二次創作
雪男ホラー小説集
「●●」
「辰哉君」
彼は約束通り帰ってきた。___血まみれで。
「おいで。」
一瞬躊躇ったがついていく。
「これ、全部辰哉君がやったの?」
「うん。」
じゃあ次は私の番……、、
「じゃあ●●。バイバイ。」
一瞬の隙に押し倒され、辰哉君が馬乗りになる。
「いやだ。゚(゚´ω`゚)゚。」
「・・・。」
「私は辰哉君のこと愛してる!死ぬなんてやだぁ(泣)」
「わがまま言わない。」
嗚呼、私の人生ここで終了なんだ。
・・・待てよ?私がいなくなっても誰も悲しまないじゃ無いか。
じゃあ好都合なのか。辰哉君、私のこと思う存分殺していいよ。
「じゃあね。さようなら。」
ぎゅっと目を瞑る。
お腹に力を入れ、痛みに耐えれるように。
・・・あれ?痛く無い。
「辰哉、君?」
「ごめんね。やっぱ殺せない。」
「え?」
警察「深澤辰哉!確保!」
「た、辰哉君!」
「ごめんね。」
「いや!そんな!やだ!」
警察「山口●●さん保護しました。」
「辰哉君!行かないで!」
「ごめんね。」
「いやだ!離して!」
警察「●●さん危ないです。」
「やめて!!!」
それから数日が経った。
辰哉君は連続殺人事件の犯人で死刑が確定された。
今日は最後の面会。
「辰哉君……」
「ごめんね。」
「謝らないで。」
「今まで俺のこと好きって言ってくれた子達を散々殺してきた。」
「・・・。」
「でもね、●●だけは殺せなかった。」
「●●は俺のこと愛してくれた。他の人より愛してくれて素の俺を受け入れてくれて嬉しかった。」
「やっと気づいた。俺は●●のこと愛してたんだって。」
「・・・遅いよ。」
「遅いよね。はぁ、、なんでこうなっちゃったんだろー。」
「辰哉が諦めて逃げなかったからでしょ。」
「そういうことじゃなくて、」
「どういうこと?」
「どうやったら●●ともう少し一緒に入れたんだろう。」
「ばーか。」
「え、酷っ!?」
「・・・辰哉が死刑になったら私どうやって生きていこうかな。」
「俺の分まで生きてね。」
「後追いしちゃおっかな。」
「それだけはやめて。あっちの世界で俺怒っちゃう。」
「辰哉怒っても怖く無いじゃん。」
「えー怖いしー!!」
『面会時間終了です。』
「お別れだね。」
「・・・辰哉ぁ、、」
「愛してる。」
「私も愛してる。」
「じゃあね。」
「ばいばい、、」
私はただ突っ立っていた。
消えていく辰哉君の背中を見ながらもう会えないんだ、と。
死刑の日
私は辰哉君の友達の渡辺君とお見送りに行った。
私は辰哉君が消えるまでずっと、ずっとそこにいた。
一人で、雨に濡れながら。
私も死のうかと思った。
でも渡辺君に止められた。
お前が死んだら深澤が悲しむだろばーか、って。
渡辺君って意外と優しいところあるんだね。
辰哉君。私は辰哉君の分まで生きていく。
精一杯生きていくから。
だから待ってってね。天国で私のこと見守っててね。
[右寄せ][明朝体][斜体]〜Fin〜[/斜体][/明朝体][/右寄せ]
「辰哉君」
彼は約束通り帰ってきた。___血まみれで。
「おいで。」
一瞬躊躇ったがついていく。
「これ、全部辰哉君がやったの?」
「うん。」
じゃあ次は私の番……、、
「じゃあ●●。バイバイ。」
一瞬の隙に押し倒され、辰哉君が馬乗りになる。
「いやだ。゚(゚´ω`゚)゚。」
「・・・。」
「私は辰哉君のこと愛してる!死ぬなんてやだぁ(泣)」
「わがまま言わない。」
嗚呼、私の人生ここで終了なんだ。
・・・待てよ?私がいなくなっても誰も悲しまないじゃ無いか。
じゃあ好都合なのか。辰哉君、私のこと思う存分殺していいよ。
「じゃあね。さようなら。」
ぎゅっと目を瞑る。
お腹に力を入れ、痛みに耐えれるように。
・・・あれ?痛く無い。
「辰哉、君?」
「ごめんね。やっぱ殺せない。」
「え?」
警察「深澤辰哉!確保!」
「た、辰哉君!」
「ごめんね。」
「いや!そんな!やだ!」
警察「山口●●さん保護しました。」
「辰哉君!行かないで!」
「ごめんね。」
「いやだ!離して!」
警察「●●さん危ないです。」
「やめて!!!」
それから数日が経った。
辰哉君は連続殺人事件の犯人で死刑が確定された。
今日は最後の面会。
「辰哉君……」
「ごめんね。」
「謝らないで。」
「今まで俺のこと好きって言ってくれた子達を散々殺してきた。」
「・・・。」
「でもね、●●だけは殺せなかった。」
「●●は俺のこと愛してくれた。他の人より愛してくれて素の俺を受け入れてくれて嬉しかった。」
「やっと気づいた。俺は●●のこと愛してたんだって。」
「・・・遅いよ。」
「遅いよね。はぁ、、なんでこうなっちゃったんだろー。」
「辰哉が諦めて逃げなかったからでしょ。」
「そういうことじゃなくて、」
「どういうこと?」
「どうやったら●●ともう少し一緒に入れたんだろう。」
「ばーか。」
「え、酷っ!?」
「・・・辰哉が死刑になったら私どうやって生きていこうかな。」
「俺の分まで生きてね。」
「後追いしちゃおっかな。」
「それだけはやめて。あっちの世界で俺怒っちゃう。」
「辰哉怒っても怖く無いじゃん。」
「えー怖いしー!!」
『面会時間終了です。』
「お別れだね。」
「・・・辰哉ぁ、、」
「愛してる。」
「私も愛してる。」
「じゃあね。」
「ばいばい、、」
私はただ突っ立っていた。
消えていく辰哉君の背中を見ながらもう会えないんだ、と。
死刑の日
私は辰哉君の友達の渡辺君とお見送りに行った。
私は辰哉君が消えるまでずっと、ずっとそこにいた。
一人で、雨に濡れながら。
私も死のうかと思った。
でも渡辺君に止められた。
お前が死んだら深澤が悲しむだろばーか、って。
渡辺君って意外と優しいところあるんだね。
辰哉君。私は辰哉君の分まで生きていく。
精一杯生きていくから。
だから待ってってね。天国で私のこと見守っててね。
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