一生分の愛
[明朝体]「よし、終わった」
僕は最後のお皿を乾燥棚に置き、手をタオルで拭く。
「じゃあ部屋行こ」
その直後、智佳がそう言って僕の手を引く。
「はいはい」
僕はシンクの上の電気を消し、振り返る。
そして智佳についていく。
「あーっ!」
え?
ドガッ!
突如葵が僕の体にぶつかってくる。
が・・・ぶつかったのが僕という事は・・・
ダイヤモンドヨリモコワレナイ。
そう、一味違うのね・・・
「いてて・・・」
「大丈夫?葵」
「うん、ちょっと滑っちゃってさぁ」
ホントか?
足を見るに靴下も履いてないし、走るような理由もない。
なんで滑ったんだ・・・?
まあそんなことはどうでもいいや。
時には上から鉄骨が落ちてくることだってあるんだ。
これくらいの事、全然あるだろ。(適当)
にしても怪我がなくてよかった。
葵はスポーツをやりたがってるからな。怪我したら大変だ。
「じゃ、じゃあ兄貴!楽しんでね・・・!」
タタタッ
葵は部屋に戻って行った。
「なんだったんだろ?」
ぎゅ。
っ!?
「少し気を付けたほうがいいかも、ね・・・!」
ぎゅううううう!
「ちょっ!痛い痛い!」
「あ、ごめん。痛かった?」
~しばらくたって~
「つまりここをこうすると。こうなるわけだ」
「へー・・・」
あれから3時間ほどが経った。
今僕は智佳に勉強を教えている。
智佳、頭はいいんだけど。まだちと応用に弱いようだ。
どうやら家庭教師に教えてもらっているようで、少し先の範囲までやっているという。
また、3時間の間、葵と言葉が何回も来た。
「あ、兄さん。糸くずが。あ、手が滑った」
「兄貴!ちょっとこっち来てくんね!?」
「兄さん、ここなんだけど・・・」
究極のかまってちゃんなのか、偶然の積み重なりなのか。
ただ、どちらにしろ・・・
「ねえ、もう許してあげたら?」
「え゛?」
塵も積もれば山となるという言葉があるだろう。
その意味通り、塵が積もって「怒り」という山を作ってしまった。
その山の持ち主は智佳。
僕にはいつも通り優しいが、2人の話題を出すと言葉に濁点がつく。
正直めっちゃ怖い。
何するか分かんないし・・・
「あ!兄貴・・・!」
ギロッ!
「ひ」
部屋に入ってきた葵の口から怯えた音が飛び出す。
智佳を横目に見ると、瞳孔が開いている。
「獣の目」である。
こ、こええ・・・
僕はこんな子と付き合ってんの?
しかしそれもすぐ戻った。
抑え込んだようだ。
「そ、そろそろご飯らしいから・・・片付けしといてってお袋が言ってたぜ・・・じゃ」
ぴゅ~
葵はそう言い残し、背を向けて行ってしまった。
相当怖かったのだろう。
そりゃそうだ。
普通人間でこんな怒り方をするやつなんて中々いない。
え?てことは人間じゃないって意味になるが・・・
そう考えていると、突然智佳がこちらを向く。
「[小文字]わっ[/小文字]」
僕は小さな声で驚く。
「彼氏君は、2人の事どう思ってるの?」
「え?」
唐突すぎる質問である。
何を思ったのか・・・
ただまたしても、瞳孔が開いている。
答え方によっては、何をされるか分からない。
「いや、妹だなー、と」
これなら地雷を踏まないはずだ。
「へー」
頼む・・・!
ニコリ
「そうだよね、妹だよね。本当可愛い妹さんだよねぇ・・・」
ヨカタ。大丈夫ダタミタイダヨ・・・
ぎゅうー・・・!
あ、駄目だ。鉛筆の握り方が強くなってる。
「じゃ、じゃあ昼ご飯行こうか」
「うん」
智佳が椅子から立ち上がる。
僕たちはテーブルに向かった。
~少したって~
「ごちそうさまでした」
お通夜ムードだったなぁ!
とんでもないくらい静かでした!
母さんが話題を振ろうとしたが、全部無視っ!
父さんはあんまり喋らないからまさに地☆獄☆絵図。
僕も話そうとしたが、集団圧力に勝てなかった・・・!
不GUYないZE・・・
「さ、彼氏君。行こ」
ずっと前に食べ終わっていた智佳が僕を見てそう言う。
「ちょ!ちょっとどこ行く気!?」
僕が智佳に慌てて聞く。
「外だよ!外!」
うああああ!
連れていかれるよーーーーーーー!
「と、とにかく!いってきまーす!」
[明朝体][太字]ガチャン。[/太字][/明朝体]
シーン。。。
「大丈夫かね。圭太」
「ああ・・・」
「ちょっとやりすぎたんじゃねえの?姉貴・・・」
「いい薬だよ。前に兄さんが言ってた。『お灸をすえることも大切だ』って」[/明朝体]
僕は最後のお皿を乾燥棚に置き、手をタオルで拭く。
「じゃあ部屋行こ」
その直後、智佳がそう言って僕の手を引く。
「はいはい」
僕はシンクの上の電気を消し、振り返る。
そして智佳についていく。
「あーっ!」
え?
ドガッ!
突如葵が僕の体にぶつかってくる。
が・・・ぶつかったのが僕という事は・・・
ダイヤモンドヨリモコワレナイ。
そう、一味違うのね・・・
「いてて・・・」
「大丈夫?葵」
「うん、ちょっと滑っちゃってさぁ」
ホントか?
足を見るに靴下も履いてないし、走るような理由もない。
なんで滑ったんだ・・・?
まあそんなことはどうでもいいや。
時には上から鉄骨が落ちてくることだってあるんだ。
これくらいの事、全然あるだろ。(適当)
にしても怪我がなくてよかった。
葵はスポーツをやりたがってるからな。怪我したら大変だ。
「じゃ、じゃあ兄貴!楽しんでね・・・!」
タタタッ
葵は部屋に戻って行った。
「なんだったんだろ?」
ぎゅ。
っ!?
「少し気を付けたほうがいいかも、ね・・・!」
ぎゅううううう!
「ちょっ!痛い痛い!」
「あ、ごめん。痛かった?」
~しばらくたって~
「つまりここをこうすると。こうなるわけだ」
「へー・・・」
あれから3時間ほどが経った。
今僕は智佳に勉強を教えている。
智佳、頭はいいんだけど。まだちと応用に弱いようだ。
どうやら家庭教師に教えてもらっているようで、少し先の範囲までやっているという。
また、3時間の間、葵と言葉が何回も来た。
「あ、兄さん。糸くずが。あ、手が滑った」
「兄貴!ちょっとこっち来てくんね!?」
「兄さん、ここなんだけど・・・」
究極のかまってちゃんなのか、偶然の積み重なりなのか。
ただ、どちらにしろ・・・
「ねえ、もう許してあげたら?」
「え゛?」
塵も積もれば山となるという言葉があるだろう。
その意味通り、塵が積もって「怒り」という山を作ってしまった。
その山の持ち主は智佳。
僕にはいつも通り優しいが、2人の話題を出すと言葉に濁点がつく。
正直めっちゃ怖い。
何するか分かんないし・・・
「あ!兄貴・・・!」
ギロッ!
「ひ」
部屋に入ってきた葵の口から怯えた音が飛び出す。
智佳を横目に見ると、瞳孔が開いている。
「獣の目」である。
こ、こええ・・・
僕はこんな子と付き合ってんの?
しかしそれもすぐ戻った。
抑え込んだようだ。
「そ、そろそろご飯らしいから・・・片付けしといてってお袋が言ってたぜ・・・じゃ」
ぴゅ~
葵はそう言い残し、背を向けて行ってしまった。
相当怖かったのだろう。
そりゃそうだ。
普通人間でこんな怒り方をするやつなんて中々いない。
え?てことは人間じゃないって意味になるが・・・
そう考えていると、突然智佳がこちらを向く。
「[小文字]わっ[/小文字]」
僕は小さな声で驚く。
「彼氏君は、2人の事どう思ってるの?」
「え?」
唐突すぎる質問である。
何を思ったのか・・・
ただまたしても、瞳孔が開いている。
答え方によっては、何をされるか分からない。
「いや、妹だなー、と」
これなら地雷を踏まないはずだ。
「へー」
頼む・・・!
ニコリ
「そうだよね、妹だよね。本当可愛い妹さんだよねぇ・・・」
ヨカタ。大丈夫ダタミタイダヨ・・・
ぎゅうー・・・!
あ、駄目だ。鉛筆の握り方が強くなってる。
「じゃ、じゃあ昼ご飯行こうか」
「うん」
智佳が椅子から立ち上がる。
僕たちはテーブルに向かった。
~少したって~
「ごちそうさまでした」
お通夜ムードだったなぁ!
とんでもないくらい静かでした!
母さんが話題を振ろうとしたが、全部無視っ!
父さんはあんまり喋らないからまさに地☆獄☆絵図。
僕も話そうとしたが、集団圧力に勝てなかった・・・!
不GUYないZE・・・
「さ、彼氏君。行こ」
ずっと前に食べ終わっていた智佳が僕を見てそう言う。
「ちょ!ちょっとどこ行く気!?」
僕が智佳に慌てて聞く。
「外だよ!外!」
うああああ!
連れていかれるよーーーーーーー!
「と、とにかく!いってきまーす!」
[明朝体][太字]ガチャン。[/太字][/明朝体]
シーン。。。
「大丈夫かね。圭太」
「ああ・・・」
「ちょっとやりすぎたんじゃねえの?姉貴・・・」
「いい薬だよ。前に兄さんが言ってた。『お灸をすえることも大切だ』って」[/明朝体]