一生分の愛
[明朝体]
僕たちグループは校庭に出た。
12月とあって流石に寒い。
だが少し動けばこの寒さも感じなくなるだろう。
周りを見渡すが、ちらほらとチームが見えるだけで全然人がいない。
先生たちはビッグイベントとあって全員スタンバっているようだ。
「え~と、僕たちの場所は…」
僕は周りをキョロキョロと見渡す。
「あそこだね」
智佳が屋根の下のスペースを指さす。
「あ、本当だ。行こ行こ」
僕は小走りになってそのスペースに移動する。
「どっこいしょっと」
僕たちは地面に座った。
スペースは結構広い。
上には屋根があり、日差しは遮られている。
地面はブルーシートが敷いてあり、その下には座っていて痛くならないためのマットが敷いてあるので座り心地は中々いい。
広さは僕たちと僕たちの荷物を置いたらピッタリくらい。
最前列なので競技もよく見えるだろう。
「あと何分だ?」
「30分くらいありますね」
5年生が答える。
「30分…待つかぁ…」
「じゃあまた話そうか?」
智佳は僕にそう言ってくる。
「じゃあ…」
僕はそう言って智佳と話を始めた。
「あーっ、あーっ。聞こえてますか~?はい。え~皆さん、すべての準備が終わりましたのでこれから運動会を始めたいと思います。では司会のお二人、どうぞ」
校長先生がそう言って僕と智佳の方を見る。
「あ、行かないと」
僕はそう言って智佳と一緒に朝礼台の上に移動する。
校庭を見まわしてみる。
全クラスが揃うとやっぱりすごい人数だな…
親たちは…?
お、いたいた。
親たちは観戦する時、教室から観戦することになっている。
なぜなら生徒が多すぎるため、校庭で観戦すると競技ができるスペースがなくなってしまうからだ。
少し遠くを見ると母が手を振っている。
「よし」
僕と智佳はマイクの前に移動する。
「せ~の」
「これから市立横浜小学校、運動会を始めます。司会を務めさせていただきます」
「柴田と」
「愛沢です」
「よろしくお願いします」
「皆さん、今回は協力し合い、良い運動会にしましょう」
「では、選手宣誓。夏木さん、小林さん、よろしくお願いします」
僕と智佳はそう言って朝礼台から降りる。
その後に二人の男女が朝礼台に上がる。
「私たちは!今日この日を迎えるまで!仲間と共に!努力を重ねてきました!正々堂々と!最後まで全力でプレイすることを!誓います!」
パチパチパチ
大きな拍手が校庭全体に響く。
「ありがとうございました。では準備運動です。皆さん前に移動してください」
テンテンテテテテテテンテテテーン
そうして準備運動が始まった。[/明朝体]
僕たちグループは校庭に出た。
12月とあって流石に寒い。
だが少し動けばこの寒さも感じなくなるだろう。
周りを見渡すが、ちらほらとチームが見えるだけで全然人がいない。
先生たちはビッグイベントとあって全員スタンバっているようだ。
「え~と、僕たちの場所は…」
僕は周りをキョロキョロと見渡す。
「あそこだね」
智佳が屋根の下のスペースを指さす。
「あ、本当だ。行こ行こ」
僕は小走りになってそのスペースに移動する。
「どっこいしょっと」
僕たちは地面に座った。
スペースは結構広い。
上には屋根があり、日差しは遮られている。
地面はブルーシートが敷いてあり、その下には座っていて痛くならないためのマットが敷いてあるので座り心地は中々いい。
広さは僕たちと僕たちの荷物を置いたらピッタリくらい。
最前列なので競技もよく見えるだろう。
「あと何分だ?」
「30分くらいありますね」
5年生が答える。
「30分…待つかぁ…」
「じゃあまた話そうか?」
智佳は僕にそう言ってくる。
「じゃあ…」
僕はそう言って智佳と話を始めた。
「あーっ、あーっ。聞こえてますか~?はい。え~皆さん、すべての準備が終わりましたのでこれから運動会を始めたいと思います。では司会のお二人、どうぞ」
校長先生がそう言って僕と智佳の方を見る。
「あ、行かないと」
僕はそう言って智佳と一緒に朝礼台の上に移動する。
校庭を見まわしてみる。
全クラスが揃うとやっぱりすごい人数だな…
親たちは…?
お、いたいた。
親たちは観戦する時、教室から観戦することになっている。
なぜなら生徒が多すぎるため、校庭で観戦すると競技ができるスペースがなくなってしまうからだ。
少し遠くを見ると母が手を振っている。
「よし」
僕と智佳はマイクの前に移動する。
「せ~の」
「これから市立横浜小学校、運動会を始めます。司会を務めさせていただきます」
「柴田と」
「愛沢です」
「よろしくお願いします」
「皆さん、今回は協力し合い、良い運動会にしましょう」
「では、選手宣誓。夏木さん、小林さん、よろしくお願いします」
僕と智佳はそう言って朝礼台から降りる。
その後に二人の男女が朝礼台に上がる。
「私たちは!今日この日を迎えるまで!仲間と共に!努力を重ねてきました!正々堂々と!最後まで全力でプレイすることを!誓います!」
パチパチパチ
大きな拍手が校庭全体に響く。
「ありがとうございました。では準備運動です。皆さん前に移動してください」
テンテンテテテテテテンテテテーン
そうして準備運動が始まった。[/明朝体]