは…その…あんなことを言って死んでしまったんでしょうか?」
俺はテッショウさんにそう聞いた。
「うむ…わしにもよく分からんが…サイガのやつ、あのお方とか裏切ってしまったとか言っておったじゃろう?それに9王の事はすぐ話したのにあのお方とかいうやつのことは話さなかった。わしが思うに、サイガはあのお方とかいうやつにとてつもない忠誠心があったんじゃないか?だからわしらを刺そうとしたんじゃないか?あのお方とかいうやつの役に立とうとして。じゃがそれに失敗した。だから自分のことを刺したんじゃろうなあ…」
テッショウはそう説明を終えた。
そうか…
サイガが忠誠心でやったことなのか…
だとしてもサイガはかなりおかしすぎた。
絶対に何かある。
「タツヤよ。専技の会得も終わったことじゃし地王ガルドとかいうやつを探そう。まずはそれが先決じゃ」
テッショウはそう言ってサイガの死体の近くにあった紙を拾った。
「見ろ。ここに地図のようなものがある。多分サイガが書いたんじゃろう。言葉は分からんがここに丸がついている。ここに行けば何か分かるかもしれん。とりあえずここに行ってみよう」
「はい。分かりました。じゃあ行きましょう」
俺はそう言ってテッショウさんの持っている紙を見た。