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あくまで夢小説です。個人の妄想と捏造の産物とご理解ください。
・女主人公 (女体化)
・なんでも許せる方向け
・原作改変あり、うろ覚えです。
・NARUTOとハンターハンターのクロスオーバーものです。
・誤字脱字あり  以上の点が許せる方向け
イタチは14〜15歳くらいのイメージ、、

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二次創作
イタチがHUNTER×HUNTERの世界に行ったら。

#2

イタチがHUNTER×HUNTERの世界に行ったら2



―――――――――――――――――――――――

イタチは今までの出来事を整理した結果、この世界が自分のいた世界とは違う、という結論を出していた。

「はぁ、……ほんとうに忍術の類で俺はこの世界に呼ばれたのだろうか……」

もしそうなら術者よ、せめて近くにいてくれ。何故分からないところに飛ばすのだ……




当面の目標は俺をここに呼んだものの正体を見つける事だろう。その間に、この世界をより知る必要もある。
何より……術者が悪事を働く目的で俺を呼んだのなら、俺はそいつを倒す必要がある…もう二度と死者を冒涜するような術を作り出させない為に…。


でも違かったら?……これが問題だ。現に今俺は自由だ。操られていない。ここが先日からの違和感の原因でもある。
操る術は数多くあるのに、死者を呼び出させ、あろう事かそいつを自由にさせる目的は何だ?それも別の世界ときた。分からない……術の発動ミスか?
イタチは考えたが、結局考えることをやめた。どちらにせよ敵だった場合は潰すのだが

「……とりあえず、様子見だな……」


ここはどうやら孤島であるらしい。船で大陸に渡れば、拠点を広げて調査する事もできるだろう。


「そういえば……あの少年は船に乗ってハンター試験とやらに行くと言っていたな……」
中忍試験のようなものだろうか。ひとまず船に乗らなければ、この島からは出られまい。

「行くか……」
明日は早い――。





―――――――――――――――――――――――






朝日を浴びて、船はくじら島を出港する――。




「絶対に〜世界一のハンターになって帰ってくるかーー!!必ず戻ってくるからーーー!!」

少年ゴンは、故郷に別れを告げ新しい一歩を踏み出していた。

物語が一つ動き出す――――――――――――――





「クックク、世界一のハンターね」
「舐められたもんだぜ」
「ハンター試験には毎年全世界から、数百万人の腕利きが集まるんだぜ、だが選ばれるのは一握り……滅多な事を口にするもんじゃあねえ〜ぜ、坊主」

ゴンが振り返り辺りを見渡すと、そこにいる人々は強そうな男達ばかりであった。



―――――――――――――――――――――――


鴎が鳴いているー。


「……来る」
少女は座っていたデッキから、静かに立ち上がり船内に入っていったー。



「ん?」
空を見上げたゴンはウミヅルたちがいつもと違う様子に気がついた。海の匂いに混じる……何か……

すぐに見張り台まで登り、海の様子を眺め、やがてゴンの推測は確信へと変わった。

「!……ものすごくでっかい嵐がくるよ!!ほんとだって!匂いでわかるんだ!!」

近くにいたこの船の船長は、ゴンの瞳を見てある1人の男の面影をそこに見た。

「(こいつは……まさか!)」

少年の言った通り、その後、船は波打、受験者達は嵐の中の船旅を余儀なくされたのだった―。







―――――――――――――――――――――――

「うゲェー〜」



船内は生きた人の屍が転がっている。

ほとんどの人達は、先程の嵐で船酔いして意気消沈していた。
この船の船長は、そんな男たちをみて内心呆れ返っていた。

「……ふんっ情けね〜なー、あの嵐でこれとはな……これでハンター試験受けようってんだから、笑っちまうぜ……ん?」
その中でも数人は平気でいる奴がいるらしい。

1人は先程の少年、おそらくジンの息子だろう。お人好しなのか、酔ったやつを介抱してやがる。
2人目はハンモックで寛いでいる少年。こいつも随分余裕そうだ。
3人目は背の高い、メガネを掛けたやつ。


