第四話：「揺れる正義、繋がる絆」
合同実習の後、雄英高校のヒーロー科はあの日の騒動で少しざわついていた。あなたの斬撃が個性暴走者を止めたことは、生徒たちの間で話題になったが、一部からは「武器を使うのはヒーローらしくない」との声もあった。

「おい、佐切。あの斬り方、ちょっと怖かったぞ」
轟焦凍が廊下で話しかけてきた。彼の表情は真剣そのものだった。

「俺たちは力を使って守る。君のやり方は…ちょっと違う気がする」
焦凍の言葉に、あなたは静かに答えた。

「違うのは分かってる。でも、誰かが守らなきゃならない。私にできることはこれしかない」　　　　　そう……私には――　




放課後の廊下で、佐切が歩いていると、麗日お茶子が明るく声をかけた。

「ねえ、佐切さん！さっきの訓練、すごかったよ！斬術って最高にかっこええ！」

あなたは少し照れながらも、礼儀正しく答える。

「ありがとう。お茶子さんの応援が励みになる。」

そこへ上鳴電気がヘッドホンを外して割り込む。

「おう！斬り方、マジでキレッキレだったぜ。お前、やっぱ只者じゃねぇな！」


その時、轟焦凍が冷静に近づいてきた。

「斬撃は鋭いが、無駄な殺気を感じることがある。だが…守る意思があるなら認める。」

「…ありがとうございます。私の斬術は、守るための刃ですから。」

「それなら俺たちの個性も学んでみろ。そうすればもっと強くなれる。」

緑谷出久もニコニコしながら言った。

「そうだよ！ヒーローは仲間と一緒に成長していくんだ！佐切さんも僕たちと一緒に頑張ろう！」

爆豪勝己は腕組みしたまま、

「まあ…最初は俺が教えてやんよ。お前の斬り方、俺のぶっ壊す力に負けんな。あ"?分かってんだろ？」

あなたは笑みを浮かべて応えた。

「それもまた、私にとっては修行です。」

お茶子が元気に言った。

「みんなで切磋琢磨できるって素敵や！これからもよろしく、佐切さん！」

あなたも深く頷く。

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

To be continued...