ある世界を救うまで
「まずこの国に起きたことについて話すとしよう。今この国は人間ではないある者たちに襲われている。理由は詳しくは分からんがわしが読んだことのある古書にそれらしきことが書いてあった。だからここから先は考察にすぎんがどうか聞いてくれ。学者が唱える説の中に「マルチワールド説」というものがある。これは世界は複数個存在し、それらはそれぞれ少しずつ違うというものだ。そして古書によると昔この王国に異形の化け物が襲ってきたとある。タツヤよ。その化け物はおぬしのご先祖様が倒したのじゃ。そしてわしが思うに今回と昔の2件はどちらもそのマルチワールドからの侵略だと思う。多分じゃが何らかの問題によって自分たちの世界が住めなくなり、住む場所がないためほかの似ている世界を侵略して自分たちのものしようとしているのじゃろう。どうやって世界を横断するのかはわしにもようわからん。じゃがこれしかつじつまが合わんのじゃ。さて本題に移るぞ。タツヤよ。おぬしにはこの国を救ってほしい。この国は見ての通り危機に瀕しておる。そこでおぬしの腕を見込み、この国を救うことを頼みたいのじゃ。頼む!この国を救ってくれ!」
テッショウはそう言い終わると深く頭を下げた。
「テッショウさん。頭を上げてください」
俺がそう言うとテッショウさんは頭を上げこちらを見た。
「分かりました。俺もそうしようかと思ってたんです。この国、救いましょう」
「本当か!?ありがとう…ありがとう…」
テッショウは涙目になってそういった。
「さてタツヤよ。行動に移る前にわしの専技を話しておこう」
※専技(スキル)。
専技とは生き物が生まれた時や修行をするうちに会得する技術である。
専技には3種類ある。
1つ目は生専技(ウィズスキル)。生き物が生まれつき会得しているスキルのことである。シンプルなものが多い。
2つ目は修専技(トレーニングスキル)。生き物が修行をするうちに覚えるスキルのことである。生専技より断然会得する難易度が高い。
3つ目は専用技(エクスクルーシブスキル)。生き物が生まれつき会得しているスキルでとても珍しい。神技(ゴッドスキル)とも呼ばれる。修行で会得することは不可能。強力なものが多い。
「わしの専技は「憧れる者」じゃ。能力を説明しよう。死んでいる者の能力を限定的じゃがその死因を作った者に与えることができる専用技じゃ。おぬしの剣技とわしの能力を合わせればオーガにメイスじゃ。どうかわしもおぬしに同行したいのじゃが、どうかな?」
そういうテッショウに俺は
「はい。お願いします。とても心強いです」
と返事をした。
テッショウはそう言い終わると深く頭を下げた。
「テッショウさん。頭を上げてください」
俺がそう言うとテッショウさんは頭を上げこちらを見た。
「分かりました。俺もそうしようかと思ってたんです。この国、救いましょう」
「本当か!?ありがとう…ありがとう…」
テッショウは涙目になってそういった。
「さてタツヤよ。行動に移る前にわしの専技を話しておこう」
※専技(スキル)。
専技とは生き物が生まれた時や修行をするうちに会得する技術である。
専技には3種類ある。
1つ目は生専技(ウィズスキル)。生き物が生まれつき会得しているスキルのことである。シンプルなものが多い。
2つ目は修専技(トレーニングスキル)。生き物が修行をするうちに覚えるスキルのことである。生専技より断然会得する難易度が高い。
3つ目は専用技(エクスクルーシブスキル)。生き物が生まれつき会得しているスキルでとても珍しい。神技(ゴッドスキル)とも呼ばれる。修行で会得することは不可能。強力なものが多い。
「わしの専技は「憧れる者」じゃ。能力を説明しよう。死んでいる者の能力を限定的じゃがその死因を作った者に与えることができる専用技じゃ。おぬしの剣技とわしの能力を合わせればオーガにメイスじゃ。どうかわしもおぬしに同行したいのじゃが、どうかな?」
そういうテッショウに俺は
「はい。お願いします。とても心強いです」
と返事をした。