「(なるほど、少しは骨のある奴もいる見てーだな……ん?)」

ふと視線をその3人から少し離れたところにやると、もう1人、そこにはいた。
フードを被った誰か、顔は見えない。壁に同化しているかの様に佇んでいた。

「(……!あんなやつ、最初からこの船に乗ってたか?今まで全く気づかなかったぜ……まぁいい。)」

周りのやつもどうやら気になったらしい、先程の黒髪の少年と壁と同一化状態の怪しい人物を、横目で見ていた。



―――――――――――――――――――――――






イタチは現在迷っていた。―どう答えるべきか―


「お前ら……なぜハンターになりたい?」

目の前の船長らしき人物は、4人に尋ねた。

――――――――――――――――

           


先程の嵐で周りの奴らは、ほぼ全滅(まぁ、死んだはいないのだが)したらしい。俺を含む無事な奴らが、船長に呼ばれ操舵室に入っていった。


「まずは4人の名前を聞こうか……」

「俺はゴン!」
「私はクラピカ……」
「レオリオだけど……」
「……俺は……イタチだ……」
「(((……俺?……てことはこいつ男だった/のかか/な?)))」

でも声は女っぽいなぁーと、その場にいた者達は思った。



順調に名前を言っていく中、イタチはなぜ自分達が呼ばれたのかを考えていた。
そして、冒頭の質問に一瞬困惑していたのである。

「俺は親父がハンターなんだ!――――(略)―」

「(……まるで面接のようだな……)」


イタチは船長が各々に対し、なぜハンターとやらになりたいのかを答えていく中で、そう思っていた。

「(あの船長の目はこちら側を観察している。何を判断している?)」

そして、やはりというべきか船長の発言で、この面接のような会話は、ハンター試験の足切りとして判断材料にされていたらしい。

「(なるほど……ハンター試験とやらの足切りだった訳か、俺は別に試験に行くわけじゃないからな……答えなくても問題はないか……。)」



イタチはハンターとやらを目指すこの3人の話を聞いていた。
特に、クラピカという少年の過去に少し動揺していた。
似ているのだ己の知っている人物の過去と。
だからこそ、分かる。その痛み、辛さが。弟がそれだったからだ。復讐に走るのはよく分かる。

「(……まぁ、その復讐に仕向けたのは俺だったんだがな……、こちらの世界にも暁のような犯罪者集団がいるとはな……)」

この世界は前のよりは安全だが、平和かというと、そうでもないらしい。
――――――――――――――――――――

「っ!おい!テメェ〜もずっと黙ってないでさっさと答えろよ!」

眼鏡の青年、レオリオが俺に話しかけてきていた。

「……俺は……答える必要がない」
「あ〜ん💢?俺らも答えたんだから、テメェ〜も答えるのが筋だろう〜がよ!」
「……不本意だが、レオリオの意見に賛成だ。私たちだけ志望動機を話すのはフェアじゃない。それに君は船長の話を聞いていなかったのか?理由を話さねば落とされるかもしれないのだよ。」
「ってめぇーは、一言余計だ!」
「俺も聞きたい!」

――困った――

「……話すも何も、俺はハンター試験とやらに受ける為にここに来ているわけじゃない。
だからその船長からの合否も、俺にはとって必要性は感じられない。それだけだ。これ以上話すことはない。」

一同は唖然とした。


「はぁ〜?!!いや!お前、じゃあなんでここにいるんだよ!!」
「移動手段が船しかなかったから、それだけだ。」
「……オメェさん、間違ってこの船に乗っちまったてことか?」
「……いや、移動手段として仕方なくこの船に乗った。それだけだ。」
もはや誰も何も言うまい。
そこに静寂が広がった。


