水面に映る影と霧
ミナモ「一緒に失くしちゃったもの探そうか。」
「うん。一緒に見つけよ。」
ミナモが私の手を引く。
どこに行くのかまではわからない。
でも、ミナモはなんだか信頼できる気がする。
前から、ずっとずっと前から、一緒にいたような感覚。
懐かしい後ろ姿。
最期まで着いてきていた。
あの事件から、ずっと見なくなった君の面影も全部。
「なんか思い出すなぁ。」
ミナモ「なにを?」
「昔、紅葉が広がる中にあった湖の道を誰かと一緒に通っていたような記憶があるんだ。曖昧でよく覚えてないけど。その時の湖は本当にきれいだったことも覚えてる。」
ミナモ「へぇ。」
チャリ…
ミナモは、石を軽く握った。
ミナモ「本当に覚えてない?」
「なにが?」
ミナモ「まぁ。私も最初はわからなかったけど・・・。その君の曖昧な記憶と、優しい言葉。女の子の姿だったからわからなかったけど、きっと君は導いてくれる。」
「??」
意味もわからず困惑してた。
でも次の瞬間。
ミナモ「[漢字]七霧[/漢字][ふりがな]なぎり[/ふりがな]君。」
[水平線]
さよなら。七霧君。
また、一人にしちゃうけど。
私はちゃんと戻ってくるよ。
少しだけさよならだけど。
信じて待って。
『[太字]最期くらい、笑ってよ。[/太字]』
ミナモ「さよなら。また今度、必ず…」
トンッ…
ミナモは、下がわからない、見えないほど高い場所を背中から飛び降りた。
その時、ミナモの胸でピンク色に光る物があった。
あの石だ。
その瞬間、私は昔のことを全て思い出した。
七霧「ミナモ!!」
ミナモ「最期くらい、笑って!七霧君!絶対会いに行くから」
七霧「分かった!絶対だよ!!」
七霧 ミナモ「「約束だよ」」
「うん。一緒に見つけよ。」
ミナモが私の手を引く。
どこに行くのかまではわからない。
でも、ミナモはなんだか信頼できる気がする。
前から、ずっとずっと前から、一緒にいたような感覚。
懐かしい後ろ姿。
最期まで着いてきていた。
あの事件から、ずっと見なくなった君の面影も全部。
「なんか思い出すなぁ。」
ミナモ「なにを?」
「昔、紅葉が広がる中にあった湖の道を誰かと一緒に通っていたような記憶があるんだ。曖昧でよく覚えてないけど。その時の湖は本当にきれいだったことも覚えてる。」
ミナモ「へぇ。」
チャリ…
ミナモは、石を軽く握った。
ミナモ「本当に覚えてない?」
「なにが?」
ミナモ「まぁ。私も最初はわからなかったけど・・・。その君の曖昧な記憶と、優しい言葉。女の子の姿だったからわからなかったけど、きっと君は導いてくれる。」
「??」
意味もわからず困惑してた。
でも次の瞬間。
ミナモ「[漢字]七霧[/漢字][ふりがな]なぎり[/ふりがな]君。」
[水平線]
さよなら。七霧君。
また、一人にしちゃうけど。
私はちゃんと戻ってくるよ。
少しだけさよならだけど。
信じて待って。
『[太字]最期くらい、笑ってよ。[/太字]』
ミナモ「さよなら。また今度、必ず…」
トンッ…
ミナモは、下がわからない、見えないほど高い場所を背中から飛び降りた。
その時、ミナモの胸でピンク色に光る物があった。
あの石だ。
その瞬間、私は昔のことを全て思い出した。
七霧「ミナモ!!」
ミナモ「最期くらい、笑って!七霧君!絶対会いに行くから」
七霧「分かった!絶対だよ!!」
七霧 ミナモ「「約束だよ」」