ある世界を救うまで
ここはシャルド王国。
いくつもある王国の中でもかなり発展していて大きい王国である。
そんな王国にある青年がいた。
「はあっ!」
剣が地面に振り下ろされる。
「おおい、タツヤ!まあた剣の練習してんのかあ?」
この声は男友達のジョンだろう。
俺の名前はタツヤ・グレイル。
この王国に暮らす21歳。
これでも昔この王国を救った剣士の末裔なんだ。
恋人はいない。
別に俺自身が持てないというわけではなく、生まれてからずっと剣一筋のため、恋人を作る暇がないのだ。
こいつは親友のジョン。
出会いのきっかけは俺が通っていた学園の小等部のころ、俺が魔法の実技に苦戦しているときに
「俺が手伝ってやるぜ!」
と突然乱入してきて来たことだ。
結果は大失敗。
二人で先生にこっぴどく叱られた。
「はあ、お前もよく飽きないよなあ」
とジョンが俺の剣を振る姿を見ながら言う。
「飽きるとかじゃなくて上達するためにやってるんだよ!」
と言いまた剣を振り下ろす。
「まっいいや。それよりこれ、見てくれよ」
とジョンがポケットから何かを取り出す。
「ん?おお、魔法石のペンダントか。何に使うんだ?」
「これはな、俺がずっと片思いの近所のエリシアちゃんに告白するために市場から買ってきたんだぜ!」
とジョンが嬉しそうに言う。
「へえ告白するのかあ。振られたらどうすんだ?」
と俺はニヤニヤしながら聞く。
「その時はその時だ!さあ俺は行ってくるぞ!」
「ああ、がんばれ」
俺はそう言ってジョンのすがたを見送る。
こんな日常がずっと続けばいいなあ…
俺はそう思った。
これから起こることを何も知らずに…
いくつもある王国の中でもかなり発展していて大きい王国である。
そんな王国にある青年がいた。
「はあっ!」
剣が地面に振り下ろされる。
「おおい、タツヤ!まあた剣の練習してんのかあ?」
この声は男友達のジョンだろう。
俺の名前はタツヤ・グレイル。
この王国に暮らす21歳。
これでも昔この王国を救った剣士の末裔なんだ。
恋人はいない。
別に俺自身が持てないというわけではなく、生まれてからずっと剣一筋のため、恋人を作る暇がないのだ。
こいつは親友のジョン。
出会いのきっかけは俺が通っていた学園の小等部のころ、俺が魔法の実技に苦戦しているときに
「俺が手伝ってやるぜ!」
と突然乱入してきて来たことだ。
結果は大失敗。
二人で先生にこっぴどく叱られた。
「はあ、お前もよく飽きないよなあ」
とジョンが俺の剣を振る姿を見ながら言う。
「飽きるとかじゃなくて上達するためにやってるんだよ!」
と言いまた剣を振り下ろす。
「まっいいや。それよりこれ、見てくれよ」
とジョンがポケットから何かを取り出す。
「ん?おお、魔法石のペンダントか。何に使うんだ?」
「これはな、俺がずっと片思いの近所のエリシアちゃんに告白するために市場から買ってきたんだぜ!」
とジョンが嬉しそうに言う。
「へえ告白するのかあ。振られたらどうすんだ?」
と俺はニヤニヤしながら聞く。
「その時はその時だ!さあ俺は行ってくるぞ!」
「ああ、がんばれ」
俺はそう言ってジョンのすがたを見送る。
こんな日常がずっと続けばいいなあ…
俺はそう思った。
これから起こることを何も知らずに…