一生分の愛
[明朝体]智佳とのデートから1週間がたった。
あの後僕たちは水族館でお土産を買って、その後手をつないで帰った。
智佳は楽しかったよ、と嬉しそうに言っていた。智佳が嬉しいというなら僕も本望だ。
あの後僕はお互いの家の場所を教えろと少し怖いほど強引に智佳に言われた。そして互いの場所を教えあうと智佳は
「じゃ明日僕の家に来れるかい?」
と無理な相談をしてきた。
いくら彼女の家だとしても1日で人の家の場所を覚えるのはさすがに無理だろう。
僕が無理だというと智佳は
「じゃあ明日じいやに迎えに行かせるから」
と言った。
翌日~
ピンポーン。
チャイムが鳴った。
「は~い」
母が出る。
「え?どなたですか?いや困りますって」
なにやら母がもめている。
「どうしたの?母さん」
僕が玄関に顔を出す。
「あなたが圭太様ですか?」
60歳くらいの老人がこちらを向いて言う。
「そうですけど…」
「そうですか。お嬢様から伝言を預かっています。ぜひあなたのご両親にご挨拶に行きたいと」
老人が言った。
「はあ…わかりました。で、いつくらいに来るんです?」
僕が聞く。
「明日には来たいとおっしゃっています。明日ご予定などございますか?」
「ないです…」
「それはよかった。では明日の13時ほどにそちらに向かいますので…」
老人はそれだけ言うと去っていった。[/明朝体]
あの後僕たちは水族館でお土産を買って、その後手をつないで帰った。
智佳は楽しかったよ、と嬉しそうに言っていた。智佳が嬉しいというなら僕も本望だ。
あの後僕はお互いの家の場所を教えろと少し怖いほど強引に智佳に言われた。そして互いの場所を教えあうと智佳は
「じゃ明日僕の家に来れるかい?」
と無理な相談をしてきた。
いくら彼女の家だとしても1日で人の家の場所を覚えるのはさすがに無理だろう。
僕が無理だというと智佳は
「じゃあ明日じいやに迎えに行かせるから」
と言った。
翌日~
ピンポーン。
チャイムが鳴った。
「は~い」
母が出る。
「え?どなたですか?いや困りますって」
なにやら母がもめている。
「どうしたの?母さん」
僕が玄関に顔を出す。
「あなたが圭太様ですか?」
60歳くらいの老人がこちらを向いて言う。
「そうですけど…」
「そうですか。お嬢様から伝言を預かっています。ぜひあなたのご両親にご挨拶に行きたいと」
老人が言った。
「はあ…わかりました。で、いつくらいに来るんです?」
僕が聞く。
「明日には来たいとおっしゃっています。明日ご予定などございますか?」
「ないです…」
「それはよかった。では明日の13時ほどにそちらに向かいますので…」
老人はそれだけ言うと去っていった。[/明朝体]