だが、その静寂の中、空気を破ってくれる猛者が現れた。
それが、ゴンという少年である

「えぇー!なんで?せっかくだし一緒にハンター試験受けようよ!!」

「……「「え、」」」


今度はイタチが困惑する番になった。

「おい、ガキ!何で敵を作るようなこと言うんだよ!ハンター試験受けないっていってんだから好きにさせとけよ!」
「えーだって、大勢いた方がきっと楽しいよ!!」

ズコッーーーと今度はレオリオがガクッと倒れた。

「ってめぇ!ーーピクニックに行くんじゃねーんだぞ!!」
「ハンター試験はそんな気軽に行けるところじゃないし、命を伴うかもしれない危険な所だ。」

「そうかもしれない、けど俺、イタチさんのこともっと知りたいし!」
「……なぜ?」

「だって君、クジラ島から出てきたでしょ!俺の住んでる所と同じ匂いが君からしたもん!あそこには俺ぐらいしか子供いないのに、君に会ったことないよ!」
「…ただの観光客で、たまたま、あの島にいただけだったら?」
「嘘だよ!ただの観光客の人だったら、わざわざこの船じゃなくて、あの後港に来る観光専用の船に乗ればいいし、……でもこの船に乗ったってことは、早く大陸に着いて行きたかった場所があったからじゃないの?」
当たらずとも遠からずだった。だが、面白い
「……フッあぁ、その通りだ」

イタチはぐいぐい質問してくる少年に、瞳を反らせないでいた。
光輝く瞳は真っ直ぐ、フードの影で顔も見えないであろうイタチの瞳に向けられていた。
純粋無垢なその瞳は、幼き頃の弟の姿にどこか似ている……
――――――――――――――――――――――
イタチは考えていた。
「……(ハンター試験か……話しを聞いていた限り、資格の様なものであるらしい。それがあると金も入り、生活には困らなさそうだ。何より、この世界の事をもっと知れるし、融通が効く。俺の飛ばしたやつの正体を早く見つけられるかもしれない……)船長、質問がある。」
 そして、イタチは数分悩んで、ゴンから船長に視線を移した。
「なんだ」
「俺はハンター試験とやらに受験者として登録していない。途中からの参加は可能か?できるのなら、俺も受験者として申請したい。」 
「……あぁ、問題はない。俺から受験者登録をしておこう。だがその前に、ハンターになる理由は答えてもらう。」

「……ハンターになれば様々所に行けて、金も入る。生活には困らない。俺の目的も含め、資格を取った方が効率的であると判断したからだ。」
「……まぁ、いいだろう、」
「やった!これで一緒に受けられるね!!」
「っかぁーーお前も結局受けるのかよ!ったくよ!何が効率的だ、だよ!金が目的で充分だろ!」



「品性は金では買えないのだよ、レオリオ」

その一言でレオリオの堪忍袋の尾がキレた。

「……3度目だぜ……表へでな、その薄汚ねぇクルタ族って奴の血を叩き潰てやる」
「っ!なんだと!取り消せ!」
「嫌だね」
「取り消せ……」
「……レオリオさんだ……」
2人はあれやこれや言い合いを始めて、船舵室から出て行ってしまった。

「っおい!」2人が出て行ったのをみて、船長は焦ったがゴンは落ち着いていた。

「ほっとこうよ、あの2人の問題なんだから……ミトさんが言ってた。相手が怒ってたら何に対して怒っているのか考えなさいって(略)…………………

あっ、ねぇさっき言ってた君の目的って何なの、聞いてもいい?」
興味ありまくりの瞳が俺に訴えかけてきた。


「……すまないが、それは教えられない……」
話せば、関係ないこの子を巻き込むかもしれない。

「……そっか、そうだよね…無理に聞いてごめん。」
ゴンがちょっと残念そうな顔をして、申し訳なさそうに、下を向いた。


イタチはちょいちょいとゴンを側まで手招きをした。
「……?」ゴンは急ぎイタチの前に足を進めた


――トン



「―許せゴン、また今度だ――」


そっとゴンの額に、イタチの2本の指があたった。

ゴンはその時、イタチの素顔を捉えた――フワリと天使が微笑んでいるような、そんな表情だった。

「!イタチって、綺麗なお姉さんだったんだね!!フード被ってたから全然分からなかった〜!

もう!ダメだよ!『俺』なんて乱暴な言葉遣いしちゃったら!」

「!あぁ……すまない。」

嬉しそうな表情を見られてよかった、と思うと同時に、ゴンが指摘したおかげでハッと、自分の状態がどうなっていたのかを思い出した。


「(そうだ……忘れていた。中身は俺でも見た目は女だった…変化の術で前の容姿に戻る事はできるが、通常は女だ。常時チャクラを練るあの術は使うより、温存しておいた方がいい……)」







嵐の勢いが強くなってきた、あの2人を迎えに行った方がよさそうだ――。

2025/05/24 09:28

アニオタ ID:≫ 1uearLdXtpox6
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