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一生分の愛

#68

伏魔肉寿司

[明朝体]「いやあ、楽しみだね。お寿司。僕、あまり外食には行かなくてね。回転寿司なんて久しぶりさ。彼氏君は何のネタが好き?」
「うーん・・・マグロ、かねぇ・・・」
「へー。僕も好きだよ、マグロ。どこの部位が好きなの?」
僕と智佳はさっきからこんな会話を続けている。
今は回転寿司へ行く途中。
妹たちはしょんぼり父さん、母さんと一緒に前を歩いている。
しょんぼりレベルは・・・7ってところだろ。
金木さんは一番後ろ。
今日はよく行く回転寿司チェーン、「すしの進」でランチ。
ネタの鮮度が他の店と段違いなんだよな。
きっと企業努力の賜物なのだろう。
にしても驚いた、智佳はあまり外食には行かないのか。
「えーっとね、僕はやっぱり大トロが好きかな」
「へー・・・」
家にお手伝いさんがいっぱいいるらしいし。
きっとその人たちに作ってもらってるんだろう。
それか前言ってたみたいに自炊をしてるのか。
どちらにしろ、いいもの食べてるんだろう。
ていうかさらっと罠にはめられたよ・・・
これからは気を付けないと・・・
「言う事聞くって言ったよね?」で全部はぎとられっぞ。
「ねえ彼氏君、聞いてる?」
「あ、ごめんごめん。僕はね・・・」
~10分後~
「着いたわ」
目の前には光り輝く看板。
「すしの進」とある。
着いたっぽいねっ!
お邪魔するワヨー。
「イラッシャイマセ!タンマツニニュウリョクヲオネガイイタシマス!」
「えーっと・・・金木さんは一緒に食べますか?」
「私は、、、結構です」
グルルルル・・・
「あ!」
「金木のお腹は正直だね。いいよ、一緒に食べて。わがままに付き合ってくれたし」
「すみません、お言葉に甘えさせていただきます・・・」
ポリポリ。
金木さん、頭かいてら。
お腹すいてたんだな。
「じゃあ7人ね・・・」
ウィーン、ガシャ。
「オキャクサマノバンゴウハ281バン、282バンデス!オヨビシマスノデスコシオマチクダサイ!」
「だって、待ちましょ」
ボフッ
僕は待つために長椅子に座る。
その隣に智佳が座る。
どんどん、どんどん詰めてくる・・・
ピタッ
あら、シンデレラフィット!
・・・ちゃうねん!
近いって!
「あと、7組。大体10分くらいじゃない?」
「はーい」
少し沈黙が流れる。
「あ、そういえば金木さん。大丈夫なの?智佳さんこんなところ来て」
「旦那様に確認しましたが、『好きにしろ』とのことで・・・」
「ちょっと酷くない?ねぇ、お父さん」
「ん?ああ・・・」
金木さんと母さんの話が弾む。
その間、父さんが黙ってそれを聞く。
ぎゅっ。
智佳が僕のシャツを母さんや金木さんには見えないように握る。
悪戯か、主張か・・・
おいおい、二人とも、そんな目で見ないで。。。
僕がやってって頼んだんじゃないんだよ・・・本当だよ。。。
それでも時は流れる。
この時間にも終わりが来る。
あー、もう。これ、今日夢に見るぞ。(やったぜっ!)
~少しして~
「281バン、282バンノオキャクサマ!オヨビダシカウンターヘオコシクダサイ!」
「呼ばれたよ」
「じゃ、行きましょ」
葵と言葉、分かりやすく気落ちしてるなー・・・
それに比べて智佳は微笑んでる。
全く女心は分からないな・・・
さて、席は・・・「77番」か。
今日はやけに7が多いな。宝くじ買ったら当たるかな。
さ、荷物を置いてっ。
「子供と大人で分かれたらどうよ?色々話したいこともあるだろうし」
「いいわね。じゃ、そうしましょ」
よしっ!智佳と隣っ!
「さ、頼も頼も。何食べたい?」
「彼氏君からどうぞ」
「兄貴からでいいよ・・・」
「兄さんからで」
「いやね、この世にはレディーファーストって言葉が・・・」
「いいもんっ。ファーストじゃなくて!」
「私も・・・」
僕、なんかしました?
それじゃあ頼むとするかなぁ。
何を頼むかは考えるとして・・・
私が寿司屋で食べていて気が付いたことはハンバーグは寿司ではないという事です。(過激論)
さ、僕のセンス、見せてやるぜ。[/明朝体]

作者メッセージ

どうでしたでしょうか?
文章表現などがおかしかったらコメントで指摘してくださると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2026/04/09 20:16

柴T ID:≫ 73uaQYEMLJl4k
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