一生分の愛
[明朝体]「次、鈴木~」
先生が僕の事を呼ぶ。
「行ってくる」
僕は智佳にそう言い、くじが入っている箱に向かう。
智佳の席は真ん中の列の一番後ろ。
くじ番号で言うと18番。
つまり僕が引くべきくじの番号は24番。
先生、先生が言ったこと、信じますよ…
ざわざわ…ざわ…ざわざわ…
先生が言うにはくじの箱の側面についているくじを引けばいいらしいが…
あの先生の事だ…多分だが言っていることは本当…
だがここで注意すべきはくじが誰かに取られている可能性っ!
いくらくじを仕込んでいようと取られていたら意味はない…
ああもう!考えるだけ無駄だっ!
ゴソゴソ…
先生の言ってたくじってのはこれだな?
先生の言う通りシールみたいのがついている。
先生がこちらを見ている。
僕はそんな先生を見て軽くうなずく。
僕はくじを引く。
僕は引いたくじを見る。
[太字]否…
その番号、24番!
圧倒的喜び…![/太字]
「うおおおお!」
僕は思わず叫ぶ。
先生が僕に笑顔を向ける。
僕は涙が出そうになりながらも先生に笑顔を向け返す。
「どうだった?」
智佳が緊張した顔で僕に聞く。
僕は何も言わず持っていたくじを智佳に見せる。
それを見た瞬間智佳は安心して緊張していた顔が崩れる。
ガバッ!
智佳が僕に抱き着いてくる。
僕は咄嗟の事に驚きを隠せない。
「良かった…」
智佳が僕に抱き着きながら言う。
僕もそんな智佳を抱き着き返す。
しばらく僕と智佳は抱きしめあう。
「ちょ、長くない?」
僕が智佳に囁く。
「いいじゃない。恋人なんだから」
智佳が嬉しそうな声で僕に囁き返す。
「いつまでやってんだ~。席に着け~」
先生が笑いながら言う。
僕と智佳は席に着く。
その瞬間クラス中が囁き声でいっぱいになる。
やっちゃった…
これあと1か月は話のネタにされるぞ…
智佳がこっちを見つめてくる。
「何?どうしたの?」
僕が聞く。
「彼氏君が隣の席なんて夢みたいだなって思っちゃって」
智佳はそう言って僕に微笑む。
「そう?僕もだよ」
そう言った僕は智佳に微笑み返した。[/明朝体]
先生が僕の事を呼ぶ。
「行ってくる」
僕は智佳にそう言い、くじが入っている箱に向かう。
智佳の席は真ん中の列の一番後ろ。
くじ番号で言うと18番。
つまり僕が引くべきくじの番号は24番。
先生、先生が言ったこと、信じますよ…
ざわざわ…ざわ…ざわざわ…
先生が言うにはくじの箱の側面についているくじを引けばいいらしいが…
あの先生の事だ…多分だが言っていることは本当…
だがここで注意すべきはくじが誰かに取られている可能性っ!
いくらくじを仕込んでいようと取られていたら意味はない…
ああもう!考えるだけ無駄だっ!
ゴソゴソ…
先生の言ってたくじってのはこれだな?
先生の言う通りシールみたいのがついている。
先生がこちらを見ている。
僕はそんな先生を見て軽くうなずく。
僕はくじを引く。
僕は引いたくじを見る。
[太字]否…
その番号、24番!
圧倒的喜び…![/太字]
「うおおおお!」
僕は思わず叫ぶ。
先生が僕に笑顔を向ける。
僕は涙が出そうになりながらも先生に笑顔を向け返す。
「どうだった?」
智佳が緊張した顔で僕に聞く。
僕は何も言わず持っていたくじを智佳に見せる。
それを見た瞬間智佳は安心して緊張していた顔が崩れる。
ガバッ!
智佳が僕に抱き着いてくる。
僕は咄嗟の事に驚きを隠せない。
「良かった…」
智佳が僕に抱き着きながら言う。
僕もそんな智佳を抱き着き返す。
しばらく僕と智佳は抱きしめあう。
「ちょ、長くない?」
僕が智佳に囁く。
「いいじゃない。恋人なんだから」
智佳が嬉しそうな声で僕に囁き返す。
「いつまでやってんだ~。席に着け~」
先生が笑いながら言う。
僕と智佳は席に着く。
その瞬間クラス中が囁き声でいっぱいになる。
やっちゃった…
これあと1か月は話のネタにされるぞ…
智佳がこっちを見つめてくる。
「何?どうしたの?」
僕が聞く。
「彼氏君が隣の席なんて夢みたいだなって思っちゃって」
智佳はそう言って僕に微笑む。
「そう?僕もだよ」
そう言った僕は智佳に微笑み返した。[/明朝体]