一生分の愛
[明朝体]「ご飯できたって」
言葉が部屋に来て僕に言う。
「はいよ。行こう」
僕はそう返事をする。
「うん」
智佳はさっきまで見ていた棚から目を放し、リビングに向かう。
今日のご飯は…
豚丼か…
結構スタミナはつくけど智佳、食べきれるかな…
そう思いながらも僕はしゃもじで米を茶碗によそう。
「愛沢さんはどれくらい食べれます?」
母さんはそう智佳に聞く。
「結構多めに食べれますよ」
智佳は答える。
「はい…」
~少しして~
「いただきまあす」
僕たち家族は手を合わせ、箸をとる。
智佳もそれに続く。
「いただきます…」
豚丼を口に入れる。
旨!
豚肉に脂がのっているヨ!
いつもよりいいお肉だヨ!コレ!
そしてショウガが効いているヨ!
ああ、ショウガが僕に語り掛けてくる…
「キミノカラダヲゲンキニスルヨ…サア、ボクヲタベテ…」
アンタは国民的ヒーローか…
ありがてぇ…
あれ?
おかしいな…
米が止まらねえ…
味噌汁は…
おっほっほっほww
私の好きな具ランキング上位のなめこさんじゃあ、あぁりませんかぁ…
いんやぁ志さぁん…すぅばらしぃですよぉ…
サラダには…
はい!クゥ~ルゥ~トォ~ン(某青狸ボイス)
これも私の好物ですよ。
はい。旨。
いや、これはいいゾ…
だけれども…
「…」
はい!お通夜ムゥ~ドォ~(再来)
そりゃ緊張するのは分かるけども、こんなにとは…
誰か突破口を開いてくれ…
「美味しいです。この料理」
!?
ありがとう、智佳…
圭太は嬉しくなっちゃうと、ついやっちゃうんだ。
心の中でやってみようよ。行くよ?
ピー(自主規制)
「口にあったようで良かったです…」
母さんは智佳の言葉に安心したような声で答える。
「少しお話してもいいですかね?」
「え?ええ…勿論…」
どうやらお通夜ムードは過ぎ去ったようだ。
良かった良かった。
まあ、みんな内心はズ~ンとしてるだろうけど…
「ごちそうさまでしたぁ」
僕は夕飯を食べ終わった。
「歯磨き、歯磨き…」
僕は洗面所に向かう。
「じゃあ僕も。ごちそうさまでした」
智佳も席を立つ。
「お粗末さまでした…」
母さんは少し緊張がほぐれたようだ。
コミュニケーションを取ったからかな…
言葉って偉大…
~少したって~
「さ、明日に備えて寝よう!智佳はどこで寝る?」
僕は智佳にそう聞く。
「僕は彼氏君の部屋で一緒に寝るから」
!?
イ、イッショニネル?
オデ、ソレ、ワカラナイ…
「いい?」
く~っ!
時期としてはまだ早すぎるが、今のうちに距離を縮めておくのもアリだ…
これは二択っ!
二択なんだっ!
外すな…この二択は…
僕は…一緒に寝る!
圭太!選択!
下心?
な、無いけどぉ…?
「そういうことでいいですかね?」
智佳が母さんに聞く。
「え、ええ…」
母さんは動揺しつつ答える。
「じゃあベッド行こ」
「はいはい」
僕はベッドに向かおうとする。
が…
「あ!風呂!」
そう、風呂を忘れていたのである。
智佳が来て舞い上がってるからか…?
「そ、そうね!入りましょ!」
「じゃあ僕は、彼氏君と…」
「遠慮しておきます」
「何だよ…」
「ちょっと近くない?」
「そんなことない。暖かいだろう?」
「まあ…」
僕のベッドには妹たちが度々入ってくるから…
なんて言えねー…
「じゃあおやすみ…」
ぎゅっ。
「へッ?」
こ、こやつ…一緒に寝るどころか、ハグしてきやがった…
し、しかも、このまま寝るだと…
ありえない…
あぁりえない!
まあ、これも一種の幸せかな…
背中のあたりが何かクンクンされてないか?
智佳は…ワンチャンやりかねねぇな…
本人の意思だし…
許すか。やってたとしても。
じゃあおやすみ…[/明朝体]
言葉が部屋に来て僕に言う。
「はいよ。行こう」
僕はそう返事をする。
「うん」
智佳はさっきまで見ていた棚から目を放し、リビングに向かう。
今日のご飯は…
豚丼か…
結構スタミナはつくけど智佳、食べきれるかな…
そう思いながらも僕はしゃもじで米を茶碗によそう。
「愛沢さんはどれくらい食べれます?」
母さんはそう智佳に聞く。
「結構多めに食べれますよ」
智佳は答える。
「はい…」
~少しして~
「いただきまあす」
僕たち家族は手を合わせ、箸をとる。
智佳もそれに続く。
「いただきます…」
豚丼を口に入れる。
旨!
豚肉に脂がのっているヨ!
いつもよりいいお肉だヨ!コレ!
そしてショウガが効いているヨ!
ああ、ショウガが僕に語り掛けてくる…
「キミノカラダヲゲンキニスルヨ…サア、ボクヲタベテ…」
アンタは国民的ヒーローか…
ありがてぇ…
あれ?
おかしいな…
米が止まらねえ…
味噌汁は…
おっほっほっほww
私の好きな具ランキング上位のなめこさんじゃあ、あぁりませんかぁ…
いんやぁ志さぁん…すぅばらしぃですよぉ…
サラダには…
はい!クゥ~ルゥ~トォ~ン(某青狸ボイス)
これも私の好物ですよ。
はい。旨。
いや、これはいいゾ…
だけれども…
「…」
はい!お通夜ムゥ~ドォ~(再来)
そりゃ緊張するのは分かるけども、こんなにとは…
誰か突破口を開いてくれ…
「美味しいです。この料理」
!?
ありがとう、智佳…
圭太は嬉しくなっちゃうと、ついやっちゃうんだ。
心の中でやってみようよ。行くよ?
ピー(自主規制)
「口にあったようで良かったです…」
母さんは智佳の言葉に安心したような声で答える。
「少しお話してもいいですかね?」
「え?ええ…勿論…」
どうやらお通夜ムードは過ぎ去ったようだ。
良かった良かった。
まあ、みんな内心はズ~ンとしてるだろうけど…
「ごちそうさまでしたぁ」
僕は夕飯を食べ終わった。
「歯磨き、歯磨き…」
僕は洗面所に向かう。
「じゃあ僕も。ごちそうさまでした」
智佳も席を立つ。
「お粗末さまでした…」
母さんは少し緊張がほぐれたようだ。
コミュニケーションを取ったからかな…
言葉って偉大…
~少したって~
「さ、明日に備えて寝よう!智佳はどこで寝る?」
僕は智佳にそう聞く。
「僕は彼氏君の部屋で一緒に寝るから」
!?
イ、イッショニネル?
オデ、ソレ、ワカラナイ…
「いい?」
く~っ!
時期としてはまだ早すぎるが、今のうちに距離を縮めておくのもアリだ…
これは二択っ!
二択なんだっ!
外すな…この二択は…
僕は…一緒に寝る!
圭太!選択!
下心?
な、無いけどぉ…?
「そういうことでいいですかね?」
智佳が母さんに聞く。
「え、ええ…」
母さんは動揺しつつ答える。
「じゃあベッド行こ」
「はいはい」
僕はベッドに向かおうとする。
が…
「あ!風呂!」
そう、風呂を忘れていたのである。
智佳が来て舞い上がってるからか…?
「そ、そうね!入りましょ!」
「じゃあ僕は、彼氏君と…」
「遠慮しておきます」
「何だよ…」
「ちょっと近くない?」
「そんなことない。暖かいだろう?」
「まあ…」
僕のベッドには妹たちが度々入ってくるから…
なんて言えねー…
「じゃあおやすみ…」
ぎゅっ。
「へッ?」
こ、こやつ…一緒に寝るどころか、ハグしてきやがった…
し、しかも、このまま寝るだと…
ありえない…
あぁりえない!
まあ、これも一種の幸せかな…
背中のあたりが何かクンクンされてないか?
智佳は…ワンチャンやりかねねぇな…
本人の意思だし…
許すか。やってたとしても。
じゃあおやすみ…[/明朝体]