- 閲覧前にご確認ください -

この小説には一部過激な表現が含まれている場合があります。ご覧になるときは注意してご覧になってください。

文字サイズ変更

ある世界を救うまで

#13

唄輪我流のサイガ

「さて次はどこへ行くものか…」
人語を話す化け物はそう言った。
驚いたな…
まさかガイア以外にも人語をしゃべれる奴がいるとは…
とにかく奴を倒せば何か情報を得られるかもしれない。
俺はそう思ってさらに化け物に近づいた。
「●▽(=^”。、¥:;?」
人語を話す化け物の取り巻きの人語をしゃべれない化け物が機械音のような言葉で何か言った。
「@{~¥¥><!_}#$&!」
化け物の言葉も操れるのか・・・
得られる情報に期待できるな・・・
俺はそう思って化け物のすぐ後ろに立った。
「”#=!」
さすがに俺の気配に気づいたらしい。
化け物は襲い掛かってきた。
俺はその攻撃をよけてブレイブで化け物を斬った。
ザシュッ
生々しい音が聞こえた次の瞬間大量の化け物が襲ってきた。
俺はすべての攻撃をよけ、的確に化け物に攻撃を当てていった。
残るは人語を話す化け物だけ。
「ま、待て!私はお前を襲う気はない!」
「本当か?」
俺がそう聞くと化け物は
「ほ、本当だ!」
と急いで言った。
「じゃあ俺が今からする質問に答えろ。さもなければ…」
「わ、分かった!質問に答えよう!」
化け物はそう言った。
交渉成立だ。
「じゃあ一つ目の質問だ。お前らは何者で、何のためにこの王国を襲っている?」
俺はそう聞いた。
「私たちか?私たちはあるお方に仕える九王様たちのうち一人地王ガルド様が統括している地団の者だ。この国を襲った理由は私たちの住んでいる世界が住めなくなってしまったからだ。だから大魔術を使ってこの国に来た。本当だ‼信じてくれ…」
本当かどうかはわからないが、今は信じるしかない。
何よりこいつも必死だ。
「じゃあ二つ目の質問だ。お前の名前は?なぜ人語を話せる?」
「私か?私は地団の頭脳を担当しているサイガという者だ。人語?というのかは知らないがこの世界の言葉がわかるのは私の専技「唄輪我流」(バイリンガル)の力だ。「唄輪我流」はどんな生き物の言葉でも分かるという専技だ。だからこの世界の言葉が分かるのだ」
そうだったのか…
こいつが地団の頭脳とかいうのをやっているのにも納得がいく。この世界の言葉が分かるからだろう。
「わしからも質問いいかな?」
この声はテッショウさんだ。
いつからいたのだろう。
「な、何だ?」
サイガが言う。
「じゃあ質問させてもらうぞ。まずおぬしらの人数、九王とは何なのか、誰なのか?その力などを教えてくれ」
「ああ。まず九王様は一人につき一つの団を持っている。そしてその団は団長とその手下、頭脳で構成されている。頭脳はこの世界で言う事務?のようなものだ。九王様の中で私が名前と能力を知っているのは三人。一人目は地王ガルド様。能力は大地をつかさどる力。二人目は天空王シャマル様。能力は空をつかさどる力。三人目は炎王クラリア様。能力は火をつかさどる力。他の六人のことは何も知らない。本当だ」
サイガはそう答えた。
「成程ありがとう。次におぬしらが言うあるお方というのは誰のことじゃ?」
テッショウがそう言うとサイガの態度が変わった。
「あのお方の事は話せない。私はあのお方に忠誠を誓った身だからだ。すまない」
「ふむ…それならば仕方がない。わしらからの質問は以上じゃ。それでいいか?タツヤ」
俺はうなずく。
「よし。ではわしらは行く。あまり時間もないのでな」
テッショウはそうサイガに言うとサイガに背を向けて歩き出した。
俺も少し後をついていく。
情報もかなり得たし、もういいだろう。

「このサイガををあまり舐めるなよ…」

作者メッセージ

どうでしたでしょうか?
今回はかなり設定について深堀してみました。
文章表現のおかしいところや感想などコメントで書いてくれると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2025/06/23 12:11

柴T ID:≫ 73uaQYEMLJl4k
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 15

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL