一生分の愛
「また負けた・・・」
現在、3回戦目。
勝敗は変わらず圭勝三。
智佳も強いが、ワタ―シの方が1枚ウワーテだったようディスネ。
「彼氏君、なんか仕込んでんじゃないの?」
むー・・・。
「いや、何もしてないって。それに運もあるよ」
「運も実力のうちって言葉知ってる?」
いや、それ負けた方から言う事ないって。
普通勝った方が「運も実力のうちだよ」って言ってはぐらかすんだよ・・・!
「マー、マー、マー♪。一旦ボードゲームからは離れよう」
「分かったよ・・・悔しい」
僕は少し微笑み、ゲームを無言で片づけ始める。
やはり智佳は可愛い。
世間的にはボーイッシュで、カッコイイと思われるかもしれないけど。
カワイイトコもあるんだ。
カワイイモノには棘がある。
棘に刺されたら、ね。
僕はもう刺されてるのかも、な。
詩めいた戯言はよそう。
今は、目の前を見て。
「彼氏君の部屋、本たくさんあるね」
「まあ、それほどじゃないけどね」
僕の趣味の1つに読書があるのがその所以だ。
小さいころから親にねだったり、自分の小遣いで本を手に入れてきた。
小さいころはよく読み聞かせをしてもらってたっけ。
図書館にも行ったなぁ・・・
税金で買った本を読んでさ。
あの頃は純粋だったな。
今が汚いみたいな言い方だな、オイ。
「ん?この本、読みたいと思ってたんだよね」
智佳が見ているのは「印象派・画集」。
少し前の本で、ぶらっと寄った古本屋で見つけたものだ。
その名の通り、印象派の絵がいくつも載っている画集だ。
「読む?」
僕が智佳に聞くと、彼女は僕の服の袖を引っ張る。
「一緒に読もうよ」
ドキュン!
恋のピストルで撃ちぬくのやめてくれ・・・
「メギャン」っていう擬音が聞こえてくるみたいだぜ・・・
「OK。うーん・・・ソファかな?読むなら」
「・・・いいね。行こう」
僕たちはソファに座り、画集を開いた。
~しばらくして~
「あら。2人してどうしたの?」
母さんである。買い物から帰ってきたのだ。
「画集見てんの」
「へー・・・あんた絵好きね」
そう、僕は昔から絵が好きだ。
なんだろう。
見てると心が和むというか・・・
「智佳さん。今日の夕食、トンテキにするんだけど。大丈夫?」
「大丈夫です。いただけるんですか?」
「勿論」
その言葉を聞いた瞬間、智佳の距離が何だか近くなる。
「じゃ、私は仕込み。仕込み・・・」
僕は画集に目を戻し、ページをめくる。
「あ。この絵好きなんだよね」
「そうなんだ・・・えーっと、アリメール、1230年。題名は「接吻」だって」
「へー・・・接吻、いいねぇ」
テレレレティーン!
なんだろう・・・新しい感じの勘が働いたぞ。
絵じゃなくて題名の方に智佳は「いいね」と言ってる気が・・・
そんなことは置いておいて・・・!
トテキの話をしよう。
~夕食~
トンテキ・・・それは豚のステーキ。
三重県、四日市市の名物料理。
外側はこんがり、内側はジューシーで柔らかいのが特徴の肉料理だ。
別名「グローブ焼」、「グローブ」ともいう。
トンテキの調理方法にはいくつかの特徴的な工夫が2つみられる。
1つ目は強烈なインパクトを我々に与えるグローブのような切り方。
こうすることで厚い肉でも火が通り、味がからみやすくなるのだ。
2つ目はソースと一緒に煮詰めるということ。
こうすることで味がより沁み込むのだ。
ちなみにポークソテーとの違いがここである。
ポークソテーはトンテキと違い、最後に好みのソースをかけるのだ。
トンテキは比較的新しい料理だ。
始まりは第2次世界大戦後といわれる。
発祥は四日市市の中華料理店、「來來憲」。
当時、トンテキはこのお店の看板メニューであったが、そこまで普及はしていなかった。
2005年、秋に四日市市職員の研修会で豚肉のステーキにスポットライトを当てようと発案され、それからご当地グルメとしてPRされていった。
2008年には「四日市とんてき協会」が設立され、トンテキマップも作成されるなどして、本格的な広報活動が開始された。
その後も全国のグルメフェスや大会に出品し、知名度を上げていった・・・
まあ、全部ペキペディアの情報なんだけど。暗記したの。
それじゃ、食べるとしますか。
席に着いて、よーい・・・
「いただきます」
家族全員+智佳でドン!
さあ、まずはスープ(味噌汁)からァ。
はい、旨いね。
具材は豆腐と小松菜、それと人参。
なんだか不思議な組み合わせだけどこれが旨い。不思議だ。
あれ?今不思議って2回・・・
まあ、どうでもいいさ!(無理矢理)
次、メイン!トンテキ!
キャベツ、米と一緒に・・・
じゅわぁっ♡
これだよ!これぇ!
思わず身震いするような圧倒的肉質!
それと濃厚なソース!
キャベツがいいチェイサーになって、米がすすむぅ!
こんなんなら・・・
ハッ!
味噌汁でまた再生する・・・
しまった。再びトンテキの特殊肉力が発動し、米とキャベツを咀嚼、そして再生。味噌汁を飲まされる。そして水をはさみ、トンテキの攻撃。これが無限に繰り返される・・・
ドン★
まさに無限ループ!
こっ、こんなことが・・・!
この僕が・・・僕が完食するなんて!(いつも)
米が・・・米が止まらない!
ならこの魔法も追加してやるZE★
「米おかわり」発動!
やめろおおおお!
現在、3回戦目。
勝敗は変わらず圭勝三。
智佳も強いが、ワタ―シの方が1枚ウワーテだったようディスネ。
「彼氏君、なんか仕込んでんじゃないの?」
むー・・・。
「いや、何もしてないって。それに運もあるよ」
「運も実力のうちって言葉知ってる?」
いや、それ負けた方から言う事ないって。
普通勝った方が「運も実力のうちだよ」って言ってはぐらかすんだよ・・・!
「マー、マー、マー♪。一旦ボードゲームからは離れよう」
「分かったよ・・・悔しい」
僕は少し微笑み、ゲームを無言で片づけ始める。
やはり智佳は可愛い。
世間的にはボーイッシュで、カッコイイと思われるかもしれないけど。
カワイイトコもあるんだ。
カワイイモノには棘がある。
棘に刺されたら、ね。
僕はもう刺されてるのかも、な。
詩めいた戯言はよそう。
今は、目の前を見て。
「彼氏君の部屋、本たくさんあるね」
「まあ、それほどじゃないけどね」
僕の趣味の1つに読書があるのがその所以だ。
小さいころから親にねだったり、自分の小遣いで本を手に入れてきた。
小さいころはよく読み聞かせをしてもらってたっけ。
図書館にも行ったなぁ・・・
税金で買った本を読んでさ。
あの頃は純粋だったな。
今が汚いみたいな言い方だな、オイ。
「ん?この本、読みたいと思ってたんだよね」
智佳が見ているのは「印象派・画集」。
少し前の本で、ぶらっと寄った古本屋で見つけたものだ。
その名の通り、印象派の絵がいくつも載っている画集だ。
「読む?」
僕が智佳に聞くと、彼女は僕の服の袖を引っ張る。
「一緒に読もうよ」
ドキュン!
恋のピストルで撃ちぬくのやめてくれ・・・
「メギャン」っていう擬音が聞こえてくるみたいだぜ・・・
「OK。うーん・・・ソファかな?読むなら」
「・・・いいね。行こう」
僕たちはソファに座り、画集を開いた。
~しばらくして~
「あら。2人してどうしたの?」
母さんである。買い物から帰ってきたのだ。
「画集見てんの」
「へー・・・あんた絵好きね」
そう、僕は昔から絵が好きだ。
なんだろう。
見てると心が和むというか・・・
「智佳さん。今日の夕食、トンテキにするんだけど。大丈夫?」
「大丈夫です。いただけるんですか?」
「勿論」
その言葉を聞いた瞬間、智佳の距離が何だか近くなる。
「じゃ、私は仕込み。仕込み・・・」
僕は画集に目を戻し、ページをめくる。
「あ。この絵好きなんだよね」
「そうなんだ・・・えーっと、アリメール、1230年。題名は「接吻」だって」
「へー・・・接吻、いいねぇ」
テレレレティーン!
なんだろう・・・新しい感じの勘が働いたぞ。
絵じゃなくて題名の方に智佳は「いいね」と言ってる気が・・・
そんなことは置いておいて・・・!
トテキの話をしよう。
~夕食~
トンテキ・・・それは豚のステーキ。
三重県、四日市市の名物料理。
外側はこんがり、内側はジューシーで柔らかいのが特徴の肉料理だ。
別名「グローブ焼」、「グローブ」ともいう。
トンテキの調理方法にはいくつかの特徴的な工夫が2つみられる。
1つ目は強烈なインパクトを我々に与えるグローブのような切り方。
こうすることで厚い肉でも火が通り、味がからみやすくなるのだ。
2つ目はソースと一緒に煮詰めるということ。
こうすることで味がより沁み込むのだ。
ちなみにポークソテーとの違いがここである。
ポークソテーはトンテキと違い、最後に好みのソースをかけるのだ。
トンテキは比較的新しい料理だ。
始まりは第2次世界大戦後といわれる。
発祥は四日市市の中華料理店、「來來憲」。
当時、トンテキはこのお店の看板メニューであったが、そこまで普及はしていなかった。
2005年、秋に四日市市職員の研修会で豚肉のステーキにスポットライトを当てようと発案され、それからご当地グルメとしてPRされていった。
2008年には「四日市とんてき協会」が設立され、トンテキマップも作成されるなどして、本格的な広報活動が開始された。
その後も全国のグルメフェスや大会に出品し、知名度を上げていった・・・
まあ、全部ペキペディアの情報なんだけど。暗記したの。
それじゃ、食べるとしますか。
席に着いて、よーい・・・
「いただきます」
家族全員+智佳でドン!
さあ、まずはスープ(味噌汁)からァ。
はい、旨いね。
具材は豆腐と小松菜、それと人参。
なんだか不思議な組み合わせだけどこれが旨い。不思議だ。
あれ?今不思議って2回・・・
まあ、どうでもいいさ!(無理矢理)
次、メイン!トンテキ!
キャベツ、米と一緒に・・・
じゅわぁっ♡
これだよ!これぇ!
思わず身震いするような圧倒的肉質!
それと濃厚なソース!
キャベツがいいチェイサーになって、米がすすむぅ!
こんなんなら・・・
ハッ!
味噌汁でまた再生する・・・
しまった。再びトンテキの特殊肉力が発動し、米とキャベツを咀嚼、そして再生。味噌汁を飲まされる。そして水をはさみ、トンテキの攻撃。これが無限に繰り返される・・・
ドン★
まさに無限ループ!
こっ、こんなことが・・・!
この僕が・・・僕が完食するなんて!(いつも)
米が・・・米が止まらない!
ならこの魔法も追加してやるZE★
「米おかわり」発動!
やめろおおおお!