- 閲覧前にご確認ください -

あくまで夢小説です。個人の妄想と捏造の産物とご理解ください。
・女主人公 (女体化)
・なんでも許せる方向け
・原作改変あり、うろ覚えです。
・NARUTOとハンターハンターのクロスオーバーものです。
・誤字脱字あり  以上の点が許せる方向け
イタチは14〜15歳くらいのイメージ、、

文字サイズ変更

二次創作
イタチがHUNTER×HUNTERの世界に行ったら。

#4

イタチがHUNTER×HUNTERの世界に行ったら4

その際、目撃したもの達の記憶を消すことを忘れずに。
多少、術を使用してもここにいる者に一斉に幻術をかけるつもりでいた。

――でもそれは最終手段だが――




手荒な真似はなるべくしたくはないと思っていた。



イタチにはこの世界に呼び出した者を見つける目的がある。

その為に、この世界で生き抜き活動する際にハンターライセンスという証がどうしても必要だ。

だからこんなところで失格になる訳にはいかなかった。
どんな憎まれ口を叩かれようが、狡猾と言われようが、目的の為ならば他人を欺いてでも己1人でもやる。……そう思っていた。




――いや、前の世界かつてのイタチだったらそうしていた。




イタチはこの世界で再び生を受け(だと言っていいのか)ゴン達と出会い少しずつではあるが、己の中で変化しているものがあった。

前世か忍術によるもなのか未だよく分からないが、仮に忍びの世界で生きていた頃を前世とするならば、己の死因は1人で何でもかんでもやっていたこと、

つまり他人を頼る事をしなかったのがいけなかった。自分1人で全てできると、……それが間違いだった


ン。彼はサスケの友人であるナルトに似ている。

「(…懐かれているとは思う)」

イタチは懐いてくる少年を、かつての弟のように見てしまうのだ。【ブラコン能力発揮、、】

「(この少年に着いて行けば、何か分かる気がするのは何故だ?
神が存在するならば、これは人を頼れという天啓なのか?だから俺は再び生き、この少年の前に現れたのか?)」

――分からない、でもそんな気がするんだ……。



直感と言う不確実なものは信じたくはない、
だがイタチはこの時ばかりは信じてみたいと思った。




―――――――――――――――

老婆が出したクイズは特殊なもので、一般人からしたら心底、答えに迷うものであった。
だが、答えなければならない。

ゴン達の前に、後方から尾行していた受験者の1人はさっさと答え、先に行ってしまった。
なおも続く質問。当然答えの出ない問いに、レオリオは苛立ち、今にも老婆へ襲いかかりそうだ。

「!(そうか、このクイズの正解が分かったぞ!)」
1問目でクラピカはレオリオの言葉で質問の意図に気づいた。が教えようとしたところで老婆に阻止されてしまった。
ふと、クラピカは皆の様子を見る。

まず目に入ったのはゴン、まだ考えているのか答えが分かっているのかどちらか分からない。

次にレオリオ、答えは分かってなさそうだがそれでいい、早まって攻撃してくれるなよ、と。

最後にイタチだ。彼女はやはり気づいたらしい。唯一、目線が合いアイコンタクトだけで意思疎通を交わし、2人は頷く。



――――――――
 ――遡ることほんの少し前――





 イタチは初め、老婆の質問に対し長年(忍者)の経験から反射的に自身の中で回答を立てていた。

 だがそれは、誰か1人でも間違えば失格になってしまうこの場では言わなかった。

その判断は正解だった――

 当初考えていたものとは別の回答だと言う事に思い至ったのだ。

 そして先程尾行していた受験生の返答で確信した。

しかし、それはイタチが忍びの世に生きていた為に分かった事であり
反則わざ、と言われてもおかしくない。
           そう本人は思っていた。


が感じるがまま、赴くままに欲し、追求し、人格者であれと言うのか。

……神は俺にそれを強いるのか。
この血にまみれてきたこの両手で――。

まるで、生前の生き方を否定されているようだと思っていた。


「(……俺はそれでもいいと思っていた。里の為ならばどんな闇をも飲み込もうと、例えどんな汚名をつけられても俺は木の葉のうちはイタチだと、……そうありたかった。今でもその気持ちは変わらない。
でもその考えは間違いだったというのか)」
イタチは分からなくなった。

――同じような質問が老婆からまた出された。




――瞬間クラピカと目が合う。

今は考えるのはよそう……。拳を握る力には無視をして。



思考に耽る間、一瞬が長い時間に感じられた。


――――沈黙がゴン達を包んでいた。



――――――――――――――――――――――


――そう、俺が暗部でやってきたように、一族の時の様に――。
……結果や未来はどうなるか分からない。ただ言えるのはそこから先に好転する事は、限りなく無に等しい。最後はいつも己の弱さを自覚するだけだ。そこにはいつだって、残酷な現実があるだけ。


クラピカとレオリオ、ゴンは驚いていた。
――まさかイタチからそんな言葉が出るなんて、それに……その言葉にはどこか重みがあるし、やけにリアルだな、と。でも確かにイタチの言っていることはあり得る話だった。

そして3人とイタチの間には、根本的な何かが違うと感じてしまった。

「……確かに、来るべき状況に備える事は大事だ。レオリオの甘さもわかる。だが先程の老婆の質問と君の出した問いで、なぜどちらも助けないと断言する?」
「……正直、俺もどう選択するか分からない。でも、……できるならどちらも助けたいよ、、」




「……綺麗事だよ、それは」


イタチは冷ややかにゴン達を見る。
その双眼に、クラピカとレオリオの背に冷たい何かが通ったきがした。

た気がした。

――……そうか、そうだ。その考えもあったな。
遠くて忘れていた。最も近くて遠かったものだ――

もう一度、その綺麗事を諦めたくない、信じたい。希望を未来を掴みとりたい。




今世でも、また同じ過ちを繰り返そうとする所だった。


イタチはゴンの返答を聞くと、瞼をゆっくりと伏せた。そしてぽつりぽつりと話し出した。

「……そうだな、そうだといいな……」
フッと、イタチは目を伏せながら視線をゴンたちから外し、綻ぶように微笑した。言葉の意味をなぞるように、目を閉じて。

その表情はどこか、彼女自身に意味を持たせているようだと、ゴン達は感じた。

フワリ、と彼らの間に優しい風が吹き抜ける。



――やはり思考を変えるのは難しいものだな――

そして、次に目を開いた時、真っ直ぐとゴンの目を見ていた。

「………………なら、私が守るよ、ゴン。」

 ――今度こそ、守ろう、同じ立場で――


「……だから、もし私がそんな状況になった時は
、助けてくれるか?」

その声は小さかったが、何か確固たるものがあった。

「「……?」」
「うん、もちろんだよ!当たり前じゃん!」
「おいおい、俺らもいるぜ!」
「私もいるよ。まぁ、何を思い詰めていたか分からないが、解消したようで何よりだ」



ゴンの眩しい笑顔に当てられ、今度こそイタチもつられて笑った。

―さぁ行こう、辺りはもう暗い。でも彼らの周りは明るく、あたたかい――――

2025/05/24 10:09

アニオタ ID:≫ 1uearLdXtpox6
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 5

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL