一生分の愛
[明朝体]スタスタスタ。。。
「お嬢様、いいんですか?圭太さんのお家へ行っても」
ギロッ。
僕はその鋭い眼で金木をにらむ。
「野暮なことを聞くね」
「す、すみません・・・」
金木は大きな体を曲げて、平謝り。
「どうせ僕が1日くらいいなくなったって、父さんも母さんも心配なんかしないよ」
僕は昔から親からの愛情を感じたことがあまりない。
父さんも母さんも「仕事が忙しい」とか「構っている暇がない」とか言って僕を除け者にする。
1番酷かったのはあの時だ。
あれは6年前。
親戚の集まりがあった日。
その日は急な雷雨で、日帰りの予定だった親戚のほとんどが家に帰れなくなった。
あの時のニュースはよく覚えてる。
「台風が接近中。外には出ないように」って予報士が言ってたんだ。
僕はまだ7歳で、雷が怖かった。
ゴロゴロ・・・ピシャーン!
「わっ・・・!」
部屋は明るかったけれど、雷の音はそれでも大きい。
僕は必死になって音を聞くまいとしてた。
その夜、僕は寝室で眠ろうと思ったけれど、怖くて全然夢の中に入れなかったんだ。
僕の部屋の位置は一番雷が聞こえやすかった・・・と思う。
それで僕は2人に頼んだ。
「ねえ、お父さん、お母さん。一緒に寝てもいい?」
今思えば、幼稚だった。
ただの雷に怖がるなんて。当たるわけでもあるまいし。
でも確かに怖かったんだ。
けれど2人はこう言った。
「何が怖いんだ?言ってみろ」
僕は急いで答えた。
「雷っ!雷が怖いんだよぉ・・・」
これで2人は僕と眠ってくれる!安心して眠れるんだ!
僕はそう思った。
現実はそう甘くはなかった。
「雷?何も怖くないだろ。そんなもの」
「そうよ。雷なんて所詮電気なんだから。いつも使ってるでしょ?」
「だって・・・!」
僕が2人に伸ばした手は簡単に除けられてしまう。
「だってじゃないの。言い訳しかできないの?」
僕は涙が出そうになる。
だけど泣いちゃいけないと思った。
また怒られるから。
「じゃ、じゃあ電気が怖くないの・・・?当たったら大変なんだよ?」
「親になんて口をきくんだ!なら他の親戚に一緒に寝てもらえばいいじゃないか!」
「そうね。なら・・・春太おじさんなんてどう?」
春太おじさん。
僕は昔からこの人が嫌いだ。
どう考えても僕の事を親戚として見ていない。
にやにや僕の事を見てくるんだ。
「嫌だよ、僕、おじさんと一緒やだよ!」
「わがまま言うんじゃないっ!」
「そうよ。私からおじさんに言っておくから・・・」
僕の訴えなんて聞いてくれない。
その後、僕はおじさんと眠りについた。
よく覚えてないけど、嫌な事をされた気がする。
いや、覚えてないんじゃない。覚えていたくないんだ。
けれど僕は彼氏君に出会った。
彼氏君は愛でいっぱいなんだ。
空っぽだった僕に中身をくれた。
彼は僕の恩人でも恋人でもある。
本当に罪なやつ・・・
親を好きじゃない分、彼氏君への好きが上がってるのかな?
だから僕は彼氏君と一緒にいたいんだ。
一緒の物を食べたいし、一緒の物を使いたい、一緒になりたい。
暇な時間なんて作りたくない。
そんな時間は全部、彼氏君との時間に置き換えてやる。
そうでもしないと、僕はまた空っぽに戻っちゃうんだ・・・
「一応、旦那様には確認を取ります・・・」
そんな僕の思いに金木が水を差す。
でもこうしてくれてよかったかも。
僕がこのまま思いに浸っていたら、彼氏君にどうぶつけるか分からない。
餃子を焼くとき、水を入れるのと同じだ。
入れないと焦げちゃう。真っ黒にね。
いけない。伝わりずらい例えを使っちゃった。
彼氏君の影響かなぁ・・・?
今日は何を持ってこうかな。
彼氏君、ゲームが好きって言ってたよね。
ボードゲーム?カードゲーム?それとも小学生らしく普通のゲーム?
ボードゲームがいいな。
彼氏君とたくさん話しながら遊びたいからね。
今日お泊りしたら迷惑かな・・・?
2日連続っていうのは・・・流石に迷惑か。
彼氏君のお母さんから何か言われたらにしよう。
一応着替えは持っていくけど・・・
何時までいようかな?
うーん・・・迷惑かけるのも嫌だし・・・
こういう時はメールで聞けばいいよね。
タタタタタ。
返信、くるかなぁ・・・[/明朝体]
「お嬢様、いいんですか?圭太さんのお家へ行っても」
ギロッ。
僕はその鋭い眼で金木をにらむ。
「野暮なことを聞くね」
「す、すみません・・・」
金木は大きな体を曲げて、平謝り。
「どうせ僕が1日くらいいなくなったって、父さんも母さんも心配なんかしないよ」
僕は昔から親からの愛情を感じたことがあまりない。
父さんも母さんも「仕事が忙しい」とか「構っている暇がない」とか言って僕を除け者にする。
1番酷かったのはあの時だ。
あれは6年前。
親戚の集まりがあった日。
その日は急な雷雨で、日帰りの予定だった親戚のほとんどが家に帰れなくなった。
あの時のニュースはよく覚えてる。
「台風が接近中。外には出ないように」って予報士が言ってたんだ。
僕はまだ7歳で、雷が怖かった。
ゴロゴロ・・・ピシャーン!
「わっ・・・!」
部屋は明るかったけれど、雷の音はそれでも大きい。
僕は必死になって音を聞くまいとしてた。
その夜、僕は寝室で眠ろうと思ったけれど、怖くて全然夢の中に入れなかったんだ。
僕の部屋の位置は一番雷が聞こえやすかった・・・と思う。
それで僕は2人に頼んだ。
「ねえ、お父さん、お母さん。一緒に寝てもいい?」
今思えば、幼稚だった。
ただの雷に怖がるなんて。当たるわけでもあるまいし。
でも確かに怖かったんだ。
けれど2人はこう言った。
「何が怖いんだ?言ってみろ」
僕は急いで答えた。
「雷っ!雷が怖いんだよぉ・・・」
これで2人は僕と眠ってくれる!安心して眠れるんだ!
僕はそう思った。
現実はそう甘くはなかった。
「雷?何も怖くないだろ。そんなもの」
「そうよ。雷なんて所詮電気なんだから。いつも使ってるでしょ?」
「だって・・・!」
僕が2人に伸ばした手は簡単に除けられてしまう。
「だってじゃないの。言い訳しかできないの?」
僕は涙が出そうになる。
だけど泣いちゃいけないと思った。
また怒られるから。
「じゃ、じゃあ電気が怖くないの・・・?当たったら大変なんだよ?」
「親になんて口をきくんだ!なら他の親戚に一緒に寝てもらえばいいじゃないか!」
「そうね。なら・・・春太おじさんなんてどう?」
春太おじさん。
僕は昔からこの人が嫌いだ。
どう考えても僕の事を親戚として見ていない。
にやにや僕の事を見てくるんだ。
「嫌だよ、僕、おじさんと一緒やだよ!」
「わがまま言うんじゃないっ!」
「そうよ。私からおじさんに言っておくから・・・」
僕の訴えなんて聞いてくれない。
その後、僕はおじさんと眠りについた。
よく覚えてないけど、嫌な事をされた気がする。
いや、覚えてないんじゃない。覚えていたくないんだ。
けれど僕は彼氏君に出会った。
彼氏君は愛でいっぱいなんだ。
空っぽだった僕に中身をくれた。
彼は僕の恩人でも恋人でもある。
本当に罪なやつ・・・
親を好きじゃない分、彼氏君への好きが上がってるのかな?
だから僕は彼氏君と一緒にいたいんだ。
一緒の物を食べたいし、一緒の物を使いたい、一緒になりたい。
暇な時間なんて作りたくない。
そんな時間は全部、彼氏君との時間に置き換えてやる。
そうでもしないと、僕はまた空っぽに戻っちゃうんだ・・・
「一応、旦那様には確認を取ります・・・」
そんな僕の思いに金木が水を差す。
でもこうしてくれてよかったかも。
僕がこのまま思いに浸っていたら、彼氏君にどうぶつけるか分からない。
餃子を焼くとき、水を入れるのと同じだ。
入れないと焦げちゃう。真っ黒にね。
いけない。伝わりずらい例えを使っちゃった。
彼氏君の影響かなぁ・・・?
今日は何を持ってこうかな。
彼氏君、ゲームが好きって言ってたよね。
ボードゲーム?カードゲーム?それとも小学生らしく普通のゲーム?
ボードゲームがいいな。
彼氏君とたくさん話しながら遊びたいからね。
今日お泊りしたら迷惑かな・・・?
2日連続っていうのは・・・流石に迷惑か。
彼氏君のお母さんから何か言われたらにしよう。
一応着替えは持っていくけど・・・
何時までいようかな?
うーん・・・迷惑かけるのも嫌だし・・・
こういう時はメールで聞けばいいよね。
タタタタタ。
返信、くるかなぁ・・・[/明朝体]