- 閲覧前にご確認ください -

この作品は一部過激な表現を含んでいる場合があります。ご覧の際は十分注意してご覧になってください。

文字サイズ変更

一生分の愛

#50


[明朝体]「あ!いたいた!」
僕が満腹のためゆっくりしていると、背後から声がする。
「兄貴~!」
「っ!」
僕は腹を抱え、悶絶する。
「葵、か…」
そう、僕の妹、葵である。
いつものように僕に突撃してきたが、何とタイミングの悪い…
今は満腹でただでさえ苦しいのに…
「あ、兄貴…大丈夫?」
大丈夫じゃない。
僕はそう思いながら葵に首を振る。
「ご、ごめん…」
「彼氏君!大丈夫?!」
智佳が僕に気付き、駆け寄る。
僕は智佳の前に掌を突き出す。
『ちょっと待って』というサインである。
「うん…」
~少しして~
「うん、もう大丈夫…」
僕は地面から起き上がる。
「葵さぁ…」
「ごめん…」
葵が申し訳なさそうに謝る。
「この子は?」
智佳が僕に聞く。
「僕の妹だよ。ほら、前に言ったじゃん。妹二人いるって」
「あぁ…」
智佳は納得したように下を向く。
「兄貴、この人は?」
今度は葵が僕に聞く。
「彼女。前に話した」
僕は簡潔にそう葵に話す。
「…」
葵が黙ってしまった…
まあ、今はその方がいいか。
「兄さん。私もいるよ」
僕の後ろからひょこっと言葉が出てくる。
「ああ、言葉か…」
僕はもうリアクションする気力もない。
昼食をたくさん食べ、葵にタックルされたのだから…当たり前である。
「で、何で来たの?」
僕が二人に聞く。
「いや、応援に」
二人は当然のように答える。
「この後の競技、頑張ってね。兄さん」
「うん!頑張れ!兄貴!」
おお、心強い…
「うん。ありがとう」
僕は二人に頭を下げる。
「二人も頑張りなよ」
「うん!」
「うん…」
そう言うと、二人は自分のスペースに戻っていった。

「さあ、第2競技、総合競争です。本日は時間の都合上、1年生から3年生までの競争を行います。では1年生、自分の場所に移動してください」
「始まったねぇ」
「うん」
僕と智佳は隣同士に座り、さっきからこんな会話をしている。
智佳は半ば僕に寄りかかっている。
僕は全然余裕だ。
重さには慣れているからな…
第2競技、総合競争は時間の都合上、二日に分けて開催される。
だから今日僕たちは見るだけ。
今は疲れてるから助かる…
だとしたら何で妹たちは応援に来たのか…
まあそこはいいや。
総合競争は障害物競走やクイズなどを混ぜた異種競技。
頭も体も使うのでとても楽しいと見る側もやる側も好評だ。
噂にはこれでダービーも行われているそうだ…
「では第一コーススタートです」
早速走るようだ。
ちゃんと見ないとな。
僕はそうして1年生たちに注目した。[/明朝体]

作者メッセージ

どうでしょうか?
投稿が遅れてしまい、申し訳ありません…
文章表現のおかしいところや感想などありましたらコメントで書いてくれると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2025/09/12 12:56

柴T ID:≫ 73uaQYEMLJl4k
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 51

コメント
[11]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL