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可愛い生徒は殺し屋でした

#9


 「ん…おはよう…」
「あ、おはよう」

朝ごはんの匂いに釣られたのか、杏奈が起きてきた。
髪はボサボサで、所々寝癖がついている。
目は半前だし、めっちゃ眠そう。

「眠れた?」
「うん…」

いまにも落としそうな手に、コップの水を渡した。
あー。
絶対頭の中はまだ夢の中だw

 [大文字]フュルルルルルル シュッ!!!![/大文字]

謎の音。
なんだ!?

音は、俺の前で止まった。

「え…?」

杏奈が、一ミリにも満たなさそうな小さい針(?)を片手に持っていた。

2025/06/06 19:57

あちゃぱ ID:≫ 2.0XvDvCgJqrM
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