水面に映る影と霧
私は今、原宿に立っている。
沢山の人が行き来している。
そろそろあれを探さないと。
みんな違う。
「あ・・・。」
アレって、なんだっけ。
物だっけ。
ヒトだっけ。
それとも、存在しないものだっけ。
存在しないものってなに?
???「そこの子。何をブツクサ言っているの?」
「!」
ミナモ「私はミナモ。探し物?」
「うん。」
聞いたことがあるような、ないような名前。
「ミナモ」って、どう書くんだろう。
ミナモ「実は、私も探しものなんだ。」
「ミナモ、は、何を探してるの?」
ミナモ「・・・・。」
喋らない。
きっと、大事なものなくして、落ち込んじゃってるんだ。
「大丈夫。きっと見つかる。」
ミナモ「うん。ありがとう。そうだよね。しょげてちゃ君は絶対見つからない。」
ミナモは首に何かをつけた。
その先っぽには、水色に光る何かが着いていた。
おひさまに照らされてキラキラ光っているところが、薄いピンク色にも見えた。
すごく見覚えが合った。
私も、昔、それと同じものを持っていた気がする。
「それ、なに?」
ミナモ「これは、昔私の大事な人からもらった大切なもの。神様にもらったものなんだって。この石はその人の[太字]形見[/太字]。」
「『君』は見つけられないって言ってたけど人探し?」
ミナモ「そうだね。そうなる。分かっていても、絶対に見つけられないのに。」
「誰を探してるの?」
ミナモ「なーくん。」
「なーくん?」
ミナモ「そう。なーくん。」
沢山の人が行き来している。
そろそろあれを探さないと。
みんな違う。
「あ・・・。」
アレって、なんだっけ。
物だっけ。
ヒトだっけ。
それとも、存在しないものだっけ。
存在しないものってなに?
???「そこの子。何をブツクサ言っているの?」
「!」
ミナモ「私はミナモ。探し物?」
「うん。」
聞いたことがあるような、ないような名前。
「ミナモ」って、どう書くんだろう。
ミナモ「実は、私も探しものなんだ。」
「ミナモ、は、何を探してるの?」
ミナモ「・・・・。」
喋らない。
きっと、大事なものなくして、落ち込んじゃってるんだ。
「大丈夫。きっと見つかる。」
ミナモ「うん。ありがとう。そうだよね。しょげてちゃ君は絶対見つからない。」
ミナモは首に何かをつけた。
その先っぽには、水色に光る何かが着いていた。
おひさまに照らされてキラキラ光っているところが、薄いピンク色にも見えた。
すごく見覚えが合った。
私も、昔、それと同じものを持っていた気がする。
「それ、なに?」
ミナモ「これは、昔私の大事な人からもらった大切なもの。神様にもらったものなんだって。この石はその人の[太字]形見[/太字]。」
「『君』は見つけられないって言ってたけど人探し?」
ミナモ「そうだね。そうなる。分かっていても、絶対に見つけられないのに。」
「誰を探してるの?」
ミナモ「なーくん。」
「なーくん?」
ミナモ「そう。なーくん